【妊活体験記】食事は、たんぱく質でお腹いっぱいに
妊活心理カウンセラーの今井さいこです。
今でこそ妊活についての知識があり、妊活中の女性やご夫婦のカウンセリングをしている私ですが、自分が妊活を始めたころは全くの無知でいろいろと遠回りをしてきました。
妊活のキーワードとなる言葉と共に私の妊活体験記をお伝えし、遠回りをしない妊活をしてもらえたらと思い、体験記を書くことにしました。
今回は、妊活中で特に気をつけていた「食事」についてお話します。
【著者 今井さいこ】
LIB Laboratory 代表
NPOハピマムプロジェクト 理事
高校生の時「環境による心への影響」に興味を持ったことから、大学で心理学を専攻。臨床心理学を中心に認知心理学、知覚心理学、行動心理学、生物心理学、発達心理学を学ぶ。その後、社会人としてベンチャー企業に勤める傍ら、心理カウンセラーとしての勉強と実践を積み、2009年より女性向けの個人向け心理カウンセリングを開始。自身の妊活経験で「妊活中も、妊活以外の女性としての楽しみを充実させたい」と感じたことから、2013年より妊活女性・ご夫婦向け心理カウンセリングを開始。現在、妊活中のメンタルケアだけでなく、産後女性のメンタルケアも行なっている。
自分に必要な栄養素を知る
子宮外妊娠をし、手術時の麻酔の合併症で体力が落ちていた私は、妊活を再開するときにとにかく体力を戻すことに注力しました。
食べることが大好きだった私が、入院中は水すら受け付けない状況だったので、食べられることのありがたみを身に染みて感じていました。
そんなことがあったので、「食事」を体を作るためのものと位置づけることができたのだと思います。
体力が回復してからは、自分に必要な栄養素を知ることを重視しました。
インターネットで調べると、「鉄分」「葉酸」「亜鉛」「カルシウム」など妊活に必要な栄養素として出てきます。
ですが、現状で私に本当に足りていないものをきちんと知り、その上で食事のとり方をどうするのか決めたいと思いました。
「Luvtelli Tokyo&NewYork × 聖マリアンナ医科大学東横病院~いつかのために今受けたい女性のための検査~」(当時は、「プリンセスプラン」という名称でした)を受け、参考にしました。
その結果、まずは毎日の食事でもっと食べてよいこと、たんぱく質をさらに多くとるよう気をつけること、水溶性食物繊維を意識して摂ることで便秘解消につながることなどがわかりました。
また、食事と並行して軽度の運動も取り入れるようにアドバイスをもらいました。
良質なたんぱく質と水溶性食物繊維
食べることが大好きな私にとって「もっと食べてよい」というアドバイスは、とてもうれしかったです。
ただ、食べるものには、もちろん気をつけました。
炭水化物を増やすのではなく、たんぱく質を増やすように気をつけました。
赤身の肉を増やしたり、1回に食べる魚の量を増やしたり、という工夫です。
水溶性食物繊維は、きのこ類を自炊するときには必ず取り入れる、こんにゃくをなるべく料理に使う、などの工夫をしました。
食事は「COOKPAD」で料理のレパートリーを増やしたり、よく自炊をしている人に簡単な料理法を聞いたりして、楽しんで取り組めた妊活の1つです。
目に見えてものすごい変化があったわけではありませんが、体の基礎となる食事をきちんとしたことで、妊娠中や育児にも活かせています。
食事でBMIもコントロール
ホットヨガやウォーキングなどできる運動は、日常に取り入れました。
ですが、元々体を動かすことが苦手な私。
できれば、食事で体重もコントロールしたいタイプです。
なので、毎日体重をはかってそこからBMIを計算。
その上で、その日の食事をどうするか決めていました。
日ごろ気をつけていたのは、夜ご飯にはなるべく炭水化物を摂らず、その分たんぱく質を多くとることで満腹感を出すということです。
それ以外には、妊娠すると低くなるといわれている鉄分をなるべく貯蔵するように、多くとるように意識しました。
妊娠してからも続けられる食事を意識して妊活したことで、妊娠中も大きなトラブルなく過ごせたように思います。