【睡眠の質】は精子・卵子の質に影響するんです!

妊活で、睡眠の質を上げる」ということは、とても大切な事になります。
ただ、ここで言う睡眠というのは、「睡眠時間を増やそう!」っていうことではありません。

もちろん、日ごろ睡眠不足な人は、しっかりと睡眠時間をとるに越したことはないのですが・・・

大人の睡眠時間は、6~7時間あれば十分で、それ以上睡眠時間を長くしても意味はないようですね。
むしろ、寝床で過ごす時間が長くなると、中途覚醒(途中で目が覚めること)が多くなり、眠りの質は悪くなるようです。

さて、ではなぜ、妊活をする上で睡眠が大切なんでしょうか?

一つは自律神経のバランスを整えるため、もう一つは、ホルモンバランスを整えるために必要になります。

睡眠は自律神経のバランスを整え、体の酸化を防ぐ

夜更かし・夜型生活が自律神経のバランスを崩す

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。

交感神経は体をアクティイブに動かすために、副交感神経は体を休ませるために働きます。

睡眠をとることで、昼間活発に働いていた交感神経を休ませることができるわけです。

ところが、夜更かしや夜型生活が続いてしまうと、本来、交感神経から副交感神経に切り替わる夜間に起きていることになるので、自律神経のバランスを崩してしまうわけです。

夜更かし・夜型生活は、精子や卵子の質を落とす!?

Workplace at night睡眠時にリラックスして、脳と体を休めることが出来ないと、人間の体は、ストレスで活性酸素を作り出してしまうことになります。

そうなれば、酸化ストレスによって、体の各所が錆びてしまいますね。

精子・卵子もこの「活性酸素」の攻撃を受けますから、質がどんどん悪くなっていってしまいます。





部屋の電気を付けたまま寝ると、精子と卵子に悪影響!?

メラトニンが精子・卵子を酸化ストレスから守ってくれる

さて、私たちが眠くなる時には、脳から「メラトニン」というホルモンが分泌されて睡眠が促されます。

このメラトニンは、卵巣にも大量に含まれ、卵子を酸化ストレスから守ったり、傷を治したり/span>しています。
また、精子の質が劣化するのを防ぐ働きもあります。

夜寝る時に電気をつけっぱなしにすると、メラトニンが減る

ところが、夜寝る時に電気をつけっぱなしてしまい、就寝時に部屋が明るいと、メラトニンの分泌が減って睡眠の質が落ちてしまうんだそうです。

メラトニンは加齢とともに分泌量がどんどん減っていくホルモンなのでここは大切にしたいですね。また、夜型生活、睡眠リズムの崩れが続いてもメラトニンの分泌が減少します。

成長ホルモンには、深く眠ることが大切。時間帯は関係なし!

成長ホルモンが卵子の傷を修復する

最近、肌荒れ防止などスキンケアの方面でよく出てくる「成長ホルモン」も、実は妊活にとっては大切なもの。

なぜなら、成長ホルモンは卵子の傷の修復を行ってくれるからです。

良質な睡眠を取れば、成長ホルモンの分泌は安定する

fotolia_89269365_xs成長ホルモンは、良質な睡眠がとれていれば、分泌が安定するものみたいですね。

午後10時に成長ホルモンが大量に分泌されるので、女性は、「お肌のゴールデンタイム 午後10時」に寝ないと!みたいなことが良く言われていますが、内山真「睡眠のはなし」によれば、これはあまり関係ないみたいですね。

確かに成長ホルモンについて、

  • 女性は、午後10時ころになると成長ホルモンの分泌が高まる
  • 男性は眠れば成長ホルモンの分泌が高まる

といった性質はあるようです。

でも、眠る時間帯には一切関係がないらしく、男女ともに、深く眠りさえすれば、分泌される成長ホルモンの量は増えるのだそうです。

睡眠不足は太りやすくなる!?

肥満は不妊原因になる

睡眠不足と肥満の関係と言うのも、妊活にとっては見過ごせない話です。

妊活中は肥満、痩せすぎ、ダイエットに注意」にも書いたように、体重コントロールは妊活中はとても大切。

特に肥満は、女性にとっては排卵に影響が出ますし、男性の場合はEDの原因になったりすることもあります。

睡眠不足で肥満になりやすくなる理由

さて、その肥満と睡眠不足の関係について・・・シカゴ大学の研究チームの発表によれば、

睡眠不足になると、人間の体は食欲増強ホルモンである「グレリン」の分泌をを増やします。
簡単に言うと、寝不足になることで、食欲が旺盛になるってことですね。

さらに、満腹ホルモンである「レプチン」の分泌を低下させてしまいます。
ということは・・・満腹感を得にくくなるわけです。

体重コントロールという観点からすれば、こんな恐ろしいことはありません。

このあたりの話は、先日、日本経済新聞なんかにも特集されていたので、最近、旬な話題になってきているのかもしれませんね。

よく眠るためにはどうしたら良いか?

睡眠不足の原因で一番大きい意のは、ストレス

couple-hamster7睡眠については、まだ解明されていないことがたくさんあるようですが、睡眠不足の原因として一番大きいのは、精神的なストレスのようですね。

「ストレスを取り除くために睡眠をとらないと」って言ってきたのに、「睡眠するためにストレスをためないように!」なんて言うと、原因と結果が逆になってしまいますが・・・睡眠とストレスがお互いに深く関わっていることだけは確かなようですね。

結局のところ、自律神経の「交感神経」が働きすぎてしまうことで睡眠障害になるということが最も多いパターンのようなので、まずは気持ちをリラックスさせるしかないようです。

ストレスを緩和するために、お風呂を利用する

すぐ出来ることとしては、「38~40度の風呂にゆっくりと入って、体温を上げてから寝る」というのが理想的です。

体温が上がると、体は眠りに入りやすくなります。

また、ぬるめのお湯にゆっくりとつかることで、体の芯から温まる上、副交感神経が働くようになって、体がリラックスモードに入ります。





寝酒は睡眠の質を悪くする!妊活中はやめた方がベター

寝る前にお酒を飲むことで、ぐっすり眠ろう・・・という方法がありますが、厚生労働省の資料によると、これはやめた方が良いようです。
寝酒は睡眠の質を落とすことが明確にわかっているようですね。

理由としては、「中途覚醒(夜中に目が覚めること)が多くなる」ということみたいです。

確かに、寝る前にお酒を飲むことで、一時的に深い眠りにつくそうです。

でも、脳活動を抑える効果が2~3時間で消滅してしまい、その反動で、後半の睡眠が浅くなるんだそうです。

また、喉の奥に舌が落ち込んで、空気が通りにくくなり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因になりかねないそうなので、やめた方が良いようですね。

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