子宮と卵巣の状態を良くするための栄養素は?
ポイントになる栄養素:亜鉛 鉄分 ビタミンE
少しでも子宮環境や卵巣環境を良くしていくことは、妊活のベースを作っていくことになります。特に、35歳以降は、妊娠し辛くなってきますから、たとえ不妊治療を受けているにしても、子宮や卵巣の妊娠力は少しでも上げておきたいところ。
子宮や卵巣に良い栄養としては、特にビタミンEと鉄分・亜鉛があげられます。
子宮環境を良くするために必要な栄養素
子宮内膜を厚くするには?
子宮環境を整えることで、最初に考えたいのは、子宮内膜を厚くすること。
受精卵が確実に着床するためには、フカフカのベッドになる子宮内膜が厚いことがとても大切です。そのためには、粘膜の材料となる亜鉛と鉄分は不可欠。
特に亜鉛は細胞分裂には欠かせない栄養素なので、不足すると子宮粘膜が新しいものと入れ替わる力が落ちてしまいます。
子宮内膜の材料としては、他にもタンパク質とビタミンAが必要で、これらの内、どれが不足しても、子宮内膜が厚くならない可能性が出てしまいます。
子宮の血流を良くして、栄養素と酸素を届ける
子宮の血流を良くすることも大切です。
子宮がしっかりと働くためには、血液によって、酸素と栄養分がしっかりと運ばれないとなりません。そのためには、ビタミンEと鉄分が大切です。ビタミンEは血流を良くする働きをして、鉄分は血液そのものを作ります。どちらも欠かせない栄養素になりますね。
卵子の発育とアンチエイジングに必要な栄養素は?
卵子の発育を良くするために必要な栄養素
妊活中、特に不妊治療に入っていると、卵子の発育の状態は気になりますよね。
少しでも良い卵子を発育させるためには、まずはビタミンEが大切。子宮の時と同じで、血流改善は卵巣環境を改善する基本になります。
それから、忘れてはならないのは亜鉛。もっぱら男性不妊用・・・と思われがちな亜鉛ですが、女性にとっても大切です。亜鉛が不足すると、女性ホルモンの働きが低下してしまうからです。
さらに、貧血を防ぐことも大切。そのためには鉄分欠乏は絶対に避けたいところです。
血液中には「ヘモグロビン」という成分があって、鉄分とタンパク質によって作られます。鉄分が不足すれば、当然ヘモグロビンも不足して、卵巣に十分な酸素が届けられなくなってしまいます。
そうなれば、卵巣での卵子の発育は悪くなってしまいます。
卵子のアンチエイジングをするのに必要な栄養素
卵子のアンチエイジングをするなら、まずは活性酸素によって卵子の老化が進行するのを防ぐ必要があります。
そのために必要なのはビタミンEとビタミンC。
どちらも体内で発生した活性酸素を除去してくれる、強力な抗酸化力があります。
また、タンパク質・鉄・亜鉛も、活性酸素と戦ってくれる「抗酸化酵素」の材料となるので大切になります。
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