大島美幸と鈴木おさむの妊活が実を結んだ件で・・・
森三中の大島美幸さんが妊娠しましたね。このサイトは芸能ブログではないのですが、彼女と夫の鈴木おさむさんの残した功績は、とても大きいと思ったので、少し触れたいと思います。
妊活休業宣言
大島美幸さんは、「妊活休業」を宣言して2014年5月に芸能活動を休止しました。当時34歳。35歳から妊娠率が落ち始めることを考えると、本人なりに、かなり悩んだ末の決断だったのでは?と思います。
「妊活」での芸能活動休止と言うのは、私を始め周りの友人でもほとんど聞いたことがありません。
多分、風当たりも強かったろうと思います。
一般的な会社で、「妊活しますから、しばらくお休みします」ということは、現時点では、ほぼ不可能ですよね。そればかりか、育児休暇や、子供のお迎えでの早退ですら嫌な顔をされてしまう人が多いのが実情です。
でも、妊活って、仕事との両立が本当はとても大変なものです。もっと、会社や社会全体の理解が欲しいものです。
「妊活には時間が必要」ということ
不妊治療に通うためには時間が必要だし、そればかりか体に気を付けるために色々な事をしないとなりません。
- 体に良い食事を摂るように気を付ける
- 睡眠時間をしっかり取る
- 運動をする
- ゆっくりと風呂に入る
- ストレスをためない
・・・等々。
会社勤めをしている人からしたら、特に男性からしたら、こういったことで「時間が必要」ということが、感覚的にしっくり来ないと思います。「ただ休んでいるだけ」「忙しそうじゃない」など、人それぞれの受け止め方があると思います。
でも、料理、買い物、運動、お風呂、睡眠・・・いずれも真剣にやったら、間違いなく大変なことだし、一度、男性に仕事しながら同じ生活をしてもらえれば、「いかに大変なことか?」ってわかると思います。
大島さんは、「妊活のために休む」ということを身をもって実践してくれました。
だから、少しは「妊活って大変なんだろうな・・・」という感覚を持ってくれる人が増えたことを願いたいです。
「夫が協力するのが大切」ということ
大島さんの夫である、鈴木おさむさんは、妊活に取り組む夫の姿を身をもって教えてくれました。何よりも、大島さんにしっかりと寄り添って妊活を乗り切っているところが素敵です。
多分、色々なことがあったのではないか・・・?とも思います。でも、今日アップされたyoutube動画を見ると、奥さんへの温かい愛情が伝わってきます。色んなことを含めて、夫婦で乗り切ったんだろうなとつくづく思うんです。
彼は、男性ならほとんどの人が嫌がる「精液検査」もしっかりと受けています。凄いなと思うのは、精液検査を受けた事、検査結果の一端をブログで公開していること。
世の中の男性で、精液検査に躊躇していた人たちの一部は、心を動かされたのではないでしょうか。
年齢を考えて早目に手を打つことの大切さ
大島さんは、現在妊娠6か月と言うことなので、妊娠したのが34歳ということになります。
女性の妊娠率は35歳を過ぎると低くなっていきます。そう考えると、彼女は、2014年5月に妊活に入って、本当に良かったと思えます。
実は、この夫妻は、妊活中の動きがとても早いんです。
子宮筋腫の手術をすぐに行っている
まず、2014年5月に妊活休業を宣言した後、大島さんはすぐに子宮筋腫の手術をしています。
子宮筋腫も、場所や大きさによっては妊娠の妨げになりますから、この判断の速さは正しかったですね。
年齢を考えて、早目にステップアップしている
鈴木おさむさんのブログでは、今回の妊娠が人工授精だったことも綴られています。精液検査の状態があまり良くないので、タイミング法から人工授精にステップアップしたそうです。
この判断も賢明ですね。
年齢を考えれば、少しでも早く、成功率の高い不妊治療にステップアップするというのは大切な考え方。ここで躊躇しなかったことも、妊娠できた大きな要因なんだと思います。
大島美幸さん、鈴木おさむさんの想い
私は、この夫妻が妊活に残した足跡は、本当に大きいと思います。
情報をオープンにして、正々堂々と「妊活」を乗り切ったのです。今まで、「こっそり」と取り組む人が多かったものを、オープンにやりました。
もちろん、特殊技能があったり、経済的に恵まれていたりしたから可能だったという側面もあると思います。でも、間違いなく、堂々と「妊活」出来る社会にするための道を切り開いてくれたのではないでしょうか。
鈴木さんのブログで印象的な言葉がありました。
もっとたくさんの会社が妊活休業制度を取り入れて、会社でもそういうことをもっとポジティブに発言出来て、ポジティブに受け入れてくれる男性が多くなればと思ったりして。
※出典元 放送作家 鈴木おさむのネタ帳より
この想いがあればこその夫妻の行動であったのでしょうし、支持する人も多かったのだと思います。
2015年6月出産予定とのこと。
どうぞ、元気な赤ちゃんを授かれますように。