妊活のための運動のススメ
今年は暖冬だったかと思えば、途端に冬の寒さが訪れましたね。用事がなければこもりがちになっていた方も多いのではないでしょうか?
さて、その寒さも少しづつ穏やかになり、暖かい日も増えて来ました。ゆっくりと花の芽がほころび出し、運動するのにとても気持のよい季節に向かっていきます。
妊活中のプレママの皆さんは、普段は運動をされていますか?
妊娠の為に排卵日を調べ、基礎体温をつけている方は多いと思いますが、妊娠のチャンスを増やす為には運動はとっても効果的です。
今回はそんな妊活中の皆様に役立つ、運動のススメについてお話します。
【著者の紹介】
沖田 京子
ヨガセラピスト・フードマイスター
PEACEFUL YOGA 主宰
学生時代にダイエットとしてヨガを始めるが、その奥深さにはまり、現在は、ヨガクラスを開催しながら、更に療法としてのヨガの学びを続ける。ヨガ(ハタヨガ・陰ヨガ・アンチエイジングヨガ・キッズヨガ・マタニティヨガ等)・ダイエットカウンセリングなどを行う。娘のアトピーを改善する為と体調管理としての食事の為、マクロビオティックを学び、現在フードマイスターとしても活動中。
HP http://m.facebook.com/peacefulyogatokyo
女性ホルモンと運動には深い関わりが
まず、妊娠のために女性ホルモンはとても大切です。
そして、女性ホルモンと運動には深い関わりがあります。
女性ホルモンは、主に皮下脂肪の中にあり、肥満の方は女性ホルモン過剰になりやすく、痩せ過ぎの方は女性ホルモン不足の原因になる場合があると言われています。
ですから、適度な運動で筋肉をつけ、脂肪の量を増やしすぎず減らし過ぎないように気をつけることが大切です。
また、基礎体温を高めることも妊娠しやすい体づくりにとって必要です。
筋肉がつくと基礎代謝が上がり体温上昇に役立ちますので、そのためにも運動をして、筋肉をつけることは欠かせません。
決して男性的な隆々の筋肉である必要はなく、ゆるやかな運動で身に付く、しなやかな筋肉で十分です。
激しい運動でなくてもよく、例えば姿勢よく歩くことからでも効果がありますので、毎日の生活に無理なく取り入れられるような運動習慣を意識してみてくださいね。
運動はストレス軽減にも役立ちます
妊娠しやすい体づくりの為にもう一つ大切なのが、ストレスを軽減する事です。
ストレスによる体の調整機能と、排卵機能の司令部は同じ脳の視床下部にあり、ストレスが過剰すぎると排卵にも影響が出てしまいます。
運動をすることは気分をすっきりさせるので、肉体的に有益なだけでなく、それ以上にストレス解消という意味でも効果があります。
産後は、皆様が想像する通りの忙しさですから(もちろん、その何倍もの喜びというおまけ付きですが)待ちに待った子育ても、大変で辛くてしかたない気分になってしまう瞬間が必ず訪れます。
そんな時は、新しい習慣を取り入れる余裕は持ちにくいものです。
妊娠前からうまく気分の切り替えができる様な運動習慣を身につけておくと、精神面でも安定し、母子関係にも夫婦関係にも、とても良い影響を与えます。
オススメの運動をご紹介します
最後に、ちょっと空いた時間でもできるオススメの運動をお伝えします。
妊活中の方にも、妊娠中の方にも無理なく取り組めますよ。
「パッダコナーサナ(合せきのポーズ)」
出産時にスムーズに骨盤が開くように、股関節をゆるめる動きのアーサナ(ポーズ)です。
また、出産によって歪んだ骨盤の、産後の矯正にも役立ちますので、覚えておくととても便利です。
- まず両足裏を合わせて膝を開いて座り、両手で両足先をつかみます。
お腹が大きくなってからは、足先をつかむのは難しいかもしれないので、その時は両手は床に置いて体を支えて下さいね。
- 息を吐きながら無理のない程度に前屈します。
- さらに軽く膝の上下運動をしても良いでしょう。
※妊娠中(特に初期)は経過にもよりますので、お医者様と相談の上行なってください。
いかがでしたか?
妊娠しやすい体づくりのためには、運動はとても効果的です。
無理のない範囲で、是非取り組んでみてくださいね。