排卵日検査薬でタイミングを取るコツ!
排卵日検査薬は、自然妊娠を目指して妊活をしている夫婦であれば、是非活用したいアイテムの一つです。
基礎体温表だけでなく、排卵日検査薬を併用することで、より確実にタイミングを取ることが出来ます。
ちなみに、排卵日検査薬は法律上「医療用体外診断用医薬品」になっているので、薬剤師のいる薬局でしか購入できません。
コンビニなどでは購入できないので、注意して下さいね。
基礎体温表があっても排卵日検査薬を使う理由
基礎体温表だけだと排卵日のおおよその目安しか分からない
基礎体温を測って表を作っておくことは、排卵日を予測するためにとても大切です。
低温期と高温期のざっくりとした区分がわかってくれば、排卵日の予測はしやすくなります。
ただ、基礎体温表の問題点は、あくまでも排卵日の「大まかな予測」しかできないと言うことです。
基礎体温表を付けていった場合、低温期と高温期の間に出現する「最低体温日」が排卵日のおおよその目安と言われています。
これ、あくまでも「目安」に過ぎなくて、実際にはその前後5日間くらいで排卵が起こるとも言われています。
また、基礎体温表がきれいな二層に分かれない人もいるでしょうし、ギザギザのグラフになってしまう人もいると思います。
こうなってしまうと、いつが最低体温日か判断がつきにくいですよね。
排卵検査薬なら、排卵日をピンポントで捉えやすい
一方で、排卵日検査薬は、ピンポイントで排卵日を予測するのに向いています。
卵巣で卵胞が育ってくると、
- 卵巣から分泌されるエストロゲンが増える
- それを察知した脳の視床下部から「GnRH(性腺刺激ホルモン分泌ホルモン)」が分泌される
- それによって脳下垂体から「LH(黄体化ホルモン)」が大量に分泌される
- 卵巣に「排卵しなさい!」という指示が出る
という変化が起こります。
つまり、LHが、「排卵を促すホルモン」というわけですね。
ちなみに、このLHが大量に分泌されることを「LHサージ」と言うのですが、LHサージのあと、16~24時間で排卵が起こると言われています。
排卵日検査薬は、「LHサージが発生したか?」を調べる検査薬です。
女性の尿の中にもLHが分泌されているので、検査薬に尿をかけて調べるしくみです。
排卵日検査薬だけでもダメな理由
では、基礎体温表なくっても、排卵日検査薬さえあれば、タイミング取れるんじゃないの?
って思うかもしれません。
でも、排卵日検査薬は1週間分で3,000~4,000円はします。
毎日使うわけにもいきません。
それに、低温期・高温期も分からないですから、生理の周期の全体像が見えないため、「あと何日くらいで排卵日だな・・・」ってことは分からないですよね。
また、基礎体温表は、排卵日を特定するためだけでなく、女性の体をリズムを測って、体調の変化を捉えるという大切な目的があります。
基礎体温表の乱れから、思わぬ病気を発見することだってあるわけです。
ですから、大まかな生理周期と健康状態の把握のために基礎体温表をつけておいて、排卵日近くになってきたら排卵日検査薬を使うというのがベストになりますね。
排卵日検査薬で陽性になったら
排卵日検査薬は、LHサージに反応します。
LHサージの16~24時間後に排卵するのであれば、夫婦生活を持つのはいつが良いのでしょうか?
「陽性が出た日から3日間」
というのが一つの目安になると思います。
陽性が出た日から3日間夫婦生活を持つ理由
排卵日検査薬で陽性反応が出てから16~24時間後に排卵と考えると、反応が出た翌日に夫婦生活を持てば良いように思えます。
しかし、精子の寿命は約3日あります。
排卵された卵子が卵管にやって来た時に、精子が卵管にいなければ受精はできませんが、前日の夫婦生活で射精された精子は排卵時点でも生き続けることになります。
そのため、受精の確率を上げるためには、排卵日前日の夫婦生活も必要なんです。
また卵子も12~24時間は卵管内で生き続けます。
そうなると、排卵日の翌日までは受精のチャンスがあるわけですから、排卵日翌日も夫婦生活を持った方が良いですね。
3日連続で射精しても精子の質は衰えないか?
3日連続の夫婦生活は、30代半ばも過ぎれば、男性にとっては辛いかもしれません。
また、連日射精することで、精子の質が悪くなったり、数が少なくなったりしないか?ということを心配する人もいるかもしれませんね。
ただ、実際には、心配は必要ないです。
むしろ、しばらく禁欲をして古い精子が精巣内に残っている状態で夫婦生活を持ってしまうと、寿命スレスレの元気のない精子が射精されるため、あまり効果的とは言えません。
それに、精子は毎日精巣内で作られます。
連日射精した時の方が、精子の運動率が向上するというデータもあるくらいです。
ところで、排卵検査薬って高いですよね・・・
でも、海外製の排卵検査薬だと、かなり安いものがありますね。
次の記事では、海外製の排卵検査薬を使ったことがある経験を元に、日本製との比較について触れています。