二人目不妊の原因は?

一人目の子供が授かった後、二人目を作ろうを思っても妊娠できない状態を「二人目不妊」と言います。
実際、一人目が授かったのに、その後に不妊になることってあるんでしょうか?
そもそも、二人目不妊の原因って何でしょうか?
この記事では、二人目不妊の原因について書いていきたいと思います。
一人目がたまたまラッキーで授かっているケース
一人目が授かっている・・・となると、「不妊であるはずがない」と考えたくなってしまいます。
ただ、実際には、元々不妊原因が男女のどちらか、もしくは両方に合ったのに、一人目の時にはラッキーで受精・妊娠が出来たというケースがあります。
もちろん、過去にさかのぼらない限りわからないことですが、現状「赤ちゃんが欲しいのにできない」以上は、二人目不妊を疑った方が良いようですね。
育児や仕事のストレス
ストレスが二人目不妊の原因になる?

妊娠というのは、簡単にできることではなくて、奇跡に近い偶然の積み重ねで成立するものです。
そのため、妊娠するまでのプロセスと言うのは、非常にデリケートで壊れやすい物と考えた方が良いですね。
妊娠までのプロセスを「壊れやすくしている」原因の一つがストレスです。
ストレスで排卵機能に悪影響が出る

ストレスがかかることで、人間は自律神経のバランスを崩します。
自律神経は、自分の意思では動かすことが出来ない血流・発汗・心拍などをコントロールしているところ。
自律神経に支障が出れば、血流が悪くなることもありますし、ホルモンバランスを崩してしまうことがあります。
ホルモンバランスを崩せば、排卵機能に悪い影響が出ますから、これは重大な事です。
子育て中のストレス・仕事のストレスが原因に?
一人目を出産すると、女性にとっては今までの人生では無かったようなことを、「子育て」という形でどんどん経験していきます。
子育で、過度なストレスがかかっているケースもあります。
特に3歳ぐらいまでは、本当に手がかかりますから、子育てに疲れてしまう人もおおいんじゃないでしょうか。
また、小学校に上がってしまうと、あっという間に子供は成長していきます。受験のことで悩んだり、反抗期で悩んだり・・・そういったストレスも不妊の原因になっていることは十分に考えられます。
産後、仕事に復帰した時も大変ですよね。
子供の病気や学校行事などで、周りに気を使いながら休暇をとったり、年次とともに責任の重い仕事を任されたりしていくわけですから、年齢を重ねるにしたがって仕事のストレスが増えていくのは当然です。
このように、一人目の子供がいることや、年齢的に仕事の責務が重くなっていることが、間接的に二人目不妊に影響していることも考えられます。
年齢も二人目不妊の重要な原因
一人目を授かった後ですから、二人目不妊で悩んでいる時点で、年齢が高くなっているケースも多いです。
年齢が高くなるほど、卵子は老化し、精子も劣化していきます。
こればかりは人間である以上どうにもなりません。
特に、二人目不妊の場合、初産のあと4~5年たってからもう一度妊活を始めたり、不妊治療を考え始めるケースが多いです。
これは子供の手がかかるのが3歳くらいまでがピークだからかもしれませんね。
そのため、子供が4歳くらいになって、少し手がかからなくなってから二人目を考えるというケースはとても多いと思います。
でも、そうなると、初産から4~5年は経っているわけです。
今の日本では初産の平均年齢は30歳を超えていますから、二人目を作りたいと思うのが35歳前後になってしまいます。
そうなると、妊娠率が落ちていく年齢に差し掛かってしまうわけです。
セックスレスが二人目不妊の原因になることも
どこの夫婦でも同じだと思いますが、新婚当初に比べれば、年を追うごとにセックスの回数は減っていくと思います。
体力的なものもあるでしょうし、セックスがマンネリ化するというのもあると思います。
そうなるとセックスの回数はもちろん減っていきますよね。
そもそもセックスしなければ妊娠しないわけですから、セックスの回数が減れば、もちろん妊娠率は減ってしまいます。
実際、不妊治療の問診票にはセックスの回数を記入する欄があるくらい大切なことなんです。
ところが、不妊治療に来る夫婦のかなりの数が、セックスの回数が少ないらしく、諸外国に比べても日本人の夫婦のセックスの回数は非常に少ないようですね。
また、妊活をしているのに、肝心のセックスの回数には無頓着なケースも多いようです。
二人目不妊は早目に対処をして下さい
このように、二人目不妊は年齢的な壁に当たってしまっているケースが多いです。
年齢が高くなればなるほど、妊娠できる確率は少なくなってしまうので、二人目不妊で悩んでいる人は、少しでも早く妊活を始めるのが良いと思います。