精索静脈瘤は精子を劣化させる【不妊原因】のひとつ

精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)というのは、実は、男性不妊患者の3割以上に見受けられると言われているほど、男性不妊の主要な原因になっているんです。

放っておくと、精子が劣化していくので、医師の指示に従って、必要ならば手術を受けましょう。

精索静脈瘤は精巣・精子を温めてしまう!

精索静脈瘤は、精巣静脈の血液が精巣に向かって逆流を起こしてしまうために、精巣静脈に瘤ができてしまう病気です。

これの何が問題なのか?というと・・・精巣や精子は熱に弱いです。
ところが、精巣近辺に血液がたまってしまえば、精巣が血液の温度で温められてしまいます。
そうなると、精巣の働きや精子の質が、どんどん落ちていってしまうわけですね。

けっして珍しい病気ではなくて成人男性の1割、男性不妊患者の3割程度に診られる症状です。
初期のうちは、自覚症状が全くないものの、進行すると陰嚢に痛みが生じる場合もあります。

原因としては、精巣静脈の弁の働きが悪くなることだと言われていますが、実ははっきりしたことがわかっていないようですね。

精索静脈瘤は放っておくと男性不妊の原因に・・・

静脈瘤を放っておくと、段々精子の状態が悪くなっていってしまいます。
妊活中なら、これは見過ごせません。精子老化の最大原因のひとつと言っても良いわけです。

二人目不妊の場合で精索静脈瘤が見られることが多いことや、精索静脈瘤が治ったことで妊娠する夫婦が数多く報告されているようです。

医師の指示があれば、しっかりと手術を受けた方が良いと思います。

精索静脈瘤の検査と治療はどうするの?

精索静脈瘤の検査は、触診・視診・超音波検査で行いますが、痛みなどは全くないそうです。
睾丸に触診・・・というのが抵抗あるかもしれませんが、痛みは全くないようです。

それから、治療する場合は、薬物療法で治すケースも、手術をするケースもあります。
程度が軽い場合は薬物療法、精子の状態に影響を及ぼしている場合は手術になるようですね。

ちなみに、手術でどんなことするのか?と言うと、静脈瘤を糸で縛って、血液が逆流しないようにしてしまうのだそうです。

静脈を縛るって・・・とても痛そうなイメージがありますが、実際には痛みがないそうです。
手術は日帰りで、痛みもなく楽な上に、手術後には、精子の状態はかなりの確率で改善されるそうなので、医師の指示があれば、手術した方が良いですね。

あなたにオススメのコンテンツ

「妊活」関連の書籍を紹介

男性用妊活サフ゜リ スクリーンショット 2016-08-01 20.46.16 精子の質 元気か゛ない

サブコンテンツ

このページの先頭へ