運動すると【妊活に良い事】ってどんなこと?
妊活にとって運動が大切ってことは、ネットでもよく書かれています。
まあ、確かに、運動すれば健康になるって言うくらいはわかるんですが、
どうして「運動」と「妊活」が関係してくるのか?
についてわからないとやる気も起きないですよね。
この記事では、運動すると、妊活にとって、どんな良い事があるのか?について書いていきます。
運動で筋力アップすると、卵子にとってもプラス!
当たり前のことですが、運動をすると筋力がアップします。
そして、この筋力のアップが、血流改善という効果を生み出してくれるんです。
心臓から送り出された血液は、体の隅々まで送られた後に、静脈を通って心臓まで戻ってこないとなりません。
この一旦心臓から離れた場所まで運ばれた血液を、再び心臓まで戻すのに役立つのが、体の各所にある筋肉なんです。
だから、筋力がつくことで、血液の流れは良くなります。
血液の流れが良くなると、ホルモンバランスが安定します。
ホルモンは、妊娠に欠かせないものですから、妊活にとってこれはとても大きい。
さらに、骨盤内の血流が良くなるので、子宮・卵巣の機能を高めてくれます。
卵巣近辺の血流改善は、卵子の質の低下を抑えてくれるので、とても大切ですね。
筋肉が増えると太りにくくなり、丈夫になる
筋肉が増えると、人間は基礎代謝が増えます。
基礎代謝というのは、特に運動などしていなくても、日常生活の中で行われる代謝です。
この基礎代謝、実は1日に消費しているエネルギーの70%にあたると言われているんです。
そのため、基礎代謝がさかんに行われている人は、運動していなくても、太りにくくなります。
別記事で触れますが、太り過ぎは妊活の大敵ですから、筋肉を増やして基礎代謝を増やすということは、妊活にとってとても大切な事ですね。
さて、基礎代謝が増えると、体温が高くなるのですが、そうすると免疫力があがります。
妊活中に病気になりたくないですし、妊娠した後は、赤ちゃんのためにも感染症などにかかりたくないですからね。
この点でも妊活にとって、メリットがあると言えます。
抗酸化力が付き、男性機能の回復に貢献も!
難しいこと考えないでも、運動するとストレス解消になりますよね。
この「ストレス解消」って妊活にとってはとても大切です。
ストレスは「活性酸素」を体内で発生させ、この活性酸素が体内の細胞を攻撃して、体を老化させてしまいます。
この被害に一番合ってほしくないのは、卵子ですね。
※卵子の老化と活性酸素の関係については、「卵子の質が低下するってどんなこと?」に書いているので、良かったら読んでみて下さい。
運動をしてストレスを発散すれば、活性酸素の発生を抑えることが出来ます。
そういった意味でも、運動は妊活の強い味方ですね。
また、この運動と妊活の関係は、女性に限ったことではなくて、男性にも有効です。
運動して筋肉をつけると(筋トレなどの無酸素運動の場合)、脳から成長ホルモンが分泌されます。
実はこの成長ホルモンの分泌によって「テストロン(男性ホルモン)」が分泌されるんです。
これによって、男性機能の回復や男性の更年期障害の改善なども期待されるわけです。
妊活に必要な運動は、具体的にどうやっていくか?
それでは、妊活のためには、どんな運動をしていったら良いのでしょうか。
本格的なスポーツは不要です。なるべく毎日、負荷の軽いことから始めることが大切で、
- 一駅だけ歩く
- エレベーター・エスカレーターではなく階段を使うようにする
- 自転車通勤をする
などからで十分です。(ただし、自転車通勤に関しては、男性は若干注意が必要です。詳しくはコチラに書いています。)
むしろ激しすぎる運動だと、活性酸素が発生して、卵子の老化を助長することになりかねないので、注意が必要ですね。
慣れてきたら、有酸素運動と無酸素運動を組み合わせるのが効果的です。
有酸素運動は「軽い負荷で長時間行う」運動、無酸素運動は「重い負荷で短時間行う」運動のことですね。
例えば、ジョギングやウォーキングは有酸素運動、マシンジムなどで行う筋トレは無酸素運動です。
有酸素運動は脂肪を減らすのに向いていて、無酸素運動は筋肉をつけるのに向いています。
また、無酸素運動を行ってから有酸素運動を行うと、脂肪燃焼効率が上がるので、このあたりの組み合わせは、スポーツクラブでトレーナーにメニューを組んでもらえるとベストですね。
また、骨盤がゆがむと、骨盤内の子宮や卵巣に悪影響を及ぼします。
ヨガや整体などの利用も効果的です。