【わかりやすい説明】不妊治療とは何をする?タイミング法・人工授精から顕微授精まで!

妊娠したくでもできない場合、自分が不妊症かと思うはずです。

不妊症かどうかの目安は結婚してから1年です。結婚して2年、3年の説もありましたが、現在は2年~3年不妊なら検査をしなくても不妊症が有力です。

結婚を考える20代、30代で避妊をしないで夫婦生活(性行為)を行うと結婚して

  • 半年で7割程度
  • 1年で9割程度
  • 2年で10割(100%)

が妊娠します。

不妊症の人は努力をしても子供ができないため、傷ついたり、「なぜ私が……」と思ったりします。しかし、不妊症だと気付いた時点で産婦人科に行ってみるのはどうでしょうか。

不妊治療とは何?ステップアップについて説明

不妊治療のため、産婦人科に行きにくい人もいます。痛い施術をされるのではないかと不安に感じる女性もいます。しかし、不妊治療では、ステップアップ治療を取り入れている産婦人科やクリニックが多いです。

  • タイミング法
  • 排卵誘発剤を使っての治療
  • 人工授精(AIH)
  • 体外受精(IVF)
  • 顕微授精(ICSI)

簡単にタイミング法について説明!

タイミング法は、若いうち、20代で不妊治療をする人や、不妊治療の最初のステップとして取り入れられていることが多いです。

妊娠の可能性が高くなるのが排卵日。基礎体温をはかり、性交渉を排卵日前後に行う方法です。基礎体温をはかることで産婦人科に行かなくてもタイミング法はとることができますが、薬や注射で妊娠しやすくしたり、排卵日を予測したりすることができます。

簡単に排卵誘発剤について説明!

タイミング法をしていても妊娠しにくいのは、卵子が育ちにくい状態かもしれません。

排卵誘発剤を使うことで、排卵日に排卵をしやすくします。排卵障害があるほか、不妊治療では他の治療と合わせて行い、タイミング法、人工授精、体外受精でも行われます。

簡単に人工授精(AIH)について説明!

人工授精は、排卵のタイミングに精液を子宮に直接入れる方法です。英語名ではArtificial Insemination of Husbandで、略してAIH。タイミング法で妊娠しなかった場合のステップアップ時に行われます。

タイミング法と違う点は、人工授精だと子宮内に精液注入ができるため、妊娠率が少し上がります。ただし、精液を子宮に入れる点ではタイミング法とそこまで違いはないため、飛躍的に妊娠率は上昇しません。

簡単に体外受精(IVF)について説明!

体外受精は、身体の外に卵子を取り出して、精子と受精させて、受精卵を子宮に戻して着床させます。人工授精を3回から4回行っても妊娠しなかった場合は体外受精にステップアップすることが多いです。

英語名ではIn Vitro Fertilizationで、略してIVF。専門的な知識と経験が必要なため、体外受精や顕微授精は高度治療と言われます。

簡単に顕微授精(ICSI)について説明!

顕微授精は、体外受精の次のステップアップとして取り入れられます。精子の運動率を上げるため男性不妊の時に有利です。体外受精では卵子の培養液に精子を入れて受精しますが、顕微授精では卵子に1個の精子を直接注入しています。

不妊治療で妊娠できる確率は?

避妊をせずに性行為を行っていると、1年以内に妊娠できるカップルが多いです。確率論を見ても2年間妊娠しなかったら産婦人科へ行ってみてもいいはずです。ただ、産婦人科など不妊治療に通ったとしても必ず妊娠できると思い込むのはよくありません。かえってストレスになってしまうのなら、「お休み」する期間を設けてみるのもいいかもしれません。

(不妊治療で妊娠できる一般的な確率)

  • タイミング法3~5%
  • 人工授精5~10%
  • 体外受精は20代なら40~50%、40代になると5%程度

タイミング法では、排卵誘発剤や投薬を行い、治療をすすめます。

不妊治療をしたから必ず妊娠できるわけではありません。人工授精で妊娠できるのは平均3~4回と言われています。ただし、3、4回で妊娠できるのは20代、30代の女性が多く、40代になると妊娠率は下がります。人工授精の次の体外受精や顕微授精にステップアップする人や、最初から体外受精をすすめられる人もいます。

体外受精、顕微授精で妊娠できるデータを公開しているクリニックは少なく、技術によって確率が違います。顕微授精に関しては「妊娠しやすさなど体質や年齢にも関係する」とコメントをしている病院が多かったです。

まとめ

自然妊娠を希望する夫婦が多いのはもちろんですが、早いうちに妊娠したいと考えているのなら、不妊治療院に行ってみるのも大切です。不妊理由や原因が不明でも、自分に合った不妊治療を教えてもらえることで生活習慣を改善したりできるからです。

サプリメントを飲みつつ、不妊治療院に通っている女性もいます。高度治療の体外受精や顕微授精になると高額で、予算もあると思いますが、年齢は待ってくれないのでパートナーと真剣に考えてみましょう。

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