広島県の不妊治療助成金について

広島県は、不妊治療の助成に関して、正直なところあまり整備されているとは言えない地域が多いですね。県の助成制度は国が定めたものをそのまま運用しているだけだし、市町村も、独自の助成制度を設けているところが少数派になっています。

広島県の不妊治療助成制度は、特筆すべきものが無い・・・

不妊治療助成制度には、
  • 国が定めた助成制度を広島県が実施している「特定不妊治療費助成制度」
  • 市町村が独自に設けた不妊治療助成制度

の2つがあります。

県が実施する特定不妊治療費助成事業

最初の「特定不妊治療費助成制度」は、体外受精と顕微受精を対象にした助成金制度で、国が制度を定めています。都道府県によっては、そこに若干の上乗せや、追加の助成金を設定するところもありますが、広島県は国の定めた制度をそのまま運用しています。

ちなみに、県が行っている助成事業なので、原則として広島県が窓口なのですが、広島市と福山市在住の場合はそれぞれの市が窓口になっています。これは、広島市と福山市は、国が定める「特定不妊治療費助成事業」を市で実施しているためです。

市町村が独自に実施する不妊治療への助成制度

さて、広島県の場合、実はここがとても問題で・・・、独自に不妊治療への助成制度を設けている市町村が非常に少ないんです。

広島県の市町は全部で23あるのですが、そのうち、市町村独自の不妊治療に対する助成金制度を設けているのは、わずか9つの市町村。しかも、市町村のホームページを見ると、中には県の不妊治療助成制度についてすら触れていないところもありました。

また、市町村独自の不妊治療助成制度を設けているとはいっても、海田町を除いて、全て横並びで、全く同じ助成内容です。基本的には、
1回当たり15万を限度に助成が行われ、県の特定不妊治療助成を受けた人のみが対象
になります。





広島県の市町村独自の不妊治療助成制度の一覧

以下、不妊治療の助成制度があることが明示されている市町村に関してのみ、一覧にします。なお、表は、26年度に新しく申請する場合を対象にまとめたものです。制度の移行期間と言うのもあって、今年は制度が少し分かり辛くなっています。

興味のある場合は、必ず、各市町村に問い合わせてくださいね。

自治体 助成金(限度額) 利用可能回数
竹原市 150,000円/回
治療費の1/2または治療費-県助成の少ない方
県の助成が行われた治療に対してのみ
三次市 150,000円/回 県の助成が行われた治療に対してのみ
庄原市 150,000円/回(採卵を伴わない治療は75,000円) 県の助成が行われた治療に対してのみ
安芸高田市 150,000円/回(ステージC、Fは7万5千円) 県の助成が行われた治療に対してのみ
海田町 200,000円/年 通算2年間
坂町 150,000円/回 県の助成が行われた治療に対してのみ
安芸太田町 150,000円/回 県の助成が行われた治療に対してのみ
世羅町 150,000円/回(採卵を伴わない治療は75,000円) 県の助成が行われた治療に対してのみ

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