パートナーとの愛で卵子の質を高めよう
近年の初産の平均年齢は、30.4歳と、30歳をとうとう超えてしまいました。
晩婚化が進み、初婚年齢が29歳という事実に起因しているようです。
年齢が上がるにつれて、卵子が老化し、質も下がるため、妊娠の可能性が年々低くなっていくと多くのメディアが掲げています。
このことからも、不妊治療は早くに始めたほうがいいと言われています。
不妊治療は、ホルモン剤を投与することにより多くの卵子を強制的に発育させるよう促します。
ただ、多くの卵子を作ったとしても、良い受精卵が出来なければ意味はありません。
受精卵ができても子宮の環境が悪ければ着床も難しいからです。
良い受精卵を作るためには、卵子の質を上げることが重要です。
身体はもちろん、夫婦愛で満たされることにより、質の良い卵子を作ることができます。
妊活をすると、衝突が多くなります。
私も、実際妊活の際、夫とはたくさん衝突しました。
そんな中で、夫婦の絆を保つために実際に気を付けた事をお伝えしたいと思います。
【専門家紹介】
小田 都子
恋愛・婚活アドバイザー
アンジェパーティー 代表
自身の婚活を生かし、婚活支援を開始。北九州を中心にパーティー、お見合い等を開催。異性に好まれる方法、異性の違い、攻略方法など、男女間の問題に幅広く対応する。
HP → http://www.angeparty.jp
まず自分のストレスを減らすことから
卵子は女性の身体にあるもの。
第一ステップとして、私はまず身体の中を整えることで卵子の質を上げるようにしていました。
- 生活習慣を見直す
- 早寝早起き。
まずは一日のリズムを整える - 食生活を見直してスローフードを取り入れる
- 適度な運動を継続し、基礎代謝を上げる
- 体温を上げる
- 靴下を履いたり、腹巻きをして身体を冷やさない工夫を
- 岩盤浴やホットヨガなどで代謝を高める
- 漢方を上手に取り入れる
- ストレスを溜めないこと
- 夫婦でコミュニケーションをしっかり取る
- 思いつめず前向きに取り組むこと
- たまには自分を褒める
無理せず、少しずつ出来ることを増やせるように取り組んで、身体の中をリセットして卵子の質を上げていきましょう。
お互いのストレスを減らし、愛し合うこと
ストレスを溜めないようにしましょう、とご説明しましたが、疲れた時や、寝不足の時、ストレスフルな時、生理が遅れる、頭痛や肩こり、肌荒れ、などの経験はないでしょうか。
卵子の質も同じなのです。
健康な心身状態でいることが改善につながると言われています。
精神状態をより良くすることが肝心です。
幸せな状態で夫婦が愛し合うと、生殖ホルモンが活発になります。
満足感、幸福感により排卵を促し、着床を助けるホルモンがたくさん出る効果があります。
もし、「今日は排卵日だから19時までに帰ってきて!」と威圧的に伝えられたら、どう感じるでしょうか?きっと、ストレスを感じてしまいます。
義務感ではなく、双方の心も身体も悦ぶセックスをするようにしてください。
私達は、排卵日が予測出来たら夫婦で日にちを決めていました。
お互いの仕事の都合などを考慮し、もしゆっくり時間が取れない場合は、「今月は残念だけど来月頑張ろう!」と目標を次に変えて、排卵日を気にせず愛し合うようにしていました。
頑張りすぎず、お互いを尊重し、精神的に追い詰めない努力をすることも大切です。
それでも辛い時は、責めずに甘えてみましょう
不妊治療は高額なこともあり、結果が出ないと落胆してしまう方も多いと思います。
また、排卵誘発剤により、吐き気や頭痛、下腹部痛など、体調が優れない方もいらっしゃると思います。
そういう方は無理せずに、症状をパートナーに伝えた上で、家事をお休みし、少しゆっくりしてみてください。
自分を追い詰め、相手を責めても辛くなるだけです。
自分ばかりが辛い、と思うこともやめてください。
体外受精の場合、男性は密室で一人、精子を容器に入れて提出します。
これは恥ずかしく、切ないことである、と理解をして、感謝の気持ちを持つことが大事です。
体外受精をしていなくとも、日頃から感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。
旦那様の協力を求めるのであれば、まずは自分の言動を振り返り、自分が変わるように努力してください。
また、愛し合うのは排卵日の前後だけではなく、日ごろからしっかりと行ってください。
1週間以上セックスしないのはNGと言われています。
日頃から支え合える関係を作り、良い関係を築くこと。
それが夫婦お互いの精神的にも身体にも良い影響を与えます。
より良い卵子作り、より良い精子作り、そしてより良い体作り。
夫婦で愛を深めながら楽しんでいただきたいです。