夏野菜で妊活
この時期スーパーに行くとカラフルな野菜が目立ちますよね。
そう!それがとても妊活に役立つパワーを持つ夏野菜です。
そこで今回は、妊活に役立つ「夏野菜の魅力」をお伝えいたします。
【著者:岡田 明子(おかだ あきこ)】
管理栄養士として健康関連のレシピ提供や商品開発、講演や執筆、メディア出演など予防医療分野を中心に幅広く活躍中。
自身の35歳からの妊活、妊娠を通じて「妊娠を望む方の食事サポート」も行い、個々の生活習慣に合わせた的確な指導に定評がある。食事サポート実績は延べ1万人に及ぶ。
2014年一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)を設立し、 栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康事業のサポートとヘルスケア分野で活躍できる人材育成を行っている。
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妊活におすすめの夏野菜ベスト5
トマト

今では年中見かけるトマトですが、夏のトマトにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは抗酸化作用があるので妊活には欠かせないビタミンです。
また、ストレスで消費してしまうビタミンなのでストレスを感じやすい方にはおすすめの栄養素です。
またトマトに含まれる代表的な栄養素といえば「リコピン」です。
リコピンは抗酸化作用が高く、卵巣のアンチエイジングに役立ちます。
リコピンは赤い色素に含まれているのでトマトを選ぶ時は、より赤いものを選びましょう。
またリコピンは油との相性が良いのでオリーブオイルをかけていただいたり、油で炒めて摂り入れることがおすすめです。
昨今では、様々な種類のトマトが出回っているので食べ比べてお気に入りを見つけるのもいいですね。
かぼちゃ

冬野菜と思われがちなかぼちゃですが、実は収穫は夏ということをご存知でしょうか?
かぼちゃには、体内でビタミンAにかわるβ―カロテン、ビタミンE、ビタミンCと抗酸化作用があるビタミンを多く含む食材です。
かぼちゃの皮の部分は栄養価が高いので、よく洗って皮ごとスープや煮物にして摂ることがおすすめです。
ゴーヤ

この時期にしか見かけない野菜の1つであるゴーヤ。
ゴーヤには、抗酸化作用があるビタミンCを多く含んでいます。
ビタミンCは加熱調理などで壊れてしまう成分ですが、ゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいことが特徴です。
その他、カリウム、カルシウムも含みます。
独特の苦味成分が苦手な方も少なくないと思いますが、この苦味はきちんと下処理することで、ある程度軽減することができます。
スプーンを使い、ワタの部分をきれいに取り除き、薄く切って塩もみしてから調理に活用すると苦味が和らぎます。
ニラ

ニラに含まれる「アリシン」という成分は、抗酸化作用があります。
このアリシンはビタミンB1と合わせることで疲労回復に役立つので、疲れがたまっている方はビタミンB1を多く含む豚肉やレバーなどと調理すればパワー補給にもなります。
レバニラ炒めや豚しゃぶのタレに刻んで入れてもサッパリいただけます。
ピーマン

ピーマンは、体内でビタミンAに変わるβ―カロテンやビタミンC、ビタミンEを多く含み抗酸化に役立ちます。
しかし、もっと栄養のパワーをいただきたい時は「赤ピーマン」がおすすめです。
赤ピーマンは緑色のピーマンよりも上記のビタミンを多く含み、また甘いので食べやすいのも嬉しいポイントです。
夏野菜は、妊活には欠かせない抗酸化作用が高い食材が多いのが特徴です。
電子レンジ使いで簡単ラタトュイユ
今回は夏野菜をたっぷり使用して、電子レンジで簡単に作れる「ラタトゥイユ」をご紹介いたします。
材料(2人分)
- ピーマン…1個
- 赤ピーマン…1個
- かぼちゃ・・・1/8個
- トマト・・・1個
- なす・・・1本
- 玉ねぎ…1/2個
- 白ワイン…大さじ1
- にんにく…1かけ分
- オリーブオイル…大さじ1
- 塩、こしょう…適量
- 白ワイン…大さじ3 (a)
- ケチャップ…大さじ3(a)
- 水…大さじ5(a)
作り方
- 野菜は全て2cmの角切に大きさを揃えて切り、耐熱容器に入れ塩こしょうと白ワインを加え、ラップをし電子レンジで10分加熱する。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにしたにんにくを加え香りが出たら①の野菜と(a)を加え、汁気が無くなるまで炒め煮にする。
カラフルな色が特徴の夏野菜パワーを是非、妊活に活用してみてくださいね!