男性の更年期障害対策|男性ホルモンを増やす食事とは?
この記事では、男性の更年期障害を克服する、もしくは男性ホルモンを増やすために役立つ食材について紹介していきます。
セロリ、タマネギ、朝鮮人参は、男性ホルモンを増やすのに役立つ
セロリは、男性ホルモンの「アンドロゲン」に似た成分を多く含んでいます。また、血圧の低下や循環器系の機能改善の効果もあります。タマネギは男性ホルモンの「テストステロン」を増やす作用があります。
精力剤などに使われることもある「朝鮮人参」は、テストステロンの形成や精子の生成に影響しますが、調理法が難しいので、サプリメントで摂取した方が良いかもしれませんね。
その他、ニンニクや牡蠣もテストステロンの生成に関わっています。
精力を付けてくれる効果もある、ニンニク・牡蠣・生姜・ネバネバ食品
ニンニクには、テストステロンを増やす働きもあるのですが、それだけではなく、動脈硬化を防いだり、性欲を高める効果があるとされていますね。食事の時には、タンパク質と一緒に摂ると効果が高いそうです。
牡蠣や生姜には「亜鉛」が大量に含まれています。亜鉛は「セックスミネラル」とも呼ばれていて、不足するとホルモンバランスが乱れるという、重要なミネラルです。亜鉛もテストステロンの生成に関わっています。牡蠣は特に亜鉛の含有量が多いので、精力剤などによく使われていますね。
筋力をつけて、代謝を良くするなら、ゴボウ・ニンジン・ウナギ・黒ゴマ
男性ホルモンを増やすためには、筋肉をつけていくことが大切です。運動をすると筋肉で男性ホルモンが作られることがわかっているので、筋肉をつけることは男性の更年期障害を克服するには欠かせません。また、男性ホルモンが減ると体脂肪が付きやすくなり、脂肪は女性ホルモンを大量に含んでいることがわかっています。そのため、体脂肪を減らすことも大切。そのためには基礎代謝を上げることも欠かせません。
ゴボウは、アミノ酸の「アルギニン」が含まれていて、筋力増強、精力回復効果があります。また、ニンジンには体を温め血流を良くする効果が、ウナギには大量のビタミンEが含まれていて抗酸化作用があることから、この二つの食材は、血流を良くして、代謝をバックアップしてくれます。また、黒ゴマは大量のビタミンEが含まれている他、鉄分や良質なアミノ酸も多く含んでいて、若返り効果がを狙った健康食品が発売されているほどです。
男性ホルモンを増やすためには、必要な栄養分をしっかり摂ることが大切
男性ホルモンを増やすためには、筋肉を付けることが大切です。
そのためには、アミノ酸をしっかりと摂らないとならないので、肉類をしっかり食べないとなりません。また、体全体の若返りを図るためにも、抗酸化作用がある食品をしっかりと摂らないとならないですね。さらに脂肪も大切です。特にコレステロールは男性ホルモンの原料になる大切なもの。脂質抜きの食事では、男性ホルモンは作られません。
そう考えると、摂食によるダイエットはあまり良くないですね。
でも、一方で、体脂肪を落とす必要はあります。特に、妊活中は、肥満が生殖能力を減退させることになってしまいます。そこで、
・白砂糖・炭水化物の摂りすぎに注意する
・食べる順番に注意する
という2点を守って下さい。
体内に糖質や糖質元となる炭水化物を大量に摂取してしまうと、痩せにくくなります。その理由は、体内の代謝は糖質⇒脂質の順に行われるため、まず体内の糖質が代謝されないと脂質の代謝はされない・・・つまり体脂肪は減らないわけです。ダイエットのための有酸素運動が20分以上とか30分以上必要だと言われるのは、このためです。なので、まずは、代謝を良くするために、糖質の摂取・・・特に白砂糖を含む「甘味類」や炭水化物を摂りすぎないようにして下さい。
また、空腹時に、いきなり炭水化物を大量に食べるのも控えましょう。空腹時に、大量の炭水化物、つまり糖質が体内に入ってくるのが習慣化すると、糖質を代謝する「インスリン」という物質の分泌がコントロールされにくくなって、太りやすくなったり、食べてもすぐに空腹を感じやすくなったりします。完全に、肥満の原因というわけです。