季節の変わり目は、体を動かしてリフレッシュしましょう!
新生活、みなさまはどのようにお過ごしですか?
春は気持ちの良い素敵な季節ですね。
でも、新しい生活が始まったり環境が変わったりと、生活リズムが変わる季節でもあります。
変化する環境に慣れるようとすると、ストレスも溜まりがちです。
また、冬場に縮こまった体をそのままにしておくと、気持ちいいはずの暖かさも、姿勢のせいで呼吸が浅くなりだるさを感じやすくなってしまう方もいらっしゃいます。
そんな時こそ体を動かして、フレッシュな感覚をこころとからだに取りいれましょう!
今回は、季節の変わり目にリフレッシュするための方法について、ヨガの視点からお話したいと思います。
【著者の紹介】
沖田 京子
ヨガセラピスト・フードマイスター
PEACEFUL YOGA 主宰
学生時代にダイエットとしてヨガを始めるが、その奥深さにはまり、現在は、ヨガクラスを開催しながら、更に療法としてのヨガの学びを続ける。ヨガ(ハタヨガ・陰ヨガ・アンチエイジングヨガ・キッズヨガ・マタニティヨガ等)・ダイエットカウンセリングなどを行う。娘のアトピーを改善する為と体調管理としての食事の為、マクロビオティックを学び、現在フードマイスターとしても活動中。
HP http://m.facebook.com/peacefulyogatokyo
春は「デトックス」の季節。体をほぐして気持ちも開放的に!
春は、冬の間に溜まった毒素を排出する機能が働きます。
例えば、肝臓はアルコールの分解や血液の浄化の働きと共に、溜まった毒素の分解もしてくれます。
そのため、春は特に負担がかかりやすくなります。
ふきのとうなど、春の食べ物はアクが強いものが多いですよね。
人間の体も同じなんです。
また、春は新しいことを始めたくなる季節ですね。
実はこれも、冬までの自分から新しい自分へ向かう心の働きの一つであり、デトックス機能の表れと言えるかもしれません。
そうした季節の働きに、逆らわず自然に受け入れ、排出機能を高めてあげることが大切です。そして、体のシステムを自然に受け入れると、自ずと運動のモチベーションも高まります。逆も然りで、体のバランス(姿勢)が崩れる事で、気持ちのバランスも崩れがちになります。運動で体を伸ばすことで、気持ちも解放されていきます。
かたい体をほぐすヨガ
寒い季節は体を丸めがちですよね。同じ様に、心と体はつながっているので、気持ちが塞ぎがちになるとついつい背中も丸まります。思い詰めた人や、極寒の時に胸を張って過ごしてる人はあまり見かけないと思います。
つまり、冬の寒さで体が緊張した状態のままでいることも、春のストレスにつながっている可能性があるのです。
こんなときこそヨガがオススメ。緊張を緩めるためにはヨガが効果的です。
ヨガの場合、激しく動かなくても体を動かす事ができて気分転換になります。
浅くなった呼吸を深くする事で、頭には酸素が送られて新しいアイデアが浮かぶかもしれないし、動かす事で血の巡りが良くなり、肩こりなど未病と呼ばれるような不調の改善にもつながります。
デトックスに効果的!“春ヨガ”でストレス解消!
ここで、春にオススメの簡単な運動について紹介します。
トリコナアーサナ(三角のポーズ)
体側を伸ばして気持ちをすっきりと、また、股関節を柔軟にして歪みを改善する効果も期待できます。
- まず大きく左右に両足を広げます。
- 息を吸いながら、両手を肩の高さにあげて平行にし、次に息を吐きながら股関節を軸に体を左側に倒し、右手を天に向かって上げて、左手を左足に沿わせ手足先の方へとスライドさせます。
- 上げた腕は指先までしっかりと伸ばし、視線は指の先に向ける様にします。
- 息を吐き切ったら体勢をキープして約5呼吸繰り返します。
- そして息を吸いながら元の体勢に戻します。
この時体が前傾になると、体側に効果を感じにくいので、上半身が前に倒れないように気を付けます。 - 反対も同じようにします。
このアーサナは、体側が伸びているのをしっかりと感じることが大切です。 - また、伸びにくいと感じる方があれば、そちらだけをさらに1セット増やしても良いと思います。
最後に
季節によって、体のシステムも心のシステムも変化します。
日本は四季のある素敵な国だからこそ、楽しみ方もバリエーションが豊富な分、季節に合わせた体調管理も大切です。
小さい子の目線は想像以上に低く、道端の草花にも大人より早く気がつきます。
今からそんな風にも、季節を楽しむ生活を心がけると、将来、お子様の体調管理やお子様とのコミュニケーションにも活かせます。
季節の変化を肌で感じながら、春の妊活を楽しみつつ運動にもトライしてみてくださいね。
そんな風に新しい生活をイメージしながら、深い呼吸とヨガのアーサナをしてみると、普段と違った景色が見えてくるかもしれませんよ。