妊娠したい時に読みたい本|卵子の老化について
妊娠したい時に読みたい本の定番トピックと言えば「卵子の老化」ですね。卵子の老化について書いてある本はいくつも出版されていますが、その中でもお勧めの本がいくつかあるので、紹介したいと思います。
卵子の老化について詳しく知る時に読みたい本
「卵子の老化って何?」ってことについて「しっかりと」知りたいなら、金谷美加「30代までに絶対に知っておきたい卵子の話」がおすすめです。生理・排卵のしくみを基礎からしっかり説明しながら、卵子が老化するというのがどういうことなのか、丁寧に、わかりやすく書いてくれています。イラストが卵子をうまく擬人化してくれているので、読んでいてイメージが沸きやすいです。
また、卵子の老化が起きる原因については、この本ほど詳しく書いている本は読んだことがありません。「卵子の老化がどうしておきるのか?」っていう疑問を解決したい人には本当にお勧めです。
それから、卵子の状態を良くするために私たちができることを詳しく書いているのも、この本の良いところ。妊活全般に関して「やるべきこと」を書いてある本はありますが、卵子の老化に特化した「やるべきこと」をここまで詳しく書いた本は無いかもしれませんね。
「不妊治療の体験談」を中心に卵子の老化について考えさせる本
妊活・不妊治療をしたことがある人なら、一度は聞いたことがあるかもしれないのですが、NHK取材班「産みたいのに産めない 卵子老化の衝撃」は、不妊治療の現場取材に基づいて書かれた本です。もともと、テレビのNHKスペシャルで放映されたものを単行本化したもので、不妊治療を受けている患者、不妊治療の現場の医師の体験談を軸に話を進めているため、卵子の老化の話がとてもリアルに伝わってきます。
前にオススメした「30代までに絶対に知っておきたい卵子の話」は理屈がしっかり書いてある本であるのに対して、こちらは、アンケート結果と体験談を中心に、まるでテレビを見ているかのような印象のまま、グイグイと読めてしまう本です。「理屈っぽい話が知りたいわけじゃない」っていう人には、こちらの方がおすすめです。
ただ、一冊読み終えると、相当に危機感が煽られます。正直、初めて読んだ時は衝撃的でしたし、体験談を読んだ時には涙が止まりませんでした。そのくらいインパクトがあります。今は、のんびり、ゆったり妊活したいな・・・と思っている人にはお勧めしません。
卵子について、簡単にわかりやすく書いた本
卵子の老化も含めた、卵子について知っておくべきことを、簡単にまとめた本があります。杉本公平・鴨下桂子著「誰も教えてくれなかった卵子の話」がそれです。
細かいことは良いので、ザックリと、わかりやすく、早く知りたい・・・というのであれば、この本が絶対にオススメですね。Q&A方式で、字が大きめに書いてあるのが、私としてはポイントでした!やっぱり、本は読みやすいのが一番!って思わせてくれる本です。
卵子についての話が基礎からどんどん進んでいくので、気が付いた時には、なんとなく「卵子の老化」のイメージが付いていると思います。
それから、精子や不妊治療についても、わかりやすく大切な事を書いています。卵子のことを理解する上で必要な周辺知識も、しっかりと網羅しているところもこの本の良いところです。特に、精子についてのQ&Aは、女性が知らないけど知りたい内容を、上手にピックアップしていると思います。