【妊活体験記】運動は無理なく自分にあったものを
妊活心理カウンセラーの今井さいこです。
今でこそ妊活についての知識があり、妊活中の女性やご夫婦のカウンセリングをしている私ですが、自分が妊活を始めたころは全くの無知でいろいろと遠回りをしてきました。
妊活のキーワードとなる言葉と共に私の妊活体験記をお伝えし、遠回りをしない妊活をしてもらえたらと思い、体験記を書くことにしました。
今回は、妊活中に実践していた「運動」についてお伝えします。
【著者 今井さいこ】
LIB Laboratory 代表
NPOハピマムプロジェクト 理事
高校生の時「環境による心への影響」に興味を持ったことから、大学で心理学を専攻。臨床心理学を中心に認知心理学、知覚心理学、行動心理学、生物心理学、発達心理学を学ぶ。その後、社会人としてベンチャー企業に勤める傍ら、心理カウンセラーとしての勉強と実践を積み、2009年より女性向けの個人向け心理カウンセリングを開始。自身の妊活経験で「妊活中も、妊活以外の女性としての楽しみを充実させたい」と感じたことから、2013年より妊活女性・ご夫婦向け心理カウンセリングを開始。現在、妊活中のメンタルケアだけでなく、産後女性のメンタルケアも行なっている。
自分に合う運動探し
自分が、筋力が足りないことは自覚していました。
学生のころから運動部に所属したこともないですし、ジョギングなどの習慣もない。
なので、まずは自分の体について知ることから始めようと思いました。
当時、丸の内朝大学の「美活・妊活クラス」というものに通っていました。
授業の中で「Luvtelli Tokyo&NewYork × 聖マリアンナ医科大学東横病院~いつかのために今受けたい女性のための検査~」(当時は、「プリンセスプラン」という名称でした)を知り、さっそく受けることにしました。
その結果、体脂肪率やBMI(体重と身長から肥満度を示す体格指数のこと)は正常範囲だが、脚の筋肉が平均より低いことがわかりました。
アドバイスとして、日常生活の中でできること(エレベーターではなく階段を使う、一駅歩く、など)を取り入れることを提案してもらいました。
その後はなるべく階段を使うようにはしましたが、もう少し「運動をした」達成感が得られるものを取り入れたいと思うようになりました。
とはいえ、過去のダイエットでやった運動はほとんどが三日坊主。
ですが、唯一楽しかったし達成感を得られたのが「ホットヨガ」だったことを思い出しました。
こうして、妊活に
- なるべく階段を多く使うこと
- ホットヨガに定期的に通うこと
を取り入れることにしたのです。
運動面以外にも良い効果がある、私にとってのホットヨガ
ホットヨガとは、室温39度前後、湿度60%前後に保たれた室内で行うヨガのことです。
自宅から通えて、かつ、ヨガ初心者の自分にも合うクラスがあるヨガ教室を探し、さっそく通うことにしました。
じっくりと自分の体と向き合うことで、脚力だけではなくて、腹筋の弱さも実感しました。
なので、ヨガのポーズの中で腹筋や脚力を必要とするものは、より真剣に取り組むようにし、覚えたポーズは家でもたまにするようにしていました。
また、普段なかなか汗をかかない私ですが、ホットヨガは大量の汗をかき、達成感がありました。
そして、ゆっくりと呼吸を整えながら体を動かすことが、私にとっては精神的にも落ち着ける時間でもあったので、毎回通うのが楽しみでした。
続けられた理由は、運動面以外にもこうして、自分と向き合う時間を得られたことが大きかったように思います。
無理のない範囲で生活に取り入れる
これまで、三日坊主で全然続かなかった運動を日常生活に取り入れることができたのは、自分をきちんと知り、無理のない範囲で、自分が好きなことを探して取り入れたからだと思います。
妊活をする中で「長く続けられること」「妊活を終えてからも健康のために取り入れられるもの」ということを意識してきました。
ホットヨガもその1つです。
「私にとって必要なこと」が分かれば、運動嫌いでもきちんと取り組むことができると分かったことが私にとっては大きく、また続けられたことで自信にもつながりました。