出産の流れを詳しく解説 | 陣痛の開始から分娩まで
お産のサイン
おしるしがある
予定日近くになると、出血がおりものに混ざって出て来ます。
これが、「おしるし」です。
「おしるし」の後、陣痛が始まるまでは1日~1週間の期間があります。
陣痛が始まる
陣痛が始まる頃は、お腹が張ってしばらく引いて・・・を何度も繰り返す感じになります。
でも、病院に行くのはまだまだ先。
陣痛が10分間隔になってきたら、初めて病院に電話しましょう。
出産までは、まだ十数時間かかります。
もしも、陣痛前に破水してしまったら
破水するのは、通常、陣痛が始まってしばらく経ってからです。
陣痛が始まる前に破水したら要注意。
すぐに、病院に電話をして下さい。
病院から指示が出る
病院に電話をすると、陣痛の状況などについて、いくつかの質問がされます。
そこで、病院から来院するように指示が出たら、移動開始です。
病院で診察・検査
病院へ行くと、問診や検査によって、ママの体の状態を調べます。
そこで、お産の進行が確認されれば、入院することになります。
まだ、来院が早いと判断されると、帰宅の指示が出ることもあります。
分娩第1期 ~徐々に陣痛の痛みが増す段階~
準備期
初産の場合、ここから出産まで10~13時間かかります。
まずは、8~10分間隔で、痛みが10~30秒続きます。
子宮口が3cmまで開く段階で、家にいた時と痛みがそんなに変わらないです。
進行期
進行期になると、3~5分間隔で、痛みが30~40秒続くようになります。
子宮口が3cm~7cmになり、赤ちゃんの頭で骨盤・股関節が開いてくる段階です。
痛みが辛くなってくるので、指圧・マッサージなどで痛みを回避していきます。
移行期(極期)
1~3分間隔で、痛みが40~60秒続きます。
子宮口が8cm~10cmの段階ですね。
この期間は、子宮口が全開大(10cm)になるのをひたすら待ちます。
痛みが辛いので、いきみたくなると思いますが、いきんではいけません。
赤ちゃんが産道の途中にいるので、ママがいきむと赤ちゃんが苦しくなるからです。
一番辛い時期ですが、ひたすら我慢しましょう。
分娩第2期(娩出期)~分娩台に上がっていきみます!~
分娩台に移動
子宮口が最大になると、分娩台に移動するよう指示されます。
このころは、痛みが1~2分間隔で押し寄せているので、分娩室まで歩くのは大変。
でも、破水していたり、点滴を打っていたりしないかぎりは、車いすなどは使えません。
分娩台に上がる
看護師さんから、いきむように指示が出たら、ここで、思いっきりいきみます。
赤ちゃんの頭が見えたら、いきむのをやめて、短く呼吸するように指示されます。
あとは子宮の収縮に任せておけば、赤ちゃんは出てきます。
無事、出産です!
分娩第3期 ~赤ちゃんが生まれた後~
胎盤がはがれ出てくる
出産した後、再度、軽い陣痛が起こります。
それによって、子宮が収縮して、胎盤がはがれて出てきます。
この時にかなりの出血があるので、ママは分娩台で2時間ほど安静になります。
赤ちゃんとのご対面は?
赤ちゃんを抱かせてくれるところ、顔だけ見せたあと処置をしてから抱かせてくれるところなど、産院によって色々な方法があるようですね。
病室に移動
分娩台で休んだ後、病室へ移動します。
入院と出産(戻る)