妊活助成金 超入門!
妊活している人に対して助成金が出るって知ってますか?
妊活ってお金がかかります。
そこに対して、都道府県や市町村が援助をしてくれる妊活助成金の制度があるのです。
これは、利用しない手はないですよね。
ただ、妊活している人が全員もらえるというわけではありません。
この記事では、助成金がどんな場合にもらえるのか?について
入門編的なこと
を紹介していきたいと思います。
妊活助成金は、どこでもらえるの?
妊活助成金をもらえるところは、2か所あります。
ひとつは、在住の都道府県。
東京都に住んでいたら東京都庁、奈良県に住んでいたら奈良県庁に問い合わせをすることになります。
もう一つは、在住の区市町村です。
東京都港区に住んでいたら港区役所、大阪府箕面市に住んでいたら、箕面市役所に問い合わせをすることになります。
ただし、在住の区市町村によっては、妊活助成金の制度を設けていないところがあります。
在住の区市町村の助成金制度について調べたい人は次をクリックして下さい。
妊活助成金は、どんな時、いくらもらえるの?
不妊治療を受けていないと、妊活助成金はもらえない
妊活助成金と言っても、妊活中の全ての人に助成金を出してもらえるわけではありません。
助成金をもらえるのは、病院で不妊治療を受けている場合です。
「妊活中でサプリを買いました」とか「妊娠するためにヨガに通いました」とか言ったケースでは、助成金は出ません。
初回検査やタイミング法の時には、妊活助成金がもらえないことが多い
不妊治療の最初の段階で、検査を受けたり、タイミング法を行っているケースでは妊活助成金は、ほとんどのケースでもらえません。
一部の市町村で、助成金を出してくれるところがあるのですが、とても珍しいケースです。
金額は市町村によって変わりますが、年間数万円くらいです。
都道府県から助成金を出してもらえることはありません。
人工授精では、助成金がもらえるケースが増えてきている
不妊治療では、タイミング法の次に人工授精に進みますね。
人工授精の段階になると、助成金を出してくれる市町村が少数あります。
都道府県で、人工授精に助成金を出してくれるところは、愛知県・静岡県などごくわずかです。
もらえる金額は、都道府県でも市町村でも、年間数万円が多いです。
体外受精・顕微受精なら、基本的に助成金はもらえる
不妊治療で体外受精を行ったり、さらに進んで顕微受精を行ったりする場合は、都道府県からの助成金が出ます。
もらえる金額は、1回の不妊治療について15万円が基本で、治療状況によって7万5千円になります。
※都道府県によっては、これよりも若干多い金額を助成するところがあります。
市町村でも助成金を出してくれるところが多くなります。
この場合の助成金額は、市町村によって開きがあって、数万~20万くらいです。
男性不妊のケースでは助成金は出るの?
不妊治療を受けていて、不妊の原因が男性にある場合に「男性不妊」という言葉が使われます。
男性不妊の場合でも助成金が出る市町村が、少数ですがあります。
また、都道府県でも、大分県のように男性不妊治療に助成金を出すところもあります。
男性不妊への助成金制度は、年によっては変わることがありますので、在住の市町村には、マメに確認をしておくのがベターです。
妊活助成金は誰でももらえるの?
妊活助成金には、収入制限があります
基本的に、妊活助成金には収入制限があります。
都道府県からもらえる妊活助成金の場合、夫婦の年収の合計が730万円未満であることが条件です。
市町村からもらえる助成金の場合は、収入制限があるケースと無いケースがあります。
市町村によって変わってくるので、詳細は問い合わせないとわかりません。
妊活助成金には、平成28年度から年齢制限が出来ました

都道府県からもらえる妊活助成金については、平成28年度からは、43歳以上の人は助成金がもらえなくなりました。
一方、市町村からもらえる助成金は、年齢制限の設定が自治体によって変わります。
そのため、在住の市町村に問い合わせないとなりません。
法律上結婚していないともらえません
妊活助成金は、法律上の婚姻関係が無いと、もらうことが出来ません。
いわゆる「事実婚」の場合は申請が出来ないのです。
逆に、別居中であっても、妊活助成金はもらえます。
ただし、夫婦のうち、収入が多い方が住んでいる都道府県からもらうようになります。
セックスレスでも妊活助成金はもらえます
セックスレスでも、不妊治療を受けていて、医師が「不妊治療によってしか妊娠が難しい」と判断すれば、妊活助成金をもらうことができます。
セックスレスでも子供が欲しいカップルは相当数います。
人工授精や体外受精によって子供を授かりたいと言うケースでは、助成金を活用できます。
どこで治療しても、妊活助成金はもらえるの?
指定医療機関で治療を受けないとならない

妊活助成金がもらえるのは、決められた病院で治療を受けた場合だけです。
これを「指定医療機関」と言って、都道府県や市町村が指定した医療機関で治療をしないとならないのです。
とは言っても、別に特殊な病院が指定されているわけでもなく、選択肢は広いです。
漢方などで不妊治療を受ける場合は注意
不妊治療を漢方医で受けている人もいると思います。
ただ、残念ながら、漢方医で治療を受けるケースについては、妊活助成金が出ません。
なぜなら、指定医療機関に入っていないからです。
妊活助成金は、あくまでも西洋医学の病院で不妊治療を受けた場合だけに適用されているのが現状です。
妊活助成金について、さらに詳しく知りたい人へ
ここまでで、妊活助成金のザックリとした説明は終わりです。
都道府県からもらえる妊活助成金の制度について、さらに詳しく知りたい人は、次の記事を読んで下さい。
また、住んでいる市町村からもらえる妊活助成金について、詳しく知りたい人は、下の都道府県名をクリックして下さい。
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