不妊治療で通院を始めるまでに準備すべきこと
不妊治療は実際に始めてみると本当に大変です。
金銭面はさることながら、時間もかなり取られます。
また、夫も含めた周囲の理解がないとできない一方で、周囲にあまり知られたくないという気持ちもありますよね。
この記事では、不妊治療で通院を始める前にやっておくべきことを、まとめていきます。
不妊治療に対する夫の理解をしっかりと得ておく
当然のことですが、妊娠は、夫婦で協力しないとできません。
妻が一方的に先走ってしまうと、夫は「任せたよ」と言いながらも、いざとなると協力しなかったり、ワガママを言って妻を困らせたりします。
でも、こういったことは良くある話なんです。
多分、子供を実際に産まないからという部分もあるんでしょうね。
不妊治療に関しては、妻の方が熱心なケースがほとんどです。
妻が独走、夫は非協力というのは、不妊治療をとても辛いものにしてしまいます。
女性にとっては、タイムリミットがある中で頑張ることですから、夫婦二人で不妊治療に取り組めるようにするのが良いですね。
ではそのために大切なのは何か?って言うところなんですが、
- 不妊治療に関する情報を夫と共有する
- 男性が原因で不妊の場合があることと、精液検査を受けることを約束してもらう
- 出来る範囲で、家事の分担をしてもらうなど実協力してもらえる部分を話し合う
- 初診は絶対に夫婦二人で通院する
の4点ですね。
それぞれについて、詳しくは別記事に書いていますので、こちらを読んで下さい。
不妊治療を受けることを職場の上司に理解してもらう
職場の上司に理解してもらうのは、難しいことながらも、可能であれば最初にやっておきたいことです。
病院は、勤務時間内しか空いていないですからね。
どうしても半休とったり、有給とったり、遅刻や早退もしないとならない場合がたくさん出てきます。
しかも、不妊治療は、長期間にわたって取り組まないとなりません。
頻繁に休暇をとったり、実質的な遅刻・早退をしたりすることを、理由もなく上司が許可するわけありません。
本当は、妊活休暇とかあったら良いのですが、実情はそうはいきませんね。
森三中の大島さんが妊活のために活動休止に入るって話・・・あれは彼女が、特殊業界でご飯食べているから許されることです。
しかも、妊活をすることを公言したことで、芸能事務所からすれば、ますます彼女の付加価値は高まっているわけですよね。
だからこそ許される妊活&活動休止なんです。
そんなことは、普通の人にはあり得ないことです。
上司によっては理解をしてくれないケースもあるかもしれませんし、上司に相談すること=職場全体に妊活していることがバレるっていうリスクは、発生してしまいます。
ただ、不妊治療をするために、職場に少なからず迷惑をかけてしまうことは事実ですから、何らかの方法で周りの理解を得ておくことは必要でしょう。
基礎体温表をつける
基礎体温表をつけるのは、不妊治療というより、妊活をするにあたっての基礎中の基礎になります。
基礎体温を測っていないと、排卵日の特定もできないし、生理周期が規則正しく回っているかどうかの判断もできません。
まずは、不妊治療を受ける前に、排卵日を予測して、タイミングをはかることはできるわけです。
それをしてないのに妊娠しません・・・というのは早計でしょう。
いざ、不妊治療をうけるために通院することになったとしても、基礎体温表3か月分は病院に持参した方が良いです。
それが無いと、医師の問診が出来なくて「基礎体温表つけてからもう一度来てください」なんて、言われてしまうケースもあるようです。
病院によっても対応は違うでしょうから、各病院に問い合わせることをオススメします。
ですが、一般的には「基礎体温表」は、初診の時に必須だと考えた方が良いと思います。
基礎体温について詳しく知りたい人は、下の記事を見てみてください。
初診の時に準備すること
不妊治療を受ける時に事前に準備しておくことなどをまとめておきます。
- 事前予約(予約が無いと受信できないことが多いです)
- 病院のHPでダウンロード可能なら、問診票をダウンロードして記載しておく。
- 基礎体温表(3ヶ月分)
- 服装は、裾をまくりやすいスカートがベスト。(パンツスタイルはNGです。)
- 健康保険証(初診は健康保険が使えるものがほとんどなので、夫婦ともに健康保険証を持参して下さい。)
- お金(検査の種類によっても変わりますが、2万円くらいあれば十分です。)
生理周期に合わせて、月経期間中に通院日が重ならないように配慮しましょう。
生理不順などで予定が組みづらい場合は、事前に病院に相談しておくと良いと思います。
基礎体温を毎日つけるのは大変です。
しかし、基礎体温計の中には10~20秒で検温できる上に、体温計を携帯にかざすだけでデータを転送できるもの、PCにデータを転送してグラフ化まで自動的にしてくれるものもあります。
そういったものを活用すれば、少し楽になるでしょう。
また、初診から内診台に乗って診察を受けることがほとんどなので、パンツスタイルだと、ズボンを全部脱がないとなりません。
ワンピースやスカートなどを着ていきましょう。