睾丸は温めない!ブリーフ、長風呂、ノートパソコンに注意
妊活では、男性側も質の良い精子を作るために、日常生活を見直す必要があります。そのための第一歩は、「睾丸を温めない」と言うことです。
「精子は熱に弱い」は妊活の大原則!
男性器は冷やされている
まず、男性が妊活するにあたって知らないとならないことは、
精子は熱に弱い
ということです。
男性器は、冷やしやすいように外側に露出していますよね。
また、暑い時には、陰嚢は垂れ下がっています。あれは、空気と触れる表面積を広くして、効率よく冷やすための機能なんです。
精巣が冷えていないと、質の良い精子が出来ない!
精子は、精巣で作られますが、その時の最適な温度は33~35℃と言われています。
体温が36~37℃と考えると、それよりもかなり低い温度ですね。でも、このくらいの温度でないと、質の良い精子を作ることは出来ないのだそうです。
精子の数、奇形率、運動率などに影響を与えます。
妊活するなら、ノートパソコン、携帯電話に気を付けて!
さて、陰嚢を冷やさないと、質の良い精子が出来ないことを説明しましたが、そのためには具体的に何をしなければならないのでしょうか?実は、しなければならないことがあるというよりも、「やってはいけないことがある」という感じです。
ノートパソコンを膝に置いて作業すると、精巣が温まるのでNG!
まず、ノートパソコンを膝に置いて作業するのは、絶対に避けて下さいね。
よく、電車の座席や公園のベンチなんかに座って、ノートパソコンを開いている男の人を見ますが、あれは、絶対に避けた方が良いです。パソコンの裏面はかなり熱くなりますし、側面からは、排熱処理のために、かなり熱い空気が出てきます。
これが、股間を直撃したら・・・陰嚢、精巣はとても熱くなってしまいますね。
そうなれば、良質な精子を作るための温度33~35℃よりも、精巣の温度はかなり高くなってしまうので、精子の劣化が心配です。
携帯電話・スマホをポケットに入れない
また、携帯電話やスマホをズボンのポケットに入れるのも避けた方が良いです。
放熱によって精巣が温まること、さらに、携帯電話からの電磁波によって、精子に悪影響と言われています。
危険はなるべく避けた方が良いですね。
妊活中は、ブリーフよりもトランクス
トランクスがオススメな理由は「精巣の温度」
よく、「あなたは、ブリーフ派ですか?トランクス派ですか?」なんていう質問ありますが、妊活中の夫には、絶対にトランクスをはいてもらうべきです。理由は、やはり、精巣の温度にあります。
ブリーフは内部が蒸れる
ブリーフは、股間を完全に覆ってしまいますから、中は蒸れます。
暖かい部屋にいたりすると、もしくは、夏の暑い日だったりすると、ブリーフ内の温度はかなり高くなってしまいますね。
精巣の温度も上がってしまうわけです。
トランクスは風通しが良いので蒸れにくい
それに対して、トランクスであれば、風通しが良いので、股間が蒸れにくいです。
そうなれば精巣の温度も低温でキープしやすいですよね。
妊娠するためなら、夫にはトランクスをはいてもらいましょう!
妊活中のサウナと長風呂はNG!
さて、陰嚢部分を温めてしまう、最たる生活習慣と言えば・・・入浴です。入浴そのものは悪くないし、むしろ、血流を良くしたり、ストレスを解消する(リラックスする)という意味では、とても大切な事になります。
ただ、長時間風呂に入ってしまうのは、妊活中は控えましょう。精巣の温度をグングン上げてしまうことになります。入浴時間はほどほどにすることが大切ですね。
サウナも同様に危険です。サウナは70~100℃の温度になってしまいます。風呂のお湯の温度の比ではありません。サウナ好きの人には酷なのですが、妊活中のサウナは控えた方が良いです。
精巣の温度を上げてしまう病気
精索静脈瘤になると、陰嚢内部の温度が上昇する
精索静脈瘤という病気があります。
陰嚢上部の静脈が滞ってしまい、血管がこぶ状にふくれ、その結果、精巣に血液が逆流してしまうという病気です。
その結果、陰嚢内部の温度が上昇してしまい、精巣の働きが悪くなってしまいます。
精索静脈瘤の人はとても多い。早めにチェックを!
ちなみに、造精機能に問題のある人の30%が精索静脈瘤であるというデータもあって、妊活中の男性にとっては無視できない病気であることは間違いないようです。
今は、2~3日の入院で手術可能なので、心配な場合は、早目に医師に相談した方が良いです。
特に初期のうちは無自覚なケースが多いので、少しでも妊活を前進させるためにもチェックを受けておいた方が良いかもしれません。
なお、男性用の妊活サプリを探している人は、次の記事を参考にしてください。
男性の妊活 5つのポイント(戻る)
タグ:妊活中の入浴法