妊娠中の頭痛で悩んだ時、知っておきたい原因と対処法
妊娠したママのマイナートラブルの中に頭痛があります。
今悩まされている頭痛は、そのうちの1つかもしれません。
この記事では、妊娠中の頭痛への対処法を書きました。
頭痛に悩まされているママは良かったら参考にして下さい。
頭痛の原因
ホルモンバランスの変化
妊娠すると、ママの体内で女性ホルモンが増加します。
妊娠時に増える女性ホルモンには血管を拡張する作用を持つものもおり、拡張された血管の周りの脳の神経を圧迫してしまいます。
これが頭痛となって表れてしまうのです。
貧血
妊娠中は二人分の血液が必要となります。
血液量は増加するのですが血液中の成分は増加しません。
すると血液が薄くなり貧血となってしまいます。
鉄分や酸素等が足りなくなるとめまいや頭痛を引き起こしてしまいます。
妊娠高血圧症候群
妊娠高血圧症候群と診断された場合は気を付けましょう。
高血圧により血管が拡張され、周囲の神経を圧迫してしまうものです。
目の前がチカチカしたり、頭がズキズキしたりしてしまいます。
吐気や倦怠感を感じる人もいるようです。
頭痛が続いた場合は直ぐに病院を受診することを勧めます。
運動不足は血行不良を招く
運動不足や疲労により血行不良に陥ることがあります。
脳の血行が悪くなり、頭痛を起こしてしまいます。
首の痛みや肩こりも引き起こすことがあり、これらも頭痛につながってしまいます。
妊娠中の頭痛はどうしたら