これからが旬!妊活におすすめの食材きのこ
秋に旬を迎える「きのこ」。きのこはヘルシーなだけではなく、妊活中に摂りたいビタミンDも豊富に含まれています。
今回はビタミンDの役割ときのこのおいしいレシピをご紹介します。
【著者:岡田 明子(おかだ あきこ)】
管理栄養士として健康関連のレシピ提供や商品開発、講演や執筆、メディア出演など予防医療分野を中心に幅広く活躍中。
自身の35歳からの妊活、妊娠を通じて「妊娠を望む方の食事サポート」も行い、個々の生活習慣に合わせた的確な指導に定評がある。食事サポート実績は延べ1万人に及ぶ。
2014年一般社団法人NS Labo(栄養サポート研究所)を設立し、 栄養士、管理栄養士をサービスパートナーとして、健康事業のサポートとヘルスケア分野で活躍できる人材育成を行っている。
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卵巣年齢に関わる「ビタミンD」
卵巣年齢については以前のコラムでも詳しくお話しさせていただきましたが、卵巣年齢を若々しく保つために「ビタミンD」が大きく関係していることが最近の研究で分かってきました。
ビタミンDは魚介類に多く含まれるビタミンで、1日の摂取目安量は5.5㎍です。
これから旬を迎えるサンマが1尾(100g)19㎍、サバの水煮缶(100g) 11㎍摂ることができるので、魚を週に3回食べていれば不足なく摂れていると考えられます。
皆さんの食卓に魚はどのくらいの頻度で登場していますか?
肉食系の救世主「きのこ」
お肉が大好きで・・・という皆さん、安心してください!
実はビタミンDは魚介類以外にきのこ類にも多く含まれています。
カロリーが少なく、食物繊維も豊富なので、妊活中の体を健康に保つためにも重宝する食材です。
お肉がメインになることが多くても、副菜や汁物に加えればビタミンDを摂ることができます。
秋は様々なきのこが旬を迎え、栄養価も高く、うま味も存分に味わえる季節なので、ぜひきのこを食卓にプラスしましょう。
きのこは1種類で摂るよりも複数の種類を合わせることで、うま味がUPするのでお好みのきのこを合わせて食べるのもおすすめです!
おすすめのきのこベスト3!
ビタミンDを豊富に含む使いやすいきのこベスト3をご紹介します。
- 1位 : キクラゲ【乾燥2g(2枚)→8.7㎍】
- 2位 : 干ししいたけ【乾燥8g(大2枚)→1.3㎍】
- 3位 : 舞茸【50g(1/2パック)→1.5㎍】
干ししいたけでなくても、生のしいたけを日光に1~2時間程度あてるとビタミンDがUPします。(表面が少し乾く程度が目安)
また、ビタミンDは脂溶性のビタミンなので、油と一緒に摂ることで吸収率もよくなります。
オリーブオイルや青魚など良質な油と合わせれば、体も喜ぶ組み合わせになりますね。
おすすめレシピ
今回はきのこを使ったビタミンDたっぷりのレシピをご紹介します。
中華スープ
材料(2人分)
- 卵・・・・・1個
- キクラゲ(乾燥)・・・5g(4~5枚)
- 水・・・・・・400ml
- 鶏ガラスープの素・・・大さじ1
- しょうが(すりおろし)・・・小さじ1
- 塩、こしょう・・・少々
- 青ねぎ・・・適宜
作り方
- キクラゲを水で戻し(10分程度)、大きいものは一口大に切る。
- 鍋に水、鶏ガラスープの素を加え、煮立ったらキクラゲを加える。
- 再び沸いたら溶いた卵を少しずつ流し入れた後、しょうがを加え塩こしょうで味を調える。
- 器に盛りお好みで青ねぎを散らす。
ビタミンDもたっぷりとれる簡単レシピなので、キクラゲをあまり使ったことがない方でも気軽にできます。
きのこマリネ
材料(作りやすい分量)
- 舞茸・・・・・1パック
- しめじ・・・・1パック
- ベーコン・・・2枚
- にんにく・・・1かけ
- オリーブオイル・・・大さじ3
- 鷹の爪・・・1本(お好みで)
- マリネ液
- 酢・・・・大さじ3
- 砂糖・・・小さじ2
- 醤油・・・小さじ1
作り方
- 舞茸、しめじは根元を切り落とし、食べやすい大きさに手でほぐす。ベーコンは細切り、にんにくはみじん切りにする。☆の材料を大きめの器に混ぜておく。
- フライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪、ベーコンを入れ、にんにくの香りが出るまで弱火で加熱する。
- 2に舞茸としめじを加えしんなりしたら、熱いうちにマリネ液に入れよく和え味をなじませる。
サラダやパンのトッピングにもよく合います。
1日経つとさらに味もよくなじんでおいしくいただけますよ。
保存もできるので多めに作って活用してみてください!
ビタミンDは妊活に限らず、女性に多い骨粗しょう症の予防にも大切な栄養素です。
妊活のためにやっていたことが、将来の元気な体づくりにつながるなんてなんだか嬉しいですね。
今日からさっそく「きのこ生活」始めてみませんか?