亜鉛は男性の性欲減退を防止!さらに胎児にも影響

妊活をしていく上で、亜鉛の存在はかなり大切なものになります。
亜鉛と言えば精力剤のイメージが強いと思いますが、けっしてそれだけではなく、妊娠そのものにかなり大きな影響をもたらすミネラルなんです。

亜鉛が不足するとどうなるのか?

妊活・妊娠に限らず、亜鉛が不足すると、次のような状態になると言われています。
・味覚が鈍くなる
・肌荒れする
・脱毛が起こる
・アトピーの症状が出る
・生殖能力が衰える
・胎児の発育が悪くなる

ところが、日本人は、一般的に亜鉛不足になっている人が多いようですね。

妊活中の男性にと亜鉛の切ってもきれない関係

亜鉛と男性の性欲について

亜鉛が不足すると性欲が減退します
妊活中にするべき最も基本的なことがセックスですから、性欲減退は、妊活するにあっては何とかしないとならない問題です。
実際、日本人夫婦のセックスの回数は、海外に比べて非常に少なく、妊活していくための障害となっています。

亜鉛を摂取することで男性の性欲が増しますから、セックスの回数が単純に増え、妊娠率が上昇します。
妊活の基本中の基本を支えてくれます。

亜鉛がテストステロンに与える影響とEDのお話

では何故、亜鉛が不足すると性欲減退するのでしょうか?
それは、亜鉛と男性ホルモンの関係が重要な意味を持っているからなんです。

亜鉛は、男性ホルモンのテストステロンの生成に必要な栄養素です。

テストステロンには、様々な生理作用があり、性機能や精子形成への影響があることが多くの論文で発表されています。

その為、テストステロンが少ないと、男性ホルモンの働きが弱まり、ED(勃起不完全・インポテンツ)など、前立腺障害がおこってしまう事がわかっています。

亜鉛と精子の質について

精子の奇形や直進率など、亜鉛不足は男性にとって重要な問題になります。

不妊治療専門の病院などでは、テストステロンの数値を調べることがあります。
これはテストステロンが、精子形成調整因子で、精子の質や運動量にも影響があるからなんです。

そして、亜鉛には活性酸素を除去する抗酸化作用もあると言われています。
活性酸素は体を酸化させますから、亜鉛不足は、精子の劣化につながる可能性があります。





亜鉛は女性にとっても妊活に必要な栄養素

亜鉛が子宮に与える影響

また、女性にとっても亜鉛は摂取すべきミネラルなんです。

亜鉛には、子宮の状態を整えたり、粘膜を形成する働きがあるので、女性の妊娠力に影響があります。

亜鉛と女性ホルモンバランス

亜鉛は、黄体形成ホルモン(LH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)の働きを助けています。
これらの女性ホルモンの働きが悪いとプロゲステロン(黄体ホルモン)やエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が減ってしまいます。

すると、基礎体温が乱れ、月経不順になってしまったり、無排卵月経になってしまいます。
基礎体温が乱れると、子宮内膜を厚くすることが出来ません。

排卵がスムーズに行われ、妊娠しやすい身体を作るには、亜鉛は女性にとっても大事な栄養素なんですね。

亜鉛不足とイライラの関係

亜鉛が不足すると、精神症状にも影響が出てきます。
ささいなことでイライラしてしまう、、、それはもしかしたら亜鉛不足なのかもしれません。

亜鉛は神経伝達物質の調節していますので、亜鉛不足は情緒不安定や行動異常の原因になることがあります。

亜鉛不足は心身に不調をもたらしてしまう可能性があるんですね。

亜鉛が胎児に与える影響

亜鉛には、もう一つ、とても大切な役割があって、胎児の細胞分裂を助ける役割があるんです。

胎児は、体を作るために28週目から成長のための亜鉛を大量に必要としています。
でも、もし亜鉛が不足したりすると、赤ちゃんが低体重・低身長で生まれるリスクが出ててしまいます。
また、亜鉛は免疫力の維持に役立つほか、皮膚の形成にも影響していて、不足すると、乳児湿疹やアトピーの原因にもなります。

また、母体の亜鉛が不足することで、生まれてくる赤ちゃんが味覚障害になる可能性もあります。

生まれたばかりの赤ちゃんと亜鉛の関係

生まれたばかりの赤ちゃんが飲む母乳(初乳)には、大量の亜鉛が含まれています。
そして、その亜鉛が赤ちゃんの免疫を作ることになるんです。

初乳に含まれる亜鉛には皮膚を守る働きもあるため、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎を防ぐ働きもあります。

亜鉛の推奨摂取量

厚生労働省からは、亜鉛の推奨摂取量が、以下のように定められています。
成人男性・・・9mg/日
成人女性 ・・・7mg/日
※ただし、妊婦は+1mg、授乳中であれば+3mgの増加が推奨されています。

なお、亜鉛が多く含まれる食品には、牡蠣、鶏レバー、牛肉、豚肉、サバ、サケ、アサリなどがあります。

亜鉛の吸収率と摂取の工夫

亜鉛は体内吸収率がとても低く、わずか3割しか吸収されません。
せっかく亜鉛が多く含まれる食品を食べても、汗などで体外に排出されてしまうんです。

では、亜鉛を効率よく吸収するにはどうしたら良いのでしょうか?

亜鉛の吸収率を高めるには、ビタミンCやクエン酸、動物性タンパク質と一緒に摂るのがオススメで、これらを同時に摂取することで、吸収率が高まることがわかっています。
牡蠣にレモンをかけて食べるというのは、亜鉛の吸収に非常に効率が良いというわけですね。

亜鉛の過剰摂取をするとどうなる?

亜鉛は不足してもいけませんが、過剰摂取も注意が必要です。

亜鉛の過剰摂取が続くと、銅や鉄の吸収を邪魔してしまい、貧血の原因になってしまうんです。

また、下痢や頭痛、発熱、腎臓障害などの危険性もありますので、摂取量には気を付けたいですね。

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