妊娠6ヶ月目で気をつけること
妊娠6ヶ月の胎児の様子
妊娠6ヶ月目になると、胎児の体の細かい部分が出来てきます。
爪が生え、まゆげ・まつ毛が生え始めます。
顔立ちや男女の区別もハッキリしてきますね。
耳が聞こえ始める他、指をしゃぶる仕草もし始めます。
ママは、胎動をハッキリと感じる人が多いと思います。
多胎妊娠の場合は、このころから、単胎の赤ちゃんに比べて小さ目に成長するようになります。
機能は単胎の赤ちゃんと同じように成長するので、心配はありません。
妊娠6ヶ月のママの体は?
妊娠6ヶ月になると、ママのお腹もどんどん大きくなってきます。
そのため、体中に痛みを感じるケースもありますね。
腰や背中が痛む
腰や背中が痛むのは、大きくなったお腹を支えるために、腰や背中に負担がかかっているから。
また、ホルモンの影響で骨盤の関節が緩くなり、ひずみを起こしていることも原因の一つです。
足がつりやすい
この時期は、夜寝ている時に、「こむら返り」と言って、足がつる人もいます。
これは、上半身が重くなってくるため、足の筋肉に疲労がたまってしまうから。
入浴時にぬるめのお湯にゆっくりとつかることで体を温め、足の疲れをとることが大切です。
シャワーだけ、または熱いお湯につかるのは、体の表面しか温まらないので、おすすめできません。
乳頭が敏感になる
母乳を出すための体の準備が進んできます。
妊娠6ヶ月目になると乳頭が敏感になってくる他、強く推すと、クリーム状の初乳が出ることもあります。
妊娠6ヶ月目に気を付けること
安定期のうちに、やれることはやっておく
妊娠後期に入ると、お腹がもっと大きくなって動きづらくなります。
また、35歳以上で妊娠している場合は、様々なリスクが出てくる時期でもあります。
今のうちにできる限りのことはやってしまいましょう。
歯科検診
引っ越し
出産によって家族が増えますから、妊娠したら引っ越しを考える人も多いです。
引っ越しは体に負担がかかります。
安定期の今のうちにやってしまいましょう。
旅行
まだ子供がいない夫婦であれば、今のうちに旅行に行っておくのもおすすめ。
子供が生まれると、数年は、中々旅行に行けません。
旅行に行けるとしても、子供連れであれば、行先もある程度限られてしまいます。
夫婦二人で行ける旅行は、しばらくは無くなってしまうと思って、楽しんでくるのも良いでしょう。
保育園・保育所の情報収集・下見
0歳児、1歳児から子供を預けて仕事復帰する予定のママは、今のうちに、保育園や保育所のリサーチをしましょう。
0歳児や1歳児に関しては、受け入れ枠が少ないもの。
早目に動いておかないと、預ける場所が無くなって、仕事復帰が予定通りにいかなくなることもあります。
里帰り出産の場合は産院の下見・準備
里帰り出産をする場合は、産院の下見と準備を始めておきましょう。
特に、人気のある産院は一杯になりやすいので、そろそろ産院を決めて分娩予約も入れてしまいましょう。
転倒に注意して!
妊娠6ヶ月目になると、かなりお腹が目立ってきますね。
そのため、転倒しやすいので注意が必要です。
お腹が張った時は?
まず、重いものをもったり、無理な姿勢を続けているとおなかが張ることがあります。
そんな時には、無理せずに休むことが大切。
安静にしても、出血・痛みを伴う場合はトラブルの可能性があるので受診するようにして下さい。
家の中での注意点
家の中では、掃除、洗濯、台所仕事といった家事全般で、足元に注意をして下さい。
お腹が大きくなって、足元が見えにくくなっていますから、階段の上り下りや布団干し、入浴時などは慎重に。
外出時の注意
外出時には、歩きやすい靴を履くことが大切。
ヒールの高い靴は履かないようにしましょう。
また、雨の日の歩行、自転車とすれ違う時、段差のある場所を移動する時にも注意して下さい。
エレベーターには最後に乗ったり、ラッシュ時の電車は避けたりするなど、お腹を圧迫されないよう工夫することも忘れずに。
検診では、わからないことをしっかりと質問する
妊娠6ヶ月目くらいから、検診では、赤ちゃんの状態に関する説明が増えてきます。
これは、出産が間近になるにつれて、ケアしなければならないことが増えてくるからです。
医師は、赤ちゃんの状態を淡々と説明することが一般的。
でも、私たちにはそれが何を意味することがわからないことも普通にあると思います。
そんな時には、しっかりと質問することが大切。
特に35歳以上の妊娠で、リスクが高い場合は、わからないことはしっかりと聞くという姿勢は忘れずにいて下さいね。