妊活で摂りたい【体を温める】食べ物
妊活では「冷え」は絶対に避けたいもの。
だから、食事でも「温かい食べ物」を食べようと心掛ける人も多いと思います。
でも、体を温める食べ物って「熱いものを食べる」って言うこととは違うんです。
確かに「温かい物」を食べれば体は温まります。
でも、それとは別に体を温める「食材」と、体を冷やす「食材」というのがあるんです。
以下、体を温める食材と冷やす食材を紹介しますが、かと言って、「体を冷やす食材」は絶対に食べてはいけないということではありません。
体を冷やす食材の中にも、妊活ではとても役立つものもたくさんあるので、「体をあたためる食材をしっかりと食べましょう」という程度のものとして考えて下さい。
食材の原産地で、体を温める食材がわかる!?
北方産の食材は体を温め、南方産の食材は体を冷やす
地球上の各地域で、昔から食べられてきたものというのは、やはりその地域で食べられていた合理的な理由があります。
寒い地域では体を温める必要がありますから、食材も体を温めるものが中心になり、
暑い地域では体を冷やす必要がありますから、食材は体を冷やすものが中心になりますね。
妊活で体を温めたいと思った時には、なるべく「北方産」の食材を中心にメニューを考えるのが良いと言うことになります。
具体的には、こんな食材!
具体的に見ていくと・・・
バナナ、パイナップル、トマト、キュウリ、カレー、コーヒ・・・など南方産の食材は体を冷やす食べ物です。
一方で、たまねぎ、ごぼう、人参、ねぎ、鮭、カニ・・・などの北方産の食材は、体を温める食材になります。
根菜類・黒っぽい物・塩分の多い食材も体を温める
根菜対は体を温め、生野菜で食べるものは体を冷やす
れんこん、しょうが、にんにく、山芋・・・のような根菜類が体を温める食材です。
レタス、サラダ菜、もやし・・・などの生野菜で食べるタイプのものは体を冷やします。
黒い食材は体を温め、白い食材は体を冷やす
色でも違いがあるようですね。
黒砂糖、海藻類、黒豆、黒ゴマ、そば・・・のような黒っぽいものは、体を温める食材で、白砂糖、牛乳、豆腐、豆乳・・・などの食材は体を冷やす食材です。
この白砂糖と黒砂糖の違いにはもう少し続きがあって、黒砂糖も白砂糖も「サトウキビ」が原料になっているのですが、北海道原産の「てんさい」を原料にした「てんさい糖」が砂糖の中では、最も体を温めてくれるそうです。
塩分の多い食材は体を温める
また、塩、みそ、しょうゆ、たらこ、つくだ煮・・・のような塩分の多い食材は、摂りすぎたら体に悪そうなイメージがありますが、これらは体を温める食材のようです。
確かに、日本の北国では冬を乗り切るために、古来、塩を使った保存食が盛んに作られていました。体を温めると言われると納得できるものはありますね。
スイーツ、お酒でも体を温めるものと冷やすものがある
体を温めるスイーツと、体を冷やすスイーツ
食後の楽しみのスイーツでも、体を温めるものと冷やすものがあります。
例えば、あんこは体を温める食材ですが、生クリームは体を冷やす食材です。そう考えると妊活中は、洋菓子より、和菓子の方がお勧めかもしれません。
体を冷やすお酒と、体を温めるお酒
お酒でも、日本酒(熱燗)、紹興酒、赤ワイン、梅酒、焼酎のお湯割り・・・などは体を温めます。
一方で、ビール、白ワイン、ウィスキーの水割り・・・などは体を冷やします。
体を温める「生姜」は、生よりも加熱するか乾燥生姜を!
体を温める食材の中でも、古来、日本人に親しまれている食材のひとつが生姜。
この生姜なんですが、実は生のままで食べるよりも、加熱処理するか乾燥生姜を使う方が体が温まります。
生姜の辛味成分に「ジンゲロール」というのがあるのですが、これが加熱処理されることで、体を温める効果のある「ショウガオール」に変化するんです。
特に乾燥生姜には、この「ショウガオール」が豊富。
生姜を食べるなら、加熱して利用するか、乾燥生姜を使うことで、体の冷えを取っていきましょう。