妊娠すると、多くのママが「葉酸」という言葉をよく見聞きするようになります。
この「葉酸」って一体なんでしょうか?
私の場合、赤ちゃんのために飲んだ方が良いとは聞くものの、なぜ飲んだ方が良いのか?については、当時あまり分からなかったです。
そこで、この記事では、
- 妊娠するとなぜ葉酸を飲まないとならないのか?
- 葉酸は、いつからいつまで摂らないとならないのか?
- 食事とサプリのどちらで摂れば良いのか?
- サプリを選ぶなら、どんな基準で選ぶと良いのか?
といった点について、説明していきたいと思います。
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まずは、オススメの葉酸サプリからご紹介します。
まだ、葉酸サプリを購入するつもりのない人は、読み飛ばして下さいね。
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なぜ葉酸を摂らないとならないの?
葉酸とは?なぜ妊娠初期に必要なの?
妊娠高血圧症候群と貧血を防いで、赤ちゃんとママの命を守る
葉酸は、ビタミンB群のひとつです。水溶性のビタミンで、造血にかかわる栄養素です。
不足すると、動脈硬化の危険因子になったり、造血機能が異常を来たしたりすることがあります。
動脈硬化は、高齢出産でのリスクが高い「
妊娠高血圧症候群」を招く恐れがあります。
妊娠高血圧症候群は、母子の命を危険にさらすことになる、とても怖い病気です。
妊娠高血圧症候群についてはコチラ
また、造血機能がうまく働かないことによって、
貧血になるリスクが出ます(葉酸不足による貧血を「悪性貧血」と言います)。妊娠中は、血液によって赤ちゃんに栄養分や酸素を運びますから、貧血は赤ちゃんの命を危険にさらすことになりかねません。
お腹の赤ちゃんの先天性異常を防ぐ
また「葉酸」は、妊娠初期にとても大切な働きをします。
それは、
胎児の「神経管閉鎖障害」の発症率を下げてくれる働きです。
神経管閉鎖障害というのは、胎児の生育過程で、脊椎の「神経管」と呼ばれる部分に生育不全が起こることで、発症率は、出生10,000に対して5.12と言われています。
それによって、脳が生育不全になったり、下半身の運動機能や膀胱、直腸機能に障害が起こってしまします。
脳が生育不全になった場合を「無能症」と呼び、流産・死産になる可能性が高くなります。
葉酸には、この「神経管閉鎖障害」を防ぐ働きがあると言われているのです。
「神経管閉鎖障害」に対する効果には科学的根拠があり、厚生労働省から通知が出ています
元々、葉酸が神経管閉鎖障害のリスクを軽減することについては、日本よりも欧米で研究が進んでいて、臨床データなどから、妊娠初期に葉酸を摂取することが推奨さていました。
ところが、日本では、欧米に比べて神経管閉鎖障害の発症率が低かったことから、葉酸摂取が国から推奨されるようになったのは2000年になってからです。
現在では、妊娠の可能性がある女性に対して、葉酸摂取に関する通知が出されていて、
- 栄養補助食品(サプリ)から1日400μgの葉酸を付加的に摂取すること
- 摂取期間は、妊娠1ヶ月以上前〜妊娠3ヶ月
ということが明記されています。
ただし、注意したいのは、
サプリからの400μgの葉酸は、あくまでも付加的なものとして推奨されているということ。普段の食事をおろそかにして良いというわけではなく、毎日の食事から摂取する葉酸は「妊娠高血圧症候群」や「貧血」の予防に大きく関わってくるのです。
食事からの葉酸の摂取量としては、
- 妊娠中で1日あたり480μg
- 授乳中で1日あたり340μg
の摂取が推奨されています。
なぜ、栄養補助食品(サプリ)からなのか?なぜ妊娠1ヶ月以上前〜妊娠3ヶ月なのか?については、これから書いていきます。
出典元:厚生労働省 e-ヘルスネット
日本人の食事摂取基準2015
葉酸はいつから摂れば良い?
