2人目不妊の原因は?妊活するなら断乳後?あきらめる人も多い!
妊活をしている人で、1人目不妊と同じく多いのが「2人目不妊(二人目不妊)」。2人目不妊とは何?原因は?疑問に思うことについてまとめてみました。
2人目のために妊活するならいつから?断乳後?そしてあきらめるのを避けるため、1人目妊娠から考えておきたいライフプランについても考えてみました。
2人目不妊の原因は?隠れ不妊も含めると多い!
2人目不妊は、今までに妊娠や分娩をしたことがある女性が、その後に妊娠しない状態です。医学的には「続発性不妊」と言います。
不妊の定義は「子供が欲しい夫婦やパートナーが、一定期間、性生活を行っているのに妊娠しない状態」で、第二子が欲しくて努力しているのに授からないことを不妊としています。2人目不妊は、子供が1人いるので表向きには不妊とわかりにくく、授からないならあきらめる人も多いです。また、第一子が成長してから妊活をする人だと卵子が老化してしまっていることもあり、焦りがよけいにストレスになってしまうことがあります。
2人目不妊の原因①:卵子の老化と減少
1人目に妊娠する時よりも、2人目妊娠の時の方が女性は年齢が高くなり、妊娠しづらい状況になります。30代後半から40代前半の芸能人の出産ニュースを見ていると、「40代になっても妊娠ができる」と高齢出産を安易に考える人が多いです。
しかし、卵子は老化していくため、自然妊娠がしづらくなっています。
例えば、15歳で初潮を迎えた女性では、うまれた時に300万個あった卵子が、初潮の時には30万個。そして35歳には激減して数万個になります。初潮を15歳と仮定した話なので、もし、それよりも早く初潮が来ているのなら、晩婚の人は早めに妊娠する必要があります。
2人目不妊の原因②:男性側の変化
自然妊娠には、男性側の変化もあります。
新婚の時に比べて、性的欲求がなくなってしまう夫婦も少なくありません。年齢が高いほど精子の濃度、精子の運動率の変化があり、妊娠しにくいこともあります。
・性的欲求が減少
・精子の運動量の減少
この2つにより、2人目不妊が起こります。
2人目不妊の原因③:環境によるもの
子育てをしていて第一子がいると、性行為ができるチャンスも少なくなります。夜は赤ちゃんや幼児のお世話があり、夜泣きなどがあるため精神的にも肉体的にも疲れるカップルは、2人目を妊娠したいと思う気力がわかない現実も。
また、日中も保育園に預けることがないと夫婦2人で過ごすことがありません。子育て環境もワンオペ育児だと1人で精いっぱいで2人を育てる気力がないこともあります。
2人目不妊はいつから始める?体外受精は何歳まで?
2人目を妊娠するタイミングはいつからなのでしょうか。
産後、ママの身体が回復するのは、いつからなのでしょうか。赤ちゃんに母乳を与えている時は妊娠しにくいです。1人目を出産した後、2人目は生理が再開してしばらくしてから妊活を行います。
産後の生理は、産後6ヶ月から1年ほど。早い人は1ヶ月、2ヶ月で再開する人もいますが、妊娠するためにはホルモンバランスが安定して、母体が回復してから妊娠するのがいいと言われています。目安としては産後1年半経過してからがいいでしょう。
妊活するなら何歳差で産むと理想的!?
一般的に、2人目の妊活をする時に考えるのは、上の子との年齢差です。1歳差は年子。体力がまだ十分ではないと、パパやおばあちゃん、おじいちゃんの力を頼れるなら産めそうです。1人目の子供が大きくなった2歳差、3歳差で産む人も多く、ワンオペ育児でも育てやすいです。
ただし、妊娠して10ヶ月。
2歳差なら……10ヶ月+2年間→約3年
3歳差なら……10ヶ月+3年間→約4年
と1人目を産んでから3~4年の期間があいてしまうわけなので、2人目不妊になりやすい環境です。
体外受精のリミットも考えて!40歳までには第二子を考えて
妊活で考えたいのは、体外受精のリミットがあること。
あるクリニックでの実績では、20代では20%の成功率だった体外受精が、35歳、40歳になるとパーセンテージが低くなっています。
25歳……20%
30歳……18%
35歳……16%
40歳……8%
初潮のタイミングが何歳か、妊娠しやすい、妊娠しにくいといった個人差はあります。ただし、1人目の妊娠のタイミングよりも2人目を授かる年齢が高くなってしまうのも事実。妊活を行うのも、早く行わないと体外受精をしたとしても妊娠しづらい状況になってしまうこともあります。
体外受精の成功率が低くなると、成功までに回数がかかってしまい、費用がかさむ現実も。体外受精の確率が悪くなる前に「不妊貧乏」を避けるために何人産みたいか、タイミングはどのくらいかを考える必要があります。
まとめ
1人目を出産してから断乳まで1年半。妊娠期間の10ヶ月を考えると、第一子を妊娠してから2年半弱の年数が経過している第二子の妊娠開始タイミング。
晩婚化傾向のある日本。ママの年齢が気になっているなら回復後すぐに第二子の計画を立てる必要があります。
2人目不妊は、1人目不妊より多く、不妊治療に通っていないための隠れ不妊の症状の人もいます。全体的に、高齢出産の人はタイミング法だけでなく体外受精や人工授精を行っても妊娠しにくく、あきらめる原因となっているようです。