射精障害になる理由と妊活の関係
射精障害って言葉、聞いたことありますか?
あまりメジャーな言葉ではないので初めて聞く人も多いと思いますが、これは、性的にも興奮できるし勃起はする、でも、女性の膣内で射精が出来ないってことなんです。
実際に夫がこの状態になってしまうと、妻は「私に魅力がなくなったのでは」とか「もう女として見てくれないんじゃないか」とか悩むケースは多いようですが、実はこれ、そういった悩みとは、全く違うところに原因があるようです。
射精障害のパターンとしては、
- 挿入してピストン運動を続けていて、時間がたっても全く射精できず、お互いに疲れてしまう(遅漏)
- 挿入後、中折れ(セックスの途中で勃起しなくなてしまうこと)してしまって、最後までいけない(遅漏)
- 挿入前に射精してしまって、セックスが成立しない(早漏)
といったパターンがあります。
射精障害の原因の一番手は、マスターベーションのやり方
ポイントは、射精するための刺激を感じにくいこと
女性が聞いたら、「何それ?おかしいんじゃ・・・・」って思うかもしれませんね。
ただ、夫のマスターベーションのやり方に問題があると、
膣内への挿入だと射精するための刺激を感じにくくなっている
ことが原因になって、膣内で射精が出来なくなることがあります。
マスターベーションのどこに問題が?
マスターベーションのやり方に問題・・・って、じゃあ、どんな問題があるのか?って言うと、
マスターベーションをする時に、習慣的に、
- シーツ、布団、枕、床など手以外の物体に擦りつける
- うつ伏せになって床にペニスを擦りつける
- マスターベーション時にペニスを握る手が強すぎる
などといった問題です。
ペニスへの物理的な刺激が強すぎる状態に慣れてしまっているので、膣への挿入では、ペニスへの刺激を得られないわけです。
横向きのマスターベーションも問題
また、横向きのマスターベーション、脚を伸ばした状態でのマスターベーションが癖になっているなど、特定の姿勢でないと射精できない癖がついてしまっている人もいます。
この状態での射精になれてしまうと、正常位での射精が難しいようですね。
横向きになったり、脚を伸ばしたり・・・では、正常位の姿勢とはあまりにも違いますからね。
普通のセックスに対応できなくなってしまうわけです。
マスターベーションのやり方は教えてもらえない
女性からすれば、「なぜ、そんなマスターベーションをするようになってしまうの?」って思うかもしれませんが、マスターベーションのやり方って小学校高学年から中1くらいにかけて覚える子供が多いです。
そもそもやり方なんてみんないい加減です。
ペニスを擦っているうちに初めて射精して、気持ちいいもんだからそのまま習慣化して・・・って感じで、「誰にもやり方を教わらず」自分独自の方法を開発していくものです(笑)。
そうなると、その進化の過程の中で・・・時として、膣内射精に向かない方法を開発してしまう人が出てきてしまうってことです。
心因性の射精障害もある
また、射精障害には次のような心因性のものもあります。
- 一人でないと射精できない
- 挿入中に、勃起の妨げになる「何か」を思い出したり、考えたりしてしまう
- 潜在的に射精したくない理由がある
マスターベーションは一人でするのに対して、セックスは二人でしますからね。
それが落ち着かずに、どうしても神経が集中できないって言うケースもあるようです。
また、仕事のことだったり、家庭内のことだったり・・・ストレスを抱えていて、それを思い出してしまって射精できないケースもあります。
中には「本当は子孫を残したくない」「女性の体内に射精することに罪悪感を覚えている」といった潜在意識をもっている場合もあるようです。
射精障害を解決するには
妻が自分自身を責めないことが大切!
射精障害を解決するには、まず、妻が「私には魅力が無い・・・」とか「自分では満足させられない・・・」とか自分を責めないことが大切です。
まずはそこからスタート。
その後に、夫婦一緒に専門家にカウンセリングを受ける、もしくは泌尿器科か不妊治療専門医を訪ねるのが良いです。
射精障害は、夫婦二人の問題として捉える
夫も、自分自身のマスターベーションのやり方が悪いなんて思っていないでしょうし、ましてや自分の潜在意識に気付くなんてことは、要求されてもできません。
専門家が間に入らないと解決は難しそうです。
大切なのは、射精障害の問題を二人の問題としてとらえることですね。
射精障害を治すために、妻が夫に「カウンセリング行ってきて!」って言うのは、心因性の場合、事態がより悪化することだってあり得ます。
妊活の場合と同じで、「心配だから、一緒にカウンセリング受けよう」という態度が、夫の心の負担を少しでも軽くしてくれます。
夫を責めるのではなくて、夫の事情を理解するというスタンスが必要なんだと思います。
なお、男性用の妊活サプリを探している人は、次の記事を参考にしてください。