頸管粘液不全だと、精子が子宮にたどり着けない?

頸管粘液不全という症状になると、精子が子宮にたどり着くのが困難になります。ちなみに、「おりもの」は、頸管粘液や膣分泌液など、子宮・子宮頸管・膣などから分泌されたものの混合物のことなので、おりもの=頸管粘液ではありません。

普段の膣内は、精子にとっては危険な環境!?

普段、膣内は細菌の進入を防ぐために酸性の状態に保たれています。ところが、精液にとっては酸性の環境と言うのは生き続けるのが難しいため、酸性の膣内を泳いで子宮までたどり着くのは難しいです。

ところが、排卵期になって、「頸管粘液」という分泌液が、子宮頸管から大量に分泌されるようになると状況が一転します。
※子宮頸管というのは、膣と子宮腔をつないでいる部分です。

頸管粘液は白っぽい、ぷるんとした、粘り気のある分泌液で、アルカリ性です。精子はアルカリ性の環境を好むので、室内で射精されると、この頸管粘液をつたって、子宮まで泳いでいくわけです。

つまり、頸管粘液という分泌液があって初めて、精子は子宮にたどり着けるというわけです。

頸管粘液不全ってどんな症状?

ところが、この頸管粘液の量が少なかったり、粘り気が強すぎたりすると、精液が頸管粘液の中を泳いで子宮までたどり着くことが出来なくなってしまいます。そうなると、不妊原因の一つになってしまいます。このような症状を頸管粘液不全というわけです。

頸管粘液不全の場合、自覚症状はほぼ無いようですね。そのため、自分で気づくと言うのは難しいです。




頸管粘液不全は、どんな検査をすればわかる?

頸管粘液不全の検査は、「頸管粘液検査」で行います。排卵期に頸管粘液を採取して、量・粘り気・結晶をチェックというものですが、通常であれば、排卵期には頸管粘液の量が増え、粘り気が出て、顕微鏡で見るとシダ状の結晶が確認されるようです。

頸管粘液不全になる原因は?治療法は?

頸管粘液不全になる原因は、子宮頸管に炎症があったり、エストロゲンの分泌が少なかったりといったことのようです。また、不妊治療で、排卵誘発剤のクロフェルミン製剤を服用していると、その影響で頸管粘液不全になる場合もあるそうです。

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