精子を元気にする栄養素は?
ポイントになる栄養素:ビタミンC ビタミンE 亜鉛
男性不妊の検査を受けて、精子の数が少なかったり、元気が無かったりすると、夫のショックは計り知れないものがあります。なので、日ごろから、さりげなく精子に良い栄養素を、しっかりと摂っておくことは、とても大切ですね。
ポイントになる栄養素は、亜鉛とビタミンC、ビタミンEです。
精子を元気にする栄養素は?
亜鉛が男性と精子を元気にする
男性の精力剤でも、良く出てくるのは亜鉛。でも別に、亜鉛は、瞬間的に男性を勃起させるとか、そんなことは無いんです。それよりも日々摂取していくことで、男性の性欲をキープしたり、精子を元気にしていく効果の方が注目されるべきですね。
亜鉛は、男性ホルモンの合成に関わって精子を作ったり、精子の運動を活発にする働きがあると言われています。特に、遺伝子情報である核酸(DNAやRNAのこと)は、アミノ酸と亜鉛が材料になっています。ですから亜鉛が不足しては、これらのものが正常に作られなくなってしまいますね。
ビタミンCとビタミンEで、精子の染色体異常を防ぐ
精子の染色体異常があると、受精できない、もしくは受精しても受精卵が育たなくなってしまいます。
ところが、心身がストレスを受けると体内で活性酸素が発生し、活性酸素によって精子のDNAが傷ついて、染色体異常の原因になりかねません。これを防ぐためには、精子が活性酸素の攻撃を受けないように、活性酸素から精子を守らないとなりません。
ビタミンCとビタミンEは、抗酸化物質なので、活性酸素から精子を守ってくれます。色々な抗酸化物質がありますが、この2つが、抗酸化力が最も強いとされていますね。
ビタミンAも造精機能に関わっている
実は、ビタミンAが不足するのも、精子にとって良くないと言われています。
ビタミンAが不足することで、精巣が委縮し、精子をうまく作れなくなることがあるようです。また、精子をためる精巣上体も委縮すると言われています。
元気な精子のためにはアルコールを控えたい
アルコールも、精子にとっては害をなすことがあるようです。
アルコールが分解すると、アセトアルデヒドという物質が代謝されるのですが、この物質は、大量の活性酸素を発生させます。前にも書いたように、活性酸素は、精子を傷つけ、精子の染色体異常の原因になりかねません。
また、体内に吸収されたアルコールを分解するのに、亜鉛が使われてしまいます。大切な精子のもとになる亜鉛が使われてしまって亜鉛が欠乏すれば、もちろん精子にとっては良くないことになりますね。
精子のためには、お酒を控えることも多少は大切かもしれません。
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