【妊活体験記】子宮後屈だと、人工授精後に発覚!
年齢 : 34
血液型 : B型
家族構成 : 父・母・妹
現況 : 妊活を終了
子供 : なし
妊活中に仕事をしていましたか? : はい
不妊治療を受けた経験は? : ある
産婦人科から、不妊治療に力を入れているクリニックへ
結婚したのが32才と早くなかった私は、結婚してすぐに妊活を始めました。
早く子供が欲しかったこと、周りに不妊治療で悩んでいた人を多く見ていたのもあり、後で悩まないようにと早速2周期目から産婦人科に通い始めました。
後で考えると、これが私の不妊治療の始まりです。
3ヵ月経った頃、不妊治療に力を入れているクリニックに転院。
卵管造影検査をはじめ、あらゆる不妊原因チェックの検査を受けましたが、結果は異状なし。
強いて言うならば、内膜が薄め(排卵直前で7ミリ前後)ということがわかりました。
ですが、医師からは、特に心配しないよう言われ、しばらくはタイミング法を続けました。
排卵誘発剤を使ったものの、子どもを授かることはできなかった
医師の言われた通りにしていたのですが、子どもを授からないまま半年が過ぎました。
そこで、医師に相談すると、まず「排卵誘発剤」注射を打つことになりました。
内膜が薄めだったことへの対策です。
クロミッドなどの錠剤の排卵誘発剤は副作用として内膜が薄くなってしまいますが、注射の場合は逆。
先生いわく「卵がたくさん育ち、その分内膜も厚くなります」とのこと。
生理5日目から排卵日まで、ほぼ毎日、あるいは1日おきに注射をうってもらいました。
そうすると卵が3~4個育つようになり、内膜は最大で12ミリくらいまで厚くなりました。
この方法で4~5周期続けましたが、やはり授かりませんでした。
「内膜の厚さの問題ではないのかな」
「他に異常があるわけでもないし、卵子の質の問題とかなのだろうか・・・」と、もやもやした思いでストレスが募りました。
体調不良が重なったことで、体外受精を決意!
この頃不思議なことに、体調不良が立て続けに起こります。
病院にかかった結果、頸椎ヘルニアや腎臓の不調、甲状腺の病気が発覚しました。
病院での検査期間中は、レントゲンやCTを撮ったので、2周期妊活をお休み。
友達は続々と妊娠報告をくれるのに、自分は授からないばかりか、おかしな病気にかかって絶望的な気持ちになり、涙が止まらない日もありました。
そしてようやく、不妊治療のステップアップへの気持ちが固まっていきました。
「このまま同じことを続けてもしょうがない。やることはやったし、あとは思い切って体外受精に進もう!」
と決断し、評判の良かった体外受精を行っているクリニックを予約。
人気のクリニックだったので、予約は2ヵ月先になりました。仕事を辞める覚悟も出来ました。
体外受精の前に人工授精を
体外受精を2カ月後に見据え、ステップアップの過程の一つとして人工授精を行いました。
妊娠率は1ケタとのことで、ほぼ期待せず。
今まで同様、排卵誘発の注射をして、内膜も厚くなったのを確認したところで行いました。
すると結果はなんと、この1回目の人工授精で授かったのです。
妊活開始から1年5カ月後のことでした。
子宮後屈だと後から言われた
後から言われたのは、私は「子宮後屈」タイプだったということ。
これが、授からなかった最大の原因のようです。
子宮後屈では、子宮の位置が人より後ろにあるため、精子が子宮口から進みにくくなってしまう場合があるようです。
ですが、人工授精では、選ばれた精子だけをチューブで直接子宮に届けるため、ちゃんと受精できるようになります。
例えるなら、道路が通りにくいから、飛行機で直接届けてしまえ・・・!そんな感じだと思います。
直接届けたら、即座に妊娠しました。
先生には言いませんでしたが、正直なところ子宮後屈は内視鏡で今までも気付くことが出来たはずです。
現に人工授精当日、先生は内視鏡で子宮までの通り道を確認しながら管を通していました。
もしかしたら、あなたも子宮後屈かも・・・
一年半を返してという気持ちになったことは封印して・・・。
一度で人工授精を成功させてくれた担当医には、心から感謝しています。
人工授精がまだの、不妊治療中の方へ。
不妊原因が特に見当たらず原因不明不妊の場合、子宮後屈が原因で授かっていない可能性もあり得ます。
子宮後屈かどうかは担当医に確認すれば診てくれるはずなので、確認してみてください。
人工授精ですぐに妊娠するかもしれません。