栃木県 市町村独自の不妊治療助成制度について
栃木県の不妊治療助成金制度を調べてみました。
私たちが利用できる不妊治療助成金には、
・国が定めた不妊治療助成制度にしたがって栃木県が実施している「特定治療支援事業」
・各市町村が独自で行っている不妊治療助成制度
の両方があります。栃木県が実施している「特定治療支援事業」は県が、市町村ごとの助成制度は市町村がそれぞれ窓口になっているので、どちらにも問い合わせて、なるべく両方の助成金をもらいたいですね。ただし、宇都宮市在住の場合は、どちらについても、宇都宮市で取り扱っています。
栃木県が市町村ごとに実施している不妊治療助成制度について
栃木県には全部で25市町村あるのですが、群馬県と同様、なんと全ての市町村で、市町村独自の不妊治療助成制度を実施しています。素晴らしいことです。
しかも、栃木県の場合、いずれの市町村もかなりの金額を助成してくれるようになっています。一番多いのが、一人当たり100万円が限度になっている制度。「1回につき10万円ずつ、計10回」とか、「1年間で20万ずつ、5年分」などバリエーションはありますが、大体このあたりがスタンダードになっています。他の都道府県と比べても高レベルですね。
人口が多いところも少ないところもあるので予算付けが大変だと思うのですが・・・全県上げて、しっかりと取り組んでいるのが凄いと思います。
金額的に突出しているのが、那須塩原市、さくら市、那須鳥山市の3市。いずれもトータルすると最大で150万円の不妊治療助成を受けられるしくみになっています。
宇都宮市、大田原市、さくら市、下野市の4市は、人工授精にも助成金を出してくれます。いずれも、特定不妊治療(体外受精・顕微受精)に比べれば金額的に低いのですが、それでも、1回の治療当たり、宇都宮市が32,000円、大田原市・さくら市が20,000円、下野市が年間5万円までを限度として、助成金を交付してくれます。
金銭的に体外受精までは勧めないことも多いですから、人工授精の段階で助成金を出してもらえると、とても助かります。
栃木県の市町村ごとの不妊治療助成制度の一覧
平成26年度の栃木県の区市町村ごとに実施している自治体の不妊治療助成金制度は以下の通りです。なお、下表では、特に注釈が無い限り、「自己負担分から県の助成金を引いた金額に1/2をかけた金額」を限度としています。
自治体 | 助成金(限度額) | 利用可能回数 |
---|---|---|
宇都宮市 | 100,000円/回 | 県の交付に準ずる |
※人工授精 32,000円/回 | 1年度に1回、通算2年度 | |
足利市 | 200,000円/回 | 通算5年度 |
栃木市 | 100,000円/回 | 1年度に1回、通算5回 |
佐野市 | 100,000円/回 | 1年度に1回、通算5回 |
鹿沼市 | 100,000円/回 | 1年度に1回、通算5回 |
日光市 | 100,000円/回 | 1年度に1回、通算5回 |
小山市 | 1,000,000円/5年度 | 5年度 |
真岡市 | 150,000円/年 | 通算5年度 |
大田原市 | 100,000円/回 | 1年度目は年3回、以降は年2回、通算5年度・10回 |
※体外受精 20,000円/回 | 1年度に2回、通算5年度 | |
矢板市 | 100,000円/回 | 県の交付に準ずる |
那須塩原市 | 300,000円/回 | 1年度に1回、通算5年度 |
さくら市 | 150,000円/回 | 1年度に2回、通算5年度 |
※人工授精 20,000円/年 | 1年度に2回、通算5年度 | |
那須鳥山市 | 300,000円/回 | 1年度に1回、通算5年度 |
下野市 | 100,000円/回 ステージC、Fは、50,000円/回 |
1年度目は年3回まで、以降は年2回を限度 通算5年間、10回まで |
※特定不妊治療以外 50,000円/年 | 1年に1回、通算2回 | |
上三川町 | 200,000円/年 | 通算5年度 |
益子町 | 150,000円/年 | 通算4年度 |
茂木町 | 150,000円/年 | 通算5年度 |
市貝町 | 150,000円/年 | 通算4年度 |
芳賀町 | 150,000円/年 | 通算4年度 |
壬生町 | 100,000円/回 | 1年度2回、通算3年度 |
野木町 | 150,000円/回 | 1年度1回、通算5回 |
塩谷町 | 100,000円/回 | 1年度2回、通算5年度 |
高根沢町 | 200,000円/年 | 通算5年度 |
那須町 | 200,000円/回 | 通算5年度 |
那珂川町 | 100,000円/回 | 1年度2回、通算5年度 |
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