杉山愛さんが不妊治療の末、40歳目前で妊娠しました
元プロテニスプレイヤーの杉山愛さんが妊娠したと、朝の情報番組スッキリで話していました。現在は妊娠5ヶ月で7月に出産予定とのこと。本当に、おめでとうございます!
ところで、「スッキリ」」の中でとても参考になる話が聞けたので、ちょっと触れておきたいと思います。
妊活スタートの年齢としては、けっして早くなかった
杉山愛さんの妊活スタートの時期は、けっして早くありませんでした。
2011年に36歳で結婚され、現在39歳。今年で40歳になるそうです。詳しい妊活の内容までは知る由もないのですが、仕事をつづけながら不妊治療を受けたとのことなので、とても大変だったと思います。
36歳にスタート、40歳目前で授かったとなると、正直なところ妊娠の可能性がそんなに高くない年齢です。
次の表を見て下さい。これは、年齢によって、自然妊娠の確率、不妊治療を受けた時の成功率、体外受精の成功率を表にしたものです。
※生産率/総治療数 生産率は出産に至った割合のこと
※妊娠率/総ET数 ETは胚移植のこと(受精卵を子宮に戻すこと)
25歳 | 30歳 | 35歳 | 40歳 | 45歳 | |
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自然妊娠の確率 | 25~30% | 25~30% | 18% | 5% | 1% |
生産率/総治療数 | 20.1% | 21.8% | 17.3% | 8.1% | 0.7% |
妊娠率/総ET数 | 41.7% | 41.5% | 35.8% | 24.0% | 6.8% |
35歳を過ぎてから40歳にかけて、妊娠し辛くなってしまうのが分かると思います。杉山さんは、まさにこの時期に妊活をしていたのですね。
※35歳を過ぎてからの妊活のポイントなど、以下にまとめていますので、良かったら読んでみて下さい。
「35歳、40歳で妊娠・出産するために」詳しい情報はコチラ
杉山さんがケアしていたこと
杉山さんは、妊活をするには「年齢」というハンデを追っていました。さらに、流産経験もあるということなので、妊娠するまでの不安は相当なものだったのでは?と思います。
杉山さん自身もスッキリの中で「初めてなので不安だらけ」という表現を使っていました。あれだけプロスポーツの世界で戦ってきた人でも、やはりこの点は、普通の人と変わらないんですね。
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杉山さん曰く、年齢を考えて「女性的な部分で機能しているかチェック」することをまず考え、そして「不妊治療はためらいなく入ることができた」とのこと。
結婚したのが36歳と言うことを考えると、この判断は大正解だったと思います。それにしても即断即決が見事ですね。
※不妊治療では、どんなことをするのか?について知りたい方は、次の記事を読んでみて下さい。
「不妊治療って何するの?」詳しい情報はコチラ
ご主人の理解とサポート
杉山さんのお話の中で、私が一番「素敵だな」と思ったのは、ご主人のサポートについての下りです。目を輝かせながら、照れることなく「感謝」という言葉を口にされていました。
「ご主人優しいですか?」との問いに、即答で「はい!」って言っている姿が印象的でした。「あ~、このご夫婦は、本当に支え合って妊活していたんだな」と思える部分です。
杉山さん曰く「主人が全てサポートしてくれる」「主人のサポートがないと無理だった」というお話を強調されていました。
お仕事を続けながら不妊治療を受けるのは大変だったと思います。ご主人の理解と協力がなければ、肉体的にも精神的にも辛くなってしまいますよね。
杉山さんは、今は収まっているものの、つわりも大変だったようです。ご飯の臭いがダメで、「仕事が終わるとずっと寝てた」とお話されていました。ご飯も作れなかったそうです。
ご主人が、理解してくれたからこそ、つわりも乗り切れたんでしょうね。
奥さんがつわりなのに、料理の手伝いをしない・・・ばかりか、料理を作ってくれないと怒り出すご主人の話も聞きます。
「妊娠を妻だけの仕事にしない」ということが、日本の社会全体の価値観として根付いてくれると良いのに・・・・と心から願うばかりです。
杉山愛さん、本当におめでとうございます!元気な赤ちゃんを産んで下さいね!
※夫が取り組むべき妊活のポイントを以下にまとめています。
「夫にも取り組んでほしい妊活」はコチラ