多嚢胞性卵巣症候群にはピニトールが有効?サプリも登場です!
- 多嚢胞性卵巣症候群( = PCOS)が原因で不妊に悩んでいませんか?
- 妊娠糖尿病のリスクがあると言われたことはありませんか?
- 排卵に問題があって、タイミングが取れずに困ってませんか?
妊娠するための基本は、正しく排卵が行われること。
受精のための必要条件です。
ところが、多嚢胞性卵巣症候群になってしまうと、毎月の排卵がされにくくなってしまうため、妊娠し辛い体質になってしまいます。
そこで、紹介したいのが、「ピニトール」という成分。
国際的に権威ある論文でも多嚢胞性卵巣症候群への影響が指摘されていて、妊活中の女性にとてもオススメなんです。
また、ピニトールは血糖値のコントロールをする成分としても有名。
妊娠糖尿病のリスクのある35歳以上の女性には、是非摂取してほしい成分です。
ところが、ピニトールは国内ではあまり知られておらず、ピニトールを摂れるサプリは、国内ではまだほとんど存在しないのも実情。
この記事では、ピニトールと多嚢胞性卵巣症候群について、さらにピニトールを配合した妊活サプリについても紹介したいと思います。
多嚢胞性卵巣症候群ってどんな症状?
排卵機能に障害が出ます
多嚢胞性卵巣症候群は、簡単に言うと、「排卵機能に障害が出る症状」です。
体質的に排卵がうまくできない人の場合、卵胞がある程度の大きさにはなっても、排卵されずに卵巣内に残ってしまいます。
残った卵胞は、「嚢胞」という小さな袋になって、卵巣内から消えてくれません。
すると、卵巣内に残った「嚢胞」によって、卵巣の表面が硬くなり、ますます排卵しにくくなります。
多くの「嚢胞」によって卵巣機能に障害が出てしまうため、「多嚢胞性卵巣症候群」と呼ばれているわけですね。
妊娠糖尿病とも関係があります
実は、多嚢胞性卵巣症候群である場合、妊娠糖尿病である可能性が高いことが分かっています。
なぜなら、多嚢胞性卵巣症候群の女性は、血糖値をコントロールするインシュリンの働きが弱いからです。
このことは、研究によって明らかになっていて、多くの医学論文でも引用されているようです。
生理不順、基礎体温がきれいな二層に分かれない人は、20代でも要注意!
そのため、次のようなことに注意してください。
このうち当てはまるものがいくつかあれば、ケアした方が良いかもしれません。
- 生理が数ヶ月に1回しか来ない
- 生理周期がバラバラ
- 基礎体温を計っても、低温期と高温期の二層に分かれない
- 低温期や高温期が、長すぎたり短すぎたりする
「若い女性でも、20人に一人は多嚢胞性卵巣症候群」というデータもあります。
多嚢胞性卵巣症候群では、排卵機能に問題が出ますから、基礎体温や生理周期に異常があれば、その可能性を疑った方が良いでしょう。
多嚢胞性卵巣症候群の治療法は、日本では確立していない?
ところが、日本の不妊治療の現場では、まだ治療法が確立していません。
実際、不妊治療の現場では、排卵誘発剤で無理やり排卵させることで対応しているところがほとんんどのようですね。
ただ、この場合、排卵誘発剤の副作用なども懸念されるます。
特に、卵巣過剰刺激症候群のリスクは深刻で、痛みを伴う上に入院の可能性も出てきます。
カイロイノシトールと多嚢胞性卵巣症候群の関係を明らかにした論文があります
例えば、世界最高峰の医学雑誌”The New England Journal of Medicine”には、「カイロイノシトール」が多嚢胞性卵巣症候群の女性に有効であるという論文が1999年に掲載されています。
この論文によれば、PCOSを発症している肥満女性44名を対象にした臨床試験で、カイロイノシトールの投与が多嚢胞性卵巣症候群に有効だということが判明。
多嚢胞性卵巣症候群の患者のインシュリンの働きが、カイロイノシトールによって盛んになり、排卵機能が改善したと結論づけられています。
[出典:Nestler JE, Jakubowicz DJ, Reamer P, Gunn RD, Allan G. Ovulatory and metabolic effects of D-chiro-inositol in the polycystic ovary syndrome. N Engl J Med. 1999 Apr 29;340(17):1314-20.]
ピニトールが多嚢胞性卵巣症候群の女性をサポートする
「ピニトール」は、多嚢胞性卵巣症候群に影響するカイロイノシトールの一種で、体内に入るとカイロイノシトールに変換されたり、カイロイノシトールの働きを助けたりします。
そのため、ピニトールを摂取することで、多嚢胞性卵巣症候群の女性をサポートすることが期待できるのです。
また、ピニトールには血糖値のコントロールを助けることが分かっていて、妊娠糖尿病や糖尿病の女性をサポートします。
出典元:日本食品科学工学会誌 Vol. 60 (2013) No. 9 p. 540
国内の不妊治療の現場では、まだ治療方法が確立されていない多嚢胞性卵巣症候群。
妊娠するために打つ排卵誘発剤で、卵巣過剰刺激症候群のようなリスクもあります。
でも、ピニトールには、不妊原因の一つになる「多嚢胞性卵巣症候群」の女性の排卵をサポートすることが指摘されているのです。
ピニトール配合の妊活サプリが登場し始めました
ところが、国内の不妊治療の現場では、治療法が確立していません。
一般的には、排卵誘発剤で、無理やり排卵させようとしますから、排卵誘発剤による副作用なども怖いところ。
実際、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などで辛い思いをしている人も多いです。
そこで、ピニトールに注目です。
ピニトールは、多嚢胞性卵巣症候群の女性をサポートすることが、欧米の研究者によって解明された物質。
欧米の不妊治療の現場では、ピニトールが使用されているのです。
日本国内では、ピニトールを配合したサプリが、ごくわずかですが存在します。
そのうちの一つが、ベジママという葉酸サプリ。
妊活中に必要な葉酸サプリであると同時に、ピニトールも配合されているという、とても貴重なサプリです。
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