ビタミンCは、妊活中のストレスから卵子を守ってくれる

ビタミンCの抗酸化作用は、妊活中のストレスから、女性を守ってくれる働きをしてくれます。色々な栄養素の中でも、ビタミンCほど有名なものって無いと思いますが、同時に、普通すぎてスルーされやすい気がします。でも、ビタミンCは調べれば調べるほど、とっても大切な栄養素だということがわかります。

《ビタミンCが多く含まれる食材》
 パプリカ、バナナ、柿、キウイ、グレープフルーツ、イチゴ、カリフラワー、モロヘイヤ

《ビタミンCが手軽に摂れるサプリメント》

活性酸素とビタミンCの抗酸化作用について

活性酸素とは?

0-17まず、最初に「活性酸素」という言葉について説明します。
「活性酸素」と言うのは、私たちが生きていく上で、必ず体内で生成されているもので、「酸素」という名前がつくくらいですから、呼吸で体内に取り入れた酸素を元に作られています。

では、何のために活性酸素が作られるのか?というと、ウイルスや細菌と戦うためなんです。
人体は、活性酸素を作りだして、ウイルスや細菌をやっつけているわけですね。

活性酸素が体に良くない理由

ここまでの話だと、「活性酸素って私たちの味方!」って思いますよね。

ところが、この活性酸素が増えすぎると、今度は、体内の必要な細胞までも攻撃するようになってしまうんです。
増えすぎた時点で、完璧に、私たちの敵になります(汗)。

特に、細胞への攻撃は、体の各所の「老化」につながるので、いわゆる「アンチエイジング」を考える際には、この活性酸素は、どうしても取り除きたい物質になりますね。

ビタミンCとビタミンEには抗酸化力がある

0-06この活性酸素に対抗する力を「抗酸化作用」って言います。

「抗酸化作用」がある栄養素の代表が、ビタミンCとビタミンEです。
ビタミンCとビタミンEは、必要のない活性酸素を取り除いてくれるので、アンチエイジング、体の老化防止にはなくてはならない栄養素というわけです。





妊活中のストレスと活性酸素

ストレスでも活性酸素は発生する

実は、活性酸素は、妊活中に特に注意しなければならないものの一つです。

不規則な生活が続いた時、メンタル面で辛い思いをした時など、活性酸素は体がストレスを受けると発生します。
妊活中は気持ちが凹むことも多いですから、女性の体はかなりのストレスにさらされることが多いですよね。
そうなると活性酸素が発生しやすい状況になります。

この活性酸素は、細胞を攻撃するので、細胞が老化して「体がサビる」という状態になります。同時に健康を維持するために必要な栄養素も消耗することになります。

活性酸素は、卵子や精子も傷つける

0-02

さらに、老化のリスクは、卵子や精子にも及びます。

活性酸素は、卵子や精子を傷つけます。
そのため、卵子の老化が進んでしまったり、精子のDNAが傷ついて染色体異常が増えてしまったりすることがあります。
卵子が老化したり、精子に染色体異常が増えれば、妊娠しにくくなってしまいますね。

「妊活中はストレスのない生活をして、ゆったりと・・・」みたいなことを言われることがあると思いますが、ストレスによって卵子や精子が老化するって言う意味でもあるのかもしれませんね。

ビタミンCは、体の老化を促進する活性酸素を除去してくれる働きがあります。
大切な卵子・精子を守るためにも、是非摂取しておきたいですね。

ビタミンCの抗酸化作用とホルモンの関係

さらに、ビタミンCの抗酸化作用は、ホルモンの生成のサポートもしてくれています。

内臓の中に「副腎」という臓器があります。
副腎は、コレステロールを原料にして、色々なホルモンを作る働きをしています。

これらのホルモンの中には、妊活に必要不可欠な、「男性ホルモン」「女性ホルモン」も含まれています。
また、「コルチゾール」というホルモンも生成されていて、このコルチゾールはストレスに対抗するためのホルモンです。

いずれも、妊活には欠かせないホルモンですね。

この副腎でホルモンが生成されるとき、実は多量の活性酸素が出るんです。そうなると、この活性酸素を除去しないとなりませんよね。それでビタミンCが必要になるというわけです。

ビタミンC不足によって起こるリスクとは?

では、ビタミンCが不足するとどんな事がおこるのでしょうか?

極端な例かもしれませんが、ビタミンCが足りない事で壊血病という病気で死に至るケースも昔はありました。
これは、栄養不良などからのビタミンC欠乏によって疲労感や倦怠感を感じるようになり、歯茎から出血しやすくなったりします。
そして、悪化すると浮腫みが起こるようになったり、歯が抜けたり、神経障害も見られるようになってしまう恐ろしい病気です。

現代では、栄養不良になることは考えにくいかもしれませんが、偏った食生活を続けてしまう場合などは注意しないといけません。

また、ある研究では妊娠中にビタミンCが不足していると、お腹の赤ちゃんの脳の発達の際に、海馬(記憶をつかさどる部分)に悪い影響があるという事がわかったそうです。

ビタミンCの過剰摂取によって起こるリスクとは?

ビタミンCの特性として、過剰に摂取した分は、尿となって身体の外に自然に出る、ということがあります。
では、摂り過ぎには注意しなくても良いのか?というとそうではありません。

実は、ビタミンCを過剰摂取すると、必要以上に「葉酸」の排出も促してしまうのです。
また、「ビタミンB12」の吸収も妨げてしまいますので、悪性貧血の原因にもなってしまう可能性があります。

せっかく摂った「葉酸」や「ビタミンB12」が無駄になってしまうことがないように、気を付けないといけないですね。

ビタミンCはビタミンEと一緒に摂ることで、効果が倍増!

抗酸化作用に優れているビタミンCは、単体で摂るよりもビタミンEと同時に摂った方がより効果的です。
何故かというと、ビタミンCとビタミンEを同時摂取すると、お互いが酸化抑制の作用をもっているため、それぞれが酸化による変質をカバーし合うからです。

そして、互いの働きを協力しあい、脂質や細胞膜の酸化を抑えるので、単体で摂取する以上のパワーを発揮することが出来るということがわかっています。

また、ビタミンCは、すでに身体の中で酸化してしまっているビタミンEも還元し、再度抗酸化作用を持った状態に復活させることも出来るんですね。

ビタミンCの働き、そして含まれる食材は?

0-90

その他にもビタミンCの働きをまとめると以下のようなものがあります。

  • 活性酸素を除去する
  • 酸化したビタミンEを再生する
  • 感染症を防ぐ
  • アレルギーを抑制する
  • 白血球を活性化させる

ビタミンCを摂取する時には、以下のような食材にビタミンCが多く含まれているので、参考にしてください。
 パプリカ、バナナ、柿、キウイ、グレープフルーツ、イチゴ、カリフラワー、モロヘイヤ

また、ビタミンCは水溶性なので、摂りすぎても余分なものは尿として排出されるだけです。ビタミンA,D,Eのように体内に蓄積されるリスクは無いので、安心して摂取できる栄養素になりますね。





ビタミンCを摂るのに適したサプリメントは?

ビタミンCだけが不足しているなら、サプリは何でもOK

ビタミンCだけが不足しているなら、ハッキリ言って、妊活サプリは必要ありません。
ドラッグストアで、格安なビタミンCのサプリメントが入手できるので、それだけで十分だと思います。

ただし、ノーブランドのものよりも、大手製薬会社のものが無難かもしれません。

葉酸と一緒に摂るなら、ベジママがおすすめ



ベジママ03

ただ、もし葉酸サプリを既に飲んでいる、もしくは購入しようと思っているなら、ビタミンCの錠剤と両方飲むのは、面倒ですよね。

その場合は、ベジママを検討するのも良いかもしれません。
ただし、市販のビタミンCの錠剤などと比べて高くなるで、よく考えてから選んでくださいね。

ベジママは、ビタミンCの他に、妊娠ビタミンと言われるビタミンE、抗酸化力の強いルイボスを含んでいます。
また、多嚢胞性卵巣症候群の予防・改善効果があるピニトールが入っているので、排卵障害などで悩んでいる人には、とてもおすすめです。

よかったら次の記事も読んでみて下さい。ベジママについて、詳しく紹介しています。

ベジママ詳細レビュー

あなたにオススメのコンテンツ

「妊活」関連の書籍を紹介

RN_妊活サプリ見出し_01RN_妊活サプリ見出し_02 RN_妊活サプリ見出し_03RN_妊活サプリ見出し_04 マカサプリ_04 葉酸サプリ_04




RN_妊活サプリ見出し_05RN_妊活サプリ見出し_065
卵子の質を上げるサプリ043_S冷え対策の妊活サプリ031_S 多嚢胞性卵巣症候群042_S男性用の妊活サプリ032_S




妊活とお金の話RN_医療保険見出し_01


サブコンテンツ

このページの先頭へ