黄体機能不全の症状は?改善方法はあるの?

黄体機能不全というのは、受精卵が着床しにくくなってしまう症状です。

妊娠するためには、まず、卵管内で精子と卵子が出会って受精しないとなりません。
でも、それだけでは妊娠は成立しないのです。

受精卵は、卵管を通って子宮内に出て来た後に、子宮に到達します。
すると、受精卵は、子宮の壁を覆っている「子宮内膜」の中に潜り込んで着床します。
ここで、初めて妊娠が成立します。

黄体機能不全になると、受精卵が、子宮内膜の中に潜り込んで着床しにくくなり、受精しても妊娠し辛くなってしまうのです。

では、一体、なぜ受精卵が着床しにくくなるのでしょうか?
もう少し詳しく説明したいと思います。

黄体機能不全のメカニズムについて

黄体って何?

毎月の月経周期の中で排卵が行われると、卵子が入っていた「卵胞」は卵胞は卵巣内に残り、卵子だけが卵管采にキャッチされて卵管に出ていきます。
卵巣内に残った「卵胞」は、やがて変化して「黄体」になります。

すると、黄体からは「プロゲステロン(黄体ホルモン)」というホルモンが分泌されます
このプロゲステロンによって、子宮内の子宮内膜は厚くなり、受精卵が着床しやすい環境が作られます

受精卵にとって「ふかふかのベッド」なんていう表現がよくされますが、このベッドは、黄体がプロゲステロンを分泌されるからできるわけです。

黄体機能不全の原因は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の不足

ところが、黄体が正常に働かないと、
プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が不足
してしまいます。

プロゲステロンの分泌が不足すれば、子宮内膜が厚くならないので「ふかふかのベッド」ができなくなりますね。
そうなると、受精卵が着床しにくくなってしまいます

これによって、妊娠が成立しない、もしくは、仮に受精卵が着床しても流産しやすいということにもなってしまいます。
また、高温期が続かないので、妊娠を維持していくのが難しくなってしまいます。

つまり、子宮に受精卵が着床しにくい(=黄体機能不全)原因は、黄体がうまく働かず、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が不足してしまうことにあるのです。

※ちなみに、チェストツリーというハーブは、プロゲステロンの分泌が増えるように働きかける働きがあることで有名です。チェストツリーの効果でホルモンバランスを整えるサプリなどもあります。

興味のある人はコチラも参考にしてみて下さい。

黄体機能不全は自覚症状がない。基礎体温に注意して。

黄体機能不全の症状は自覚することができません。
痛みがあるわけではないので、検査して初めてわかるケースがほとんどです。

頼りは基礎体温表だけ。
プロゲステロン(黄体ホルモン)が不足していれば、基礎体温が乱れる可能性があります。

基礎体温表を付けていて、

  • 高温期が短い
  • 低温期と高温期の差が少ない
  • 高温期の体温が安定しない

などの特徴があれば、黄体機能不全の可能性が考えられます。





黄体がうまく働かない原因は?

前にも書いたように、黄体機能不全の原因は、黄体がうまく働かずプロゲステロンの分泌が不足するからです。
では、なぜ、黄体がうまく働いてくれないのでしょうか?

実は、この原因はまだよくわかっていないのです。

ただ、

  • 脳下垂体や視床下部が正常に機能していない
  • 卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌が少なくなって、卵胞が発育不全になる
  • 排卵期に分泌される黄体形成ホルモン(LH)が少なくなる
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    などのが原因として挙げられることが多いようです。

黄体機能不全のの検査は?改善方法は?

医療機関での検査と治療方法

黄体機能不全の検査は、プロゲステロンがどのくらい分泌されているか?を測定することで行われるようですね。
生理周期の中の黄体期に、血液検査を行って、そのプロゲステロン値を測定するのが検査方法になります。

治療方法としては、

  • 排卵誘発剤を投与して、卵胞の発育状況を改善する
  • 排卵後に黄体ホルモン製剤を投与して、黄体機能を正常に戻す

などの方法が取られるようですね。

また、医師・病院によっては、黄体機能不全をあまり問題視していないところもあるようで、「経過観察」の場合もあるそうです。

ハーブティーでホルモンバランスを整える方法も

また、自分で、少しでも黄体機能不全の改善をしようと思ったら、ハーブティーなどの利用で、ホルモンバランスを緩やかに改善していくのも良いと思います。

ただし、ハーブは、自分で選ぶと危険もあるので注意して下さい。

0-93例えばプロゲステロンの分泌を促すハーブに「チェストベリー(チェストツリー)」というのがあります。
更年期症状を軽くする女性向けサプリや、バストアップをするサプリに含まれることがあるハーブです。

プロゲステロンの分泌を促すなら、黄体機能不全にはピッタリだと思いますよね。

実は、チェストベリーはホルモンバランスに与える影響が大きいため、妊娠後には飲むのを注意しないとならないハーブの一種なんです。
でも、妊娠しているかが判明するのは、着床してから数週間後。
着床したのを知らずに飲み続けていたら、ちょっと怖いですよね。

なので、もしハーブティーを飲むなら、妊活用にブレンドされたものを飲んで下さいね
素人判断で、ハーブを選ぶのは、実はとても怖いんです。

妊活用のハーブの選び方は次の記事を読んでみて下さい。
緩やかにホルモンバランスを整えてくれるので、黄体機能不全の場合にはおすすめです。

黄体機能不全を改善するサプリは?

黄体機能不全の治療は、病院に行って医師に任せないとなりません。
でも、日頃のケアで、少しでも黄体機能不全のが改善できるならベターですよね。

そこで、お勧めしたいのは、ホルモンバランスを整える目的でサプリを飲むこと。
自律神経に働きかけることでホルモンバランスを整える成分があるので、そういった成分が入ったサプリを飲むのがおすすめです。

興味のある人は次の記事を読んでみて下さい。

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