妊活にお酒はダメ?1日あたりの摂取量は?
妊活をはじめる時に、生活習慣を見直すカップルは多いです。その中のひとつとして、お酒があります。
お酒をたしなむことで、コミュニケーションがはかれたりするものの、過度なお酒は妊娠しづらくなってしまうのかもしれないと悩みを抱える女性は多いです。ビールや日本酒、カクテルやワインなどお酒はやめるべきでしょうか。どのような影響があるのか、男性、女性の影響は?いつからやめるのがおすすめかを調べてみました。
妊娠にお酒の影響はある?
妊娠したい時、お酒の影響はあるのでしょうか。答えは、実はありません。適度なアルコールを飲むことは性的興奮を高めたり、リラックスする効果があります。しかし、大量に摂取することで危険性があります。
不妊の原因になる男性の飲酒
インポテンツになる 性行為を行う時の神経の反射がアルコールで抑制されてしまうから。酔いが覚めると元に戻る人は アルコール依存症の人には性欲減退症状やインポテンツの人がいます。障害はそこまでひどくないため、お酒をやめたら回復することが多いです。
不妊の原因になる女性の飲酒
女性の飲酒によって不妊原因になることはあるのでしょうか。
女性の影響は、直接的な原因があります。それが、無月経。アルコール依存症の女性は月経がない無月経症状が起こることがあります。無月経だと生理がないわけですから、妊娠しません。極端なアルコール依存症の例ですが、生理があっても無排卵の人もいます。
無月経で引き起こされることとして、エストロゲンの女性ホルモン低下もあります。膣内乾燥により、性行為の時に痛みが伴う性交痛を引き起こすこともあります。膣内の乾燥は知らない間に起こっていることが多く、パートナーとの性行為を純粋に楽しめなくなります。
また、アルコールを過度に飲む人は、元々ストレスを多く抱えていることもあり原因不明の不妊になりがちです。アルコールを飲む以外の方法で、精神的な圧迫を取り除く方法を早くに見つけた方がいいでしょう。そうしないと妊娠したとしてもストレス解消できる方法がなく、妊娠中も辛いです。
1日のアルコールの適量って?
アルコール依存症にならないためにも、1日あたりのお酒の適量を知っておきたいものです。
サントリーのホームページによると、「体重・性別・年齢・アルコールの分解能力の違いなどにより、適量にはかなり個人差があります。」とのことですが、推奨される飲酒量があります。
厚生労働省推進の国民健康づくり運動「健康日本21」では1日平均、純アルコールで約20g。女性は男性よりもアルコール分解が遅く、臓器障害を起こしやすいのでたくさん飲まないようにします。
妊娠してからはダメ!アルコールの胎児に与える影響
妊娠してからアルコールを飲むことは胎児に影響があるため、妊娠可能性があるタイミングでお酒はやめてください。
アルコールを妊婦が飲むことで「胎児性アルコール症候群( FAS:fetal alcohol syndrome)」になります。先天異常児になり、目や耳、鼻、口や心臓、腎臓などに異常が出ます。アルコール依存症の妊婦から誕生します。妊娠前に断酒することで赤ちゃんへの影響は少なくなります。
この胎児性アルコール症候群になるかならないかは、母体のアルコール分解酵素量の多い、少ないによって違いがあります。分解酵素の量が多い母親は妊娠中にアルコールを飲んだとしても大丈夫。過去には、妊娠初期にはアルコールをやめておくべきでも、中期以降の安定している頃には飲んでも構わないと指示している医師がいました。
妊活するならいつからお酒をやめるべき?
やめなくてもいいと感じますが、もし性行為に問題がある、妊娠中にお酒をやめることができるか不安な人の一番いいのは、妊娠を考えるタイミングで飲酒をやめること。多分、妊活をはじめるにあたって「お酒をやめた方がいい?」と考える人は、ふだんから飲む量も多く、アルコールに親しくしている人に違いありません。
毎日の生活にアルコールが欠かせない人で、寝る前の習慣としてお酒を飲んでいることもあるでしょう。妊娠初期から妊娠中期、後期にわたって発達阻害するお酒をいつからやめた方がいいかの答えは、妊娠を考えはじめたタイミングからです。
甘酒もダメなの?〇〇なら妊娠中でも飲める!
飲む点滴とも呼ばれている甘酒もお酒なので、妊娠中や妊活中にやめた方がいいと考える人もいます。
しかし、甘酒には2種類あります。
米麹で作るもの……米に麹菌を使って発酵させます。お酒ではありません。
酒粕で作るもの……お酒造りの時に出た酒粕をお湯でといて砂糖を加えたもの
甘酒として売られている商品も、お酒なのかそうでないのかが書かれています。甘酒は製品によっても飲んでOKです。
酒粕もダメなの?料理に含まれるアルコール
酒粕はいい?酒粕で作る料理も人気があり、地方では漬物だけでなく魚の切り身を粕漬けにする料理もあります。粕汁も伝統料理です。酒粕のアルコール度数を調べてみると、5から8%のアルコール度数。
ただし、量が微量なら胎児にそこまで影響があるとは考えにくいです。ただし、妊活中、妊娠中の女性で気になるなら避けておいた方がいいでしょう。
海外では飲酒率が高く、赤ちゃんの先天性以上が見られないケースもありました。ママになる人のアルコール分解能力もあるため、アルコール分解酵素量が多ければならないこともあります。ただ、できるだけリスクを減らしてあげたいと考えるなら、妊娠中摂取はおすすめできません。