和歌山県の不妊治療助成制度について

和歌山県の不妊治療助成制度には、他の都道府県とはちょっと変わったところがあります。それは、
県全体として、一般不妊治療と不育症の助成制度に取り組んでいる
と言うこと。助成金額は、まだ十分とは言えないものの、県全体として先進的な取り組みをしている部分だと思います。

和歌山県在住の人が受け取れる不妊治療の助成金は?

和歌山県に住んでいる人が申請できる不妊治療に対する助成金には、
  • 国が定めて県が実施している「特定不妊治療費助成」
  • 和歌山県が定めて、各市町村が実施している「一般不妊治療費助成」
  • 市町村独自の不妊治療への助成制度

の3つがあります。

和歌山県が実施する「特定不妊治療費助成」

県が実施する特定不妊治療費助成は、不妊治療の中でも体外受精と顕微受精に関しての助成金です。タイミング法や人工授精段階での一般不妊治療は、助成対象になりません。

この特定不妊治療費助成は、都道府県によっては、若干の上乗せをして助成するところもありますが、和歌山県は、国が定めたものをそのまま実施しています。窓口は和歌山県になりますが、和歌山市に在住の場合は、和歌山市へ申請をしてください。(和歌山市は、「特定不妊治療助成」の実施主体になっているため。)





市町村が実施している「一般不妊治療費助成」

和歌山県では、県全体として、一般不妊治療でかかった費用に対して助成制度を設けています。実施・窓口は各市町村になっています。

内容としては、
1年度につき3万円を限度に、連続する2年間
助成をしてくれるというもの。

※市町村によっては、上乗せをしているところもあります。

体外受精と顕微受精を除く不妊治療であれば、保険適用になるものも、保険適用にならないものも、治療に関わる検査に関しても、全て対象になります。

また、原則として、夫婦の前年度所得の合計が730万円未満という所得制限がつくのですが、市町村によっては所得制限がないところがあるので、在住の市町村に問い合わせてみて下さい。

また、和歌山県の助成制度の特色として、不育症も助成対象にしています。不育症と言うのは、妊娠しても中々出産に至らない症状を言います。

この不育症については、不妊治療以上にまだまだ認知度が低いため、悩んでいる人がいても、声なき声になっているケースが多いと思います。こういった部分にもしっかりと手を差し伸べている行政というのは、素晴らしいと思います。

市町村独自の不妊治療への助成制度

和歌山県の場合、県が一律で決めている一般不妊治療への助成制度があるため、市町村独自に定めている不妊治療助成制度は少ないですね。

特に、特定不妊治療(体外受精・顕微受精)に対する助成制度を定めている市町村は紀の川市とみなべ町だけで、この点では、他の都道府県と比べて、助成制度が手薄に見えてしまいます。

以下の表は、独自の不妊治療助成制度がある市町村、および県が定める一般不妊治療費助成に上乗せをしている市町村になります。平成26年度に初めて申請をした場合についてのデータなので、それ以外のケースは各市町村に確認してください。

自治体 助成金(限度額) 利用可能回数
田辺市 一般不妊治療 50,000円/年 2年間
新宮市 一般不妊治療 50,000円/年 2年間
紀の川市 特定不妊治療
 ステージA,B,D,Eは50,000/回
 ステージC,Fは25,000円/回
40歳未満:年間で最大6回(通算6回)
40歳以上:初年度3回、2年度目2回
一般不妊治療 50,000円/年
美浜市 一般不妊治療 100,000円/年
連続する3年間で200,000円
連続する3年間
日高町 一般不妊治療 200,000円/年 2年間
みなべ町 特定不妊治療 100,000円/年 通算2年間

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