中山鬼子母神 〜千葉県の子宝スポット〜
法華経寺の基本データ
- アクセス
- 電車の場合 JR総武線「下総中山駅」より徒歩約10分
京成線「京成中山駅」より徒歩約6分 - 車の場合 京葉道路「市川」ICまたは「原木」ICより10分
- 電車の場合 JR総武線「下総中山駅」より徒歩約10分
- 駐車場 あり(50台)
- 参拝料 無料
- 子授けの祈祷料 3000円
- 子宝のお守り 500円~
- 開門時間 9時~16時
- 電話番号 047-334-3433
- 住所 千葉県市川市中山2-10-1
- 近隣の観光 市川市東山魁夷記念館
- 近隣の温泉 舞浜ユーラシア
子宝の由来・特色
今回紹介する中山の鬼子母神(きしもじん)は、入谷の鬼子母神、雑司ヶ谷の鬼子母神とともに江戸三大鬼子母神の一つです。
鬼子母神とは安産と子育(こやす)の神様として信仰されています。
昔、インドの夜叉神の娘であった鬼子母神は、1000人もの子供を産みました。
鬼子母神はその子供たちを育てるために、近所の子供を食べて栄養をとっていたため、周りの人々には恐れられていました。
それを見かねたお釈迦様は、彼女が一番かわいがっていた末の子を隠してしまいました。
鬼子母神はとても悲しみ、必死になって末の子を探したのですが、見つかりません。
そこで、お釈迦様は「1000人のなかの1人の子を失うもこんなに悲しいことなのだから、あなたが食べた子の親はどんなに悲しいか考えなさい。」と戒め、鬼子母神に末の子を返してあげました。
こうして、彼女は今までの過ちを反省して、お釈迦様に帰依し、その後安産・子育の神となることを誓い、人々に信仰されるようになったのです。
法華経寺の特色
中山鬼子母神堂は法華経寺の中にあります。
法華経寺は日蓮宗で、鎌倉時代後期に日蓮の弟子日常が創建した法華寺と、日高の創建した本妙寺が室町時代中期に一緒になり、法華経寺となっています。
境内にある祖師堂、法華堂、四足門、五重塔は重要文化財に指定されています。
聖教殿には、日蓮の自筆で国宝の「立正安国論(りっしょうあんこくろん)」が所蔵されています。
正岡子規、高浜虚子、田山花袋など多くの文学者もこの中山を訪ねました。
1月、5月、9月の8日・18日・28日は鬼子母神様御縁日と呼ばれ、子育大祭を行っています。
法華経寺の年中行事
法華経寺では、先ほど記載した子育大祭の他にもたくさんの年間行事があります。
2月は節分会(星まつり)、4月には花まつり、5月に太田稲荷大祭、6月は宇賀徳正神大祭と清正公大祭、10月に八大龍王大祭、11月には御会式があります。
また、4月には骨董市も開催されるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。