男性の更年期障害|妊活中で夫が40代ならケアが必要!
男性の更年期障害って知ってますか?一般的に、女性の更年期障害って言うのは認知されてますけれど、実は男性にも更年期障害って言うのがあります。男性の更年期障害は40代から始まると言われていて、精子の劣化やセックスレスにつながってしまう症状です。夫が40代であれば、妊活中の夫婦はケアが必要です。
男性更年期の気づき方|夫が40代なら、こんな症状は無いですか?
妊活中に、夫がセックスに協力的でない場合、それが男性の更年期障害が原因になっていると、「頑張ればどうにかなる」というものとはちょっと違ってきます。ホルモンバランスが急激に崩れてくるので、夫自身も体の変化に対応できずに悩んでいるはず。妻がしっかりと寄り添っていくことが必要になります。
では、夫の「男性の更年期障害」を心配した方が良いのはどんな時でしょうか?以下にあげている内容が当てはまっている場合は、夫婦で話し合ってから、医師の診断を仰いだ方が良いかもしれません。
・しばらくの間、ずっと朝立ちしなくなっている
・お腹が出て乳房が膨らんできた
・お尻が小さくなって、足が細くなっている
・強い疲労感を持つことが多く、疲労感が抜けない
・仕事が不調で、集中力・記憶力が無くなったり、ミスが多くなったりしている
・イライラしがちで、些細なことでも怒りっぽくなっている
・良く眠れない、昼間に居眠りすることが多くなった
・中折れが多くなる
※中折れ:セックス中に勃起が持続せず、射精出来ていないこと
男性が更年期障害になると妊活にどんな影響が出るのか
上にあげた症状があれば、即、男性の更年期障害というわけではないのですが、もし、仮に男性の更年期障害だとしたら、妊活には大きな影響が出てしまします。
男性の更年期障害は、男性ホルモンの急激な減少が原因なので、生殖能力の色々な部分に影響します。
まず性欲がなくなります。タイミングを取ろうと思っても、この状況でセックスが義務になるのは、男性にとってはとても辛いことになります。また、勃起力が弱くなっていきます。完全にEDというわけではないものの、セックスの間、勃起力が持続しない、いわゆる「中折れ」が頻繁になります。
こういった状況下で、夫にタイミングを強制してしまったり、セックスが出来ないことで夫を責めたりすると、EDになったりセックスレスになってしまったりします。また、最悪なのは、夫婦関係そのものが悪くなってしまうことです。妊活中が原因の離婚というのも数多くあるので、注意して下さいね。
また、造精機能が弱くなるため、精子の質に影響します。そうなると、当然ながら妊娠できる可能性が落ちてしまいます。
なぜ、男性が更年期障害になってしまうのか?
男性が更年期障害になってしまう原因は、
急激な男性ホルモンの減少
です。
そもそも、男性ホルモンは、年齢とともに減少するものです。ですから、普通に減少していく分には問題ないのですが、40代になると、男性ホルモンが急激に減少してしまうことがあるんです。そうなると体のホルモンバランスが崩れて、体のあちらこちらに不調を訴えるようになるわけです。これが、男性が更年期障害になってしまう原因です。
では、どうして、男性ホルモンが急激に減少してしまうのか?
その理由の多くは「ストレス」にあるのですが・・・これについては、妊活中のセックスレス・EDは、男性更年期障害もケアに詳しく書いてあるので、良かったら読んでみて下さい。
男性の更年期障害は、どうやったら克服できるのか?
そもそも、男性の更年期障害かどうかは、医師に診断してもらわないとわかりません。
ただ、仮に医師に診断してもらったとしても、
男性ホルモンが不足しているから、男性ホルモンを注入(「ホルモン補充療法」と言う)すればよい
というわけにはいかないようです。
堀江重郎著「ホルモン力が人生を変える」によれば・・・
体外からテストステロン(男性ホルモン)を補充すると、大脳は、「体内ににテストステロンが十分にあると判断」します。テストステロンは精巣で産出されているのですが、大脳は、精巣に男性ホルモンの産出を休ませるように指示してしまうんです。そのため、精子を作る力が弱くなってしまうので、男性不妊の原因になってしまうというわけです。
そこで、男性ホルモンを増やす努力を、出来るだけ自分でもやらないとならないわけです。
では、どんな努力をしたら良いのでしょうか?
男性ホルモンを増やすには、まずは運動をして筋肉をつけることが大切。なぜなら、運動をして筋肉を付けることで、男性ホルモンが増えることがわかっているからです。運動と男性ホルモンの増加については男性ホルモンを増やすには、筋肉増強と運動が大切に書いています。
そして、運動を支えるのが食事ですね。男性ホルモンを増やして、筋肉量を増やすにはどんな食材を使っていくのが良いのか?「妊活のために」という観点も含めて、男性ホルモンを増やすための食材については、男性ホルモンを増やす食事とは?で紹介しています。
それと、運動して良い食事を摂ったら、せっかく男性ホルモンを増やしたのを無にしないように、睡眠とストレスには十分注意を払ってください。そのためには、何をすべきなのか?「男性の更年期障害を乗り切るためにストレスを軽減する方法」に書いています。