男性の更年期障害を乗り切るためにストレスを軽減する方法
男性更年期障害の原因は、男性ホルモンの減少です。でも、男性ホルモンが減少してしまうのは、ストレスが原因なわけです。そこで、この記事では、男性の更年期障害を乗り切るために、ストレスを軽減する方法を紹介していきます。
ストレスを軽減するには、まずは入浴と睡眠から
女性の妊活と同じなのですが、やはりストレス軽減の基本は、入浴と睡眠です。
男性の更年期障害を防止するためには、ストレスをためないのが一番なのですが・・・こればかりは、実社会で生きていく上ではどうにもなりません。むしろ1日の中で、もしくは1週間の中ででも構わないんですが、どこかでリラックスできる時間を持つことが大事ですよね。
その中でも基本になるのが、入浴と睡眠です。
ストレス軽減の入浴は、38~40℃のお湯にのんびりつかるのが大切
1日の終わりに、のんびり入浴してストレスを軽減することはとても大切です。入浴の仕方で、睡眠の質が影響されます。
38~40℃のお湯にのんびりつかることで、副交感神経を優位にして、体をお休みモードにします。41℃以上の熱いお湯だと、交感神経が優位になって、神経が高ぶってしまいます。そうなると、寝つきが悪くなります。また、血管が収縮することで、体の内部まで熱が伝わらず、体が温まりません。
体を温めて、交感神経を休めることが睡眠の質を確保するので、入浴はシャワーで済ませず、ぬるめのお湯にのんびり入ることが大切です。
※妊活中の入浴方法については、「冷え取りの入浴法|温度が高すぎると妊活にはマイナス!」に詳しく書いています。
睡眠の質を上げて、ストレスを軽減する
睡眠の質を上げることで、夜は交感神経をしっかりと休ませて上げて下さい。男性の更年期障害の原因となるストレスを摂るには、この睡眠がとても大切。ここで、交感神経をしっかりと休ませないとストレスはとれません。
そのためには、まず、部屋の電気はすべて消しましょう。豆球など薄明りを付けて寝るのは良くないようです。部屋が明るいと、メラトニンというホルモンの分泌が減ってしまい、その結果、睡眠の質が落ちてしまうんです。
また、休日でも早く寝て、普段通り起きるという習慣は大切なようですね。睡眠のリズムがくるってしまうと、それが体へのストレスとなってしまいます。寝酒も良くありません。寝酒を飲むと、眠り始めて数時間の睡眠は深くなるのですが、その後が睡眠の質が落ちてしまうようです。
※睡眠の質とストレスについては「妊活中は【睡眠の質】が大切!精子・卵子の質にも影響」に詳しく書いています。
ストレス軽減のため、抗酸化作用のあるサプリを服用
入浴と睡眠に気を付けたとしても、それでもストレスがかかることもあるでしょうし、あまりにも過剰なストレスがかかると、そもそも入浴・睡眠といった気分になれないこともあります。
そこで、上手に利用したいのが、抗酸化作用があるサプリです。ストレスが男性ホルモンの減少につながる一つの理由が、体の酸化です。この体の酸化を防ぐ働きをを「抗酸化作用」というのですが、抗酸化作用を特に強く持っている成分が、
ビタミンCとビタミンE
です。どちらもドラッグストアなどで安く入手できるものですし、昔から、抗酸化作用のあるサプリメントとしては、絶対の効果があるものなので、是非試してみて下さい。ただ、ビタミンEは摂りすぎると、体に良くないことがあるので、まずはビタミンCからがお勧めです。
また、亜鉛にも抗酸化作用があります。亜鉛は「セックスミネラル」と呼ばれている成分で、男性ホルモンの増加にも必要ですから、男性の更年期障害の克服には、とても重要になりますね。
※亜鉛についての詳細は「亜鉛は妊活に不可欠」に書いてあります。
禁煙して、体の酸化ストレスを取り除く
喫煙者にはつらい話ですが、喫煙は、体に酸化ストレスをかけています。血流も悪くなる上、男性の生殖機能を減退させてしまいます。詳しくは「妊活中は男性も禁煙!男性不妊・精子の老化・妻への影響も深刻」に書いていますので、良かったら読んでみて下さい。