妊娠4ヶ月目で気をつけること
妊娠4ヶ月目の胎児の様子は?
妊娠4ヶ月目になると、胎児は羊水の中を活発に動き回っているのがわかります。
このころには器官形成は終わり、エコー検査すると、骨・筋肉が発達しているのがわかるようになります。
手足の動きが活発になるほか、外性器も出来てきます。
妊娠4ヶ月の終わりにあたる妊娠15週には、胎盤が完成し、赤ちゃんの動きはさらに活発になっていきます。
流産のリスクも、グッと減ります。
次の妊娠5ヶ月目からは安定期に入って来ますね。
妊娠4ヶ月目のママの体は?
体が楽になってきます
このころになると、ママのお腹のふくらみが、少しわかるようになってきます。
そろそろ、マタニティー下着に替えても良いかもしれません。
多胎妊娠をしている場合は、お腹の膨らみ方が、ちょっと早目になりますね。
またつわりも終わってきて、体の状態が少し楽になってきます。
ホルモンが安定して基礎体温が下がるため、妊娠初期からずっと続いてきた体のだるさも無くなります。
そのため、ママの気持も安定してきて、表情が明るくなります。
お腹が大きくなることで出てくる症状も
子宮が大きくなってくることで、今までになかった症状が出る人もいます。
- 足の付け根がつる
- 腰痛
- 胃のむかつき
といった症状が多いですね。
足の付け根がつるのは、子宮が大きくなって、子宮を支える靭帯が引っ張られるからです。
この場合、整形外科で骨盤を固定するベルトももらうこともできます。
安定期に入っていれば、ストレッチやスイミングなどで筋力をつけるのも良いようです。
腰痛になるのは、ホルモンの影響で骨盤の骨と骨のつながりがゆるくなって、ずれを生じるからですね。
胃のむかつきを起こすのは、子宮が大きくなって、胃を圧迫するからです。
妊娠4ヶ月目に気をつけること
虫歯や歯周病の治療をしておく
妊娠中は口内環境が悪くなって、虫歯になったり、歯周病になったりしやすいです。
特に、歯周病は早産の原因になるとも言われているので、出来るだけ治しておきたいですよね。
一方で、妊娠後期になるとお腹が重くなって、歯医者に通院するのが難しくなります。
ですから、虫歯や歯周病がある場合は、つわりが治まった頃を見計らって、なるべく早目に歯医者に行きましょう。
つわりが終わったら、体重管理に気をつけて!
妊娠4週目になってつわりが治まってくると、食欲が戻ってくる人が多いです。
この時に、食べ過ぎないようにして、体重管理をし始めることが大切。
妊娠中は、体質的にも太りやすくなっていますから、注意をして下さいね。
では、実際にどんな食事をしたら良いのでしょうか?
まずは、つわりが終わったので、規則正しく食事をするようにしましょう。
また、よくかんで、ゆっくり食べることも大切。こうすることで、早めに満腹感を得ることが出来るので、食べ過ぎ帽子にも役立ちます。
また、加工食品・お菓子・塩分・糖分は控えて下さい。
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病といった、妊娠合併症を引き起こす原因になってしまいます。
特に、35歳以上で妊娠している場合、そのリスクは高くなりますから、食事・体重の管理をして、妊娠期間をしっかりと乗り切りましょう。
マタニティー下着を使い始める
お腹のふくらみが分かり始めたら、マタニティー下着をつけてみるのが良いですね。
マタニティー下着は、おなかとヒップが冷えないようにするように作られているので、おすすめです。
ブラジャーは締め付け感のないものを選びましょう。
妊娠前に比べてバストが2~3カップ大きくなる人もいますし、乳頭が敏感になる人も多いです。
また、妊娠期間中は汗をかきやすくなるので、吸汗性・通気性のよいものを選ぶのがおすすめです。
妊娠線に気をつけて!
お腹が大きくなることで、皮膚が断裂してできるのが妊娠線。
この妊娠線、早ければ、妊娠4ヶ月目からできると言われています。
妊娠線は一度できると、基本的には消えることはありません。
薄くなったり、手術で消したり・・・というのは可能なようですが、中々難しいようです。
一方で、早い段階からしっかりとケアすれば予防もできます。
ケアのポイントは「保湿」。
妊娠線専用のクリームは保湿力が違いますから、しっかりと使って、キレイな体を維持していきましょう。
出生前検査について
35歳以上で妊娠していた場合、染色体異常によって、子供が障害をもって生まれる確率が高くなります。
実は、生まれる前に、「赤ちゃんに染色体異常がある確率がどのくらいなのか?」を検査する方法があって、これを「出生前検査」と言います。
ただ、染色体異常の確率が高かった場合どうするのか?という結論がないまま、出生前検査を行うことはお勧めできません。
大きな迷いを抱えたまま、妊娠の継続、または中絶の決断をしないとならなくなるからです。
出生前検査は、妊娠12~18週の間に行われます。
35歳以上で妊娠している場合、ほとんどのケースで医師から出生前検査の説明がされます。