群馬県の市町村独自の不妊治療助成制度

群馬県の不妊治療助成金制度を調べてみました。

他の都道府県と同じく、国が定めて群馬県が実施している「不妊に悩む方への特定治療支援事業」と、市町村独自で行っている不妊治療助成制度の両方があります。所得制限に引っかからなければ、どちらの助成金も交付してもらえる場合が多いので、不妊治療を受けることを決めたら、どちらにも問い合わせて詳しいことを聞いておいた方が良いです。

ただし、前橋市と高崎市の２市だけは、国が定めた「不妊に悩む方への特定治療支援事業」の実施も行っているので、両市に在住の人は、市の方で国が定めた助成金と市町村独自の助成金の両方の問い合わせをして下さい。

群馬県が市町村ごとに実施している不妊治療助成制度について

群馬県には全部で35市町村あって、そのうち、なんと全ての市町村で、市町村独自の不妊治療助成制度を実施しています。これは、全国的に見てもめずらしく、県をあげて不妊治療に取り組んでいる感じがして、素晴らしいです。

さて、細かく見ていくと、特徴的なのは給付対象となる金額。データ不明な市町村を除き、ほぼすべてが「自己負担分から県の助成金を引いた金額に1/2をかけた金額」が限度額になっていること。ここは、どうも県として一律になっているようです。また、金額的には、1年で10万円を限度にして、それを3年度分、または5年度分という交付の仕方をしているところが圧倒的に多いです。

それと、特定不妊治療（体外受精・顕微受精）以外の一般不妊治療に助成金を出している自治体がいくつかあるのも特色。太田市、館林市、渋川市、明和町がそれにあたります。特に明和町は、特定不妊治療では1回当たりの限度額を15万円、一般不妊治療でも10万円までを限度に助成してくれる上、1年度に1回ながら、助成期間に制限を設けないという制度になっている。

群馬県の市町村ごとの不妊治療助成制度の一覧

平成26年度の群馬県の区市町村ごとに実施している自治体の不妊治療助成金制度は以下の通りです。また、いずれの金額も、治療費から都道府県に申請した金額を差し引いた金額が、助成の対象になります。なお、下表では、特に注釈が無い限り、「自己負担分から県の助成金を引いた金額に1/2をかけた金額」の範囲での女性となっています。

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