まず、葉酸は
妊娠中も産後もずっと摂り続けないとなりません。
これは、上で書いたように、葉酸が妊娠高血圧症候群や貧血の防止に関わってくるからで、厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準2015」にも書いてある通りです。
(妊娠中は1日あたり480μg、授乳中は1日あたり340μg)
ただし、
神経管閉鎖障害の防止のためには、これに付加して、
4妊娠1ヶ月以上前〜妊娠3ヶ月に
サプリメントで
摂取するように、厚生労働省から通知が出ています。
これは、神経管閉鎖障害の多くが、妊娠直後から妊娠10週以前に発生していると言われているためです。
なお、この期間に必要とされる葉酸は、サプリメントから1日あたり400μgです。
では、なぜ神経管閉鎖障害のリスク軽減のためにはサプリメントが推奨されているのでしょうか?
それについては次に書いていきます。
葉酸はサプリで摂るべき?食事で摂るべき?
妊娠初期の葉酸摂取では、サプリが推奨されています。その理由は・・・
では、なぜ、神経管閉鎖障害の予防のためには、食事ではなくサプリメントからの摂取が推奨されているのでしょうか?
葉酸は野菜や柑橘類・レバーなどに多く含まれています。
これらの食品中の葉酸の大部分は「ポリグルタミン酸型葉酸」と呼ばれるもので、小腸で消化酵素によって「モノグルタミン酸型葉酸」に変換されてから体内に吸収されます。
そのため、食品からポリグルタミン酸型葉酸を摂取しても、実際に体内に吸収されて使われるのは、食べた分の50%以下になると言われています。
また、葉酸は熱に弱く、気をつけないとその多くが調理中に失われてしまいます。
熱によって分解されたり、茹で汁に溶け出したりするので、食事で400μgの葉酸を摂ろうとすると、
かなりの量の野菜を食べないとなりません。
これに対して、葉酸サプリには、最初から「モノグルタミン酸型葉酸」が配合されているため、食品から「モノグルタミン酸型葉酸」を摂取した時よりも、
吸収率が高くなります。
さらに、
神経管閉鎖障害に対する葉酸の効果を立証した研究のほとんどは、モノグルタミン酸型葉酸を配合したサプリメントによるものがほとんどで、食品中のポリグルタミン酸型葉酸の神経管閉鎖障害のリスク低減に関する科学的根拠は、まだ十分ありません。
そのため、妊娠初期の葉酸摂取については、日本でも海外でも、サプリメントから摂ることが推奨されています。
葉酸サプリは大事だけれど、基本になるのは毎日の食事
ただし、繰り返しますが、毎日の食事で葉酸を摂取しなくても良いというものではありません。
サプリを飲むにしても、ベースになるのは毎日のバランスのとれた食事です。
これは、管理栄養士さんに教えて頂いたことなのですが・・・・
バランスの取れた食事がないと、いくらサプリを飲んでも十分に吸収されて働くことができないそうです。
サプリの葉酸には1日の摂取上限として1,300-1,400μg/日が定められていますが、食品の葉酸についてはそういった制限はありません。
葉酸も含め、栄養バランスの良い食事を摂ることは、妊娠中の食事の基本として、とても大切です。
妊娠中の基本はバランス食
妊娠中は葉酸を積極的に
妊娠3ヶ月以降〜産後も、葉酸サプリを活用した方が良いケースも
また、妊娠3ヶ月まで葉酸を摂ればよいわけではなく、
葉酸は妊娠中〜産後まで、ずっと必要です。これは、葉酸が動脈硬化の防止や貧血の予防に関わり、ママや赤ちゃんの命を守る大切な栄養だからです。1日あたり、妊娠中は480mg、授乳中は340mgの葉酸が推奨されています。
でも、これだけの量の葉酸を食事で摂るのは大変です。
毎日の食事から十分な葉酸を摂取することができない場合は、葉酸サプリを活用することも大切ですね。