マイシードの開発秘話を取材|夫婦で妊活を考えるきっかけに!
男性不妊の話題が増えてきている中、男性用の妊活サプリはまだまだ少ないです。
マイシードは数少ない男性用妊活サプリであるだけでなく、「コエンザイムQ10」という抗酸化作用がある成分を配合した稀有な存在です。
コエンザイムQ10には抗酸化作用があり、精子の質を向上させるのに効果的であるというエビデンスもある成分。
男性不妊で悩む人にとっては気になるサプリですね。
そこで、マイシードを開発されたパスクリエイト株式会社 代表取締役社長 飯原崇暁さんにインタビューをさせて頂きました。
妊活について夫婦で考えてもらうきっかけとして
— そもそも、妊活サプリで「男性用」に作られているものは少ないと思います。マイシードは、どういった想い・コンセプトでサプリを開発されたのでしょうか。
飯原: 男性用の妊活サプリを購入して飲んでいくことで、妊活について夫婦で考えてもらうきっかけにして欲しいという想いがありました。
— 夫婦で考える「きっかけ」ですか?
飯原: はい。妊活中のご夫婦にお話を聞いてみると、まだまだ、妊活に積極的に取り組める男性が少ない・・・というのが現状です。そのため、奥様が、旦那様との間にメンタル的な問題を抱えていることが多いですね。
— それは、個人的にも、とてもよくわかる気がします。まあ、男性にも言い分はあるかもしれませんが・・・。
飯原: ところが、不妊で悩んでいる女性の中には、仕事をバリバリとやってきた人も多く、不妊治療のために、今までのキャリアを犠牲にしないとならない人もいるわけです。旦那様の非協力が原因で妊活がうまくいかないとなると、「今まで何のために頑張ってきたんだろう?」と考えさせられてしまいます。
— 確かに、奥さんの独り相撲になってしまうことは、避けないとなりませんね。それに、もし不妊の原因が男性側にあって、それに気づけなかったとしたら・・・時間のロスにもなりますね。
飯原: はい。貴重な時間を大切にできるように、グレーになってる男性をサプリメントでサポートできたらという想いもありました。
— というと?
(※ 実際に、パスクリエイト株式会社のスタッフの皆さんが、マイシードの企画段階でコンセプトを考えるのに使用していたホワイトボード。社内で何度も議論を交わして作り上げていったそうです。)
飯原: 旦那様自身が、自分に不妊の原因があるかもしれないと思っていたり、もしくは奥様が、旦那様の男性不妊を疑っていたりすれば、旦那様も本当は不妊の検査を受けた方が良いですよね。ところが、産婦人科は女性患者がほとんどなので、男性が行きづらい環境です。
— 確かに、男性が一人で初診を受けやすい環境ではないですね。
飯原: だから、男性は、どうしても腰が重くなります。奥様は、旦那様が不妊検査に行ってくれないという悩みを抱え続けてしまいます。
— そこで、サプリを飲んで精子力を上げる努力ができれば・・・夫婦で妊活に向き合うタイミングを持てますね。
飯原: はい。旦那様は検査を受けに行くのが嫌なだけであって、妊活そのものが嫌ではないかもしれません。実際、弊社では郵送タイプの精液検査のサービスもやっていて、ご利用される方も多いです。
— サプリメントを飲むことで、まずは、「夫婦で妊活に向き合う」という原点に立ち帰れるわけですね。
飯原: そうです。妊活はご夫婦で行うものです。奥様が一人で苦しむものではありませんね。
マイシードは成分にこだわったため、開発が大変だった
マイシードのコエンザイムQ10は、一般的なものとは少し違う?
— マイシードの特徴の一つがコエンザイムQ10だと思います。この成分の特徴を教えて頂けますか?
飯原: 男性の精子の質が落ちていく理由の一つが酸化ストレスです。コエンザイムQ10は抗酸化力が強いので、特に重要視しました。
— 他のサプリメーカーでも、コエンザイムQ10は販売されていると思います。何か違いはあるのでしょうか?
飯原: はい。コエンザイムQ10には、「酸化型」と「還元型」があります。
— 中学の理科みたいですね(笑)。「酸化型」は酸素と結びついていて、「還元型」は酸素と結びついていないコエンザイムQ10・・・ということでしょうか?
飯原: その通りです。一般的なサプリメントに含まれるコエンザイムQ10は、「酸化型」の場合がほとんどです。酸化型コエンザイムQ10は体内に入ると、「還元型」コエンザイムQ10に変換されてから利用されます。その際に、利用されずに体外に排出されてしまうものも出ているのです。
— ちょっと、もったいないですね。
飯原: そうなんです。でも、最初から「還元型」コエンザイムQ10を体内に摂り入れれば、もっと効率良く摂取できます。そのため、マイシードでは、還元型コエンザイムQ10を配合しています。
コエンザイムQ10へのこだわり
— コエンザイムQ10に注目したのには理由があるのですか?
飯原: 私自身が妊活をした時に、周囲の人に聞いて知ったサプリで、SOサポートⅡがあります。これは還元型コエンザイムのサプリで、自分自身でも効果があったなと思えたため、マイシードにも是非配合したいと思いました。病院によっては、コエンザイムQ10のサプリを紹介するところもあるくらいで、生殖医療の専門医の方も効果を認めている成分ですね。
— 医師も勧める・・・となると、原価も高そうですね。
飯原: はい。実は、マイシードには、出来るだけ多くのコエンザイムQ10を入れたいと考えていました。でも、大量に入れると、コストがかかってしまうんです。そのため、開発段階でも、コエンザイムQ10の配合量を減らす話も出たくらいです。でも、精子を活性化するためのサプリを、しっかりと作りたいという想いがあったので、どうしても妥協したくありませんでした。それで、利益は度外視しても、しっかりと良いものを作ることにしたのです。
コエンザイムQ10を十分に入れるため、カプセルにもこだわりました
— 他にもこだわりはあったのですか?
飯原: そうですね。カプセルを何にするか?という点でも、こだわりました。
— どのような点にこだわったのですか?
飯原: サプリのカプセルには、ハードカプセルとソフトカプセルがあります。ソフトカプセルの方がコストがかかるのですが、より多くの粉末などを入れることができます。
( ※ 左がハードカプセル、右がソフトカプセル。左は試作段階のマイシードで、右が現在のマイシードです。)
— ハードカプセルは、よくお医者さんからお薬を頂く時に見る気がします。
飯原: マイシードはソフトカプセルを使用しているのですが、実は、最初はハードカプセルの予定でした。「少しでも良いものを作りたい」「妊活に必要なものは全部入れたい」と考えていました。ところが、開発途中に、ハードカプセルでは還元型コエンザイムQ10が安定しないということがわかりました。同じコエンザイムQ10でも、エネルギーロスのある酸化型コエンザイムQ10ならハードカプセルでも大丈夫だったんですが…。
— そこでソフトカプセルを?
飯原: はい。ソフトカプセルにしてコストがかかったとしても、やはり自分達が納得できるものでなければならないと思いました。特に、還元型コエンザイムQ10を十分に入れるためには、ソフトカプセルがどうしても必要だったのです。
飯原さんの妊活について
— ところで、マイシードの開発は、飯原さんご自身が妊活をされたことが原点になっていますね。
飯原: そうですね。私も精液検査をしたところ、運動率が悪かったという経験があります。そこから運動率を上げるための努力をしました。
— 具体的には?
飯原: 食事の時に野菜を多めに摂ったり、熱いお風呂に長時間入らないようにしました。また、夫婦生活を持つ前には、禁欲期間を持つようにもしました。
— サプリも?
飯原: 複数の人に勧められたサプリで、アメリカの亜鉛サプリを飲んだり、SOサポート2というコエンザイムQ10のサプリを飲んだりしました。
— 亜鉛もコエンザイムQ10も、マイシードに入っていますね?
飯原: はい。自分自身が、結果として精子の運動率を上げることができましたから、これらの成分をサプリに入れたいという想いは強かったですね。
— 妊活に男性が取り組む時は、奥様との関係にも気を配る必要が出てきますよね。飯原さんは、何か特別な努力をされましたか?
飯原: 特に意識したことはなかったです。ただ、妻が辛い思いをしていることは理解していました。妊活中の妻を見ていると、メンタルがとても不安定でした。期待 → 不安 → 落胆の繰り返しが毎月繰り返されます。男が思っている以上のストレスがかかっているのだなと思いました。周りからの期待や、「まだなの?」という何気ない一言、そういったものについても、精神的に本当に辛いのだろうなと思いました。
— 奥様が辛い時には、飯原さんはどうされたのですか?
飯原: 話を聞いていたことと・・・とにかく一緒にいました。妊活は夫婦で行うものです。マイシードのコンセプトに戻りますが、やはり、その部分が大切だなと思っています。
取材を終えて
マイシードは、公式サイトに記載されているように、社長である飯原さんの妊活体験が原点になって生まれた妊活サプリです。
そして、取材を通して、飯原さんを始め、スタッフの皆さんからの熱い想いが込められたサプリだということがわかりました。
妊活をすると、夫婦間の関係は微妙になることが多いものです。そういった部分をしっかりと考えられて、「夫婦で妊活に向き合うきっかけにしたい」という想いで作られたサプリは、何よりも心強い支えになるように思えました。
最後になりますが、パスクリエイト株式会社 代表取締役社長 飯原崇暁さん、スタッフの皆さん、取材へのご協力ありがとうございました。