35歳以上で妊娠するなら、ストレスのケアが大切です

35歳、40歳で妊活する時、実は一番の大敵はストレスなのかもしれません。

なぜなら、ストレスは体内に活性酸素を発生させて、血流を悪化させ、卵巣機能の低下や、卵子・精子の老化につながってしまうからです。

ストレスを抱えやすい理由

年齢的な焦り

35歳、40歳で妊活をすると、どうしてもストレスを抱えやすい事情があります。

まず、年齢的な焦りからくるストレスがありますよね。
不妊治療を始めると、医師からは、冷静に妊娠力の低下を告げられ、その中で頑張らないとならない状況に置かれてしまいます。
早く・・・って思えば思うほど、残された時間、金瀬的な事、夫の非協力・・・色々なことが気になってストレスになりやすいです。

仕事で重い責任がかかる時期

また、働きながら妊活に取り組み始めている場合、30代半ば以降は、責任の重い仕事を任されているケースも多いと思います。
そうなれば、やるべき仕事量が増えているでしょうし、仕事の質も求められ、職場でストレスがたまらない方がおかしいですよね。

年齢による妊娠力の低下を告げられれば、どうしても過去を振り返ってしまい、「卵子の老化なんて知らなかった」「もっと若いうちに出産しておけば・・・」なんて考えてしまいます。
妊娠したいと言う気持ちが、なおさら後悔につながってしまいます

夫との向き合い方が難しい年齢

セックスの頻度が減る

結婚して何年も、場合によっては十数年経っていれば、新婚と違ってセックスを頻繁にする習慣もなくなっているかもしれませんね。
仮に、新婚もしくは結婚後数年しか経っていないとしても、年齢が30代半ばを過ぎてくると、夫の性欲も低下してきます。

やはり20代の新婚夫婦と比べればセックスを頻繁にする習慣は持ちづらいと思います。

夫の年齢的・体力的な衰えと、妻の気持ちの空回り

このような中で、タイミングを取っていくのは、夫婦でストレスを抱えがちになります。

引き金は、だいたい、夫が排卵日のセックスから逃げることです。
妻の方は、基礎体温を測り、不妊治療を受けていれば通院もし、排卵日のために時間のやりくり、体の負担、金銭面の負担、体のケア・・・色々な負担を我慢してきているわけです。
ところが、夫が「疲れている」「仕事がが忙しい」などので排卵日に先に寝てしまったり、家に帰ってこなかったりすれば、妻としては憤まんやるかたないですよね。

夫にしてみれば、「なんで、そこまでして・・・」という気持ちを持つ場合もあるでしょうが、そもそも、年齢的にも体力的にも、勃起できる状態ではないというケースが多くなる年齢なんです。

そこで迫られれば、セックスする気になれませんし、下手をするとセックスレスのきっかけになってしまいます。
妊娠したいと言う気持ちが空回りしてしまうわけです。

こんな風に、セックスが障害になって、夫婦でストレスをためやすい年齢であるということも言えます。

妊娠にはストレスが悪影響、その理由は?

活性酸素が卵子・精子に悪影響

妊娠したくて妊活しているのに、このようにストレスだらけになってしまうと、かえって妊娠には悪影響が出ます。

ストレスがたまると、体内には活性酸素が発生します
この活性酸素は、体の各器官を攻撃して老化させる働きがあって、精子や卵子もその影響を受けます。

また、血管はその被害にあいやすいです。
血管の内被がボロボロになってしまえば血流が悪くなりますが、ここで怖いのは卵子・精子の老化。
卵巣や精巣付近の血流が悪くなることで、卵胞の生育や造精に悪影響が出てしまいます。

ホルモンバランスに悪影響

また、ストレスは視床下部に影響します。
視床下部から、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)が分泌されているため、視床下部がバランスを崩せば、女性の生殖に関連するすべてのホルモンバランスに悪影響が出ます。
これは、卵巣機能の低下に直結してしまいます。

こうなってしまうと、妊活で頑張ってきた努力が何歩か後退してしまいます。
妊娠したいっていう想いが強いことで、かえって妊娠から遠ざかってしまうという事態になりかねません。
なるべくストレスをためないようにするのが理想ですね。

35歳・40歳の妊活をポジティブに考える

若い頃に比べて余裕が出ることを忘れずに!

このように、35歳・40歳での妊活はどうしてもネガティブな思考に陥りがちです。
でも、35歳・40歳といった年齢での妊娠・出産のメリットを理解することも大切です

確かに、若い頃の方が妊娠力があります。
子育てする上でも、体力があります。

でも、若い頃の子育ては、精神的に辛くなることも多いんですよ。
その理由は「精神的な余裕が無い」「経済的な余裕が無い」の2点。

逆に、30代・40代で母親になると、精神的余裕も経済的余裕も生まれてくるので、色んなことを客観的に捉えて子育てを楽しめます。
出産後を考えると、実はメリットが大きいんです。

今まで子供がいなかったからこそ出来たこともあります

また、今まで子供がいなかったからこそ出来たことを書き出してみましょう。

書き出してみると、色んなことがあると思います。
若い頃に出産するよりも、仕事ともプライベートも楽しめていたはずです。
若くして結婚はしていて子供に恵まれなかった人は、早く出産するよりも、夫婦二人の生活を楽しめていたことが分かると思います。

若いうちに子供ができてしまうと、子育てでかかりっきりになって、子供が小学校の高学年になるくらいまでは、本当に子育てにすべての時間が拘束されてしまいます

こういった、思考方法を変えてみて、その上で、ストレスも解消法を考えてみて下さい。

好きなスポーツをしたり、習い事をしたり、ちょっと出かけてみたり・・・
35歳からの妊活で最も大切なのは、のんびり、焦らず、リラックスすることかもしれません。

あなたにオススメのコンテンツ

「妊活」関連の書籍を紹介

RN_妊活サプリ見出し_01RN_妊活サプリ見出し_02 RN_妊活サプリ見出し_03RN_妊活サプリ見出し_04 卵子の質を上げるサプリ043_S多嚢胞性卵巣症候群042_S

サブコンテンツ

このページの先頭へ