妊娠7ヶ月目に気をつけること
妊娠7ヶ月目の胎児の様子
妊娠7ヶ月目には、赤ちゃんは羊水の中を動き回るようになっています。
自分で回転して体の向きを変えられるようになりますし、瞬きもするようになりますね。
また、妊娠25週以降になると、はっきりと性別がわかることも多いです。
妊娠7ヶ月のママの体は?
妊娠7ヶ月目になると、ママはどこから見ても、立派な妊婦さんです。
おへその上の方までふっくらするほどなので、子宮の大きさが原因で、色々なマイナートラブルも起きやすくなります。
仰向けに寝るのが辛い
妊娠7ヶ月になると、お腹が大きくなることで、仰向けで寝るのが辛くなる人もいます。
これは、下半身~心臓に戻る大静脈を子宮が圧迫するからなので、横向きで寝た方がベター。
抱き枕もおすすめです。
その他のマイナートラブル
その他にも、腰痛・肩こり・頭痛に悩まされることもあります。
また、お腹の赤ちゃんに酸素や栄養を運ぶためにたくさんの血液が必要なので、貧血になりやすいです。
また、子宮で骨盤周りの血管が圧迫されるので、血流が悪くなって足がむくみやすくなります。
妊娠7ヶ月目に気をつけること
無理をしない方が良い時期
妊娠7ヶ月目になったら、無理をしないことを第一に考えて下さい。
お腹が大きくなっていますから、足元が見えにくく、動きが鈍くなります。
家の中でも、職場でも、辛い時には休むということが基本中の基本。
そのためにも、家の中では、パパの協力が不可欠になります。
体を冷やさないことも大切
この時期、体を冷やさないようにしましょう。
なぜなら、冷えは早産の引き金になるからです。
靴下をはく、腰を温める、お風呂・足湯にゆっくりとつかる、食べ物で体を温める・・・など、体を冷やさない工夫をしてみましょう。
「さかご」は治ることが多い
この時期に、医師に「さかご」と言われても、いずれ治ることが多いようです。
胎児は本来、頭を膣の方に向けていて、出産時には頭から出てきます。
ところが、足を膣の方に向けている場合を「さかご」と言います。
さかごの場合は、帝王切開をしないとなりません。
ただし、この時期に「さかご」でも、出産間近になると頭を下にするようになる胎児がほとんどと言われています。
また、さかごを治すためのストレッチや、そのための産院での施術もあるので、医師とよく相談して、落ち着いて対処していきましょう。
多胎妊娠のリスク
多胎妊娠の場合、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高くなります。
これらの病気の程度が重症である場合、即日入院になる可能性もあります。
また、赤ちゃんたちの間に体重差が生じたり、血流や羊水量のバランスが悪くなることもあり、こういったケースでも状況によっては入院することになります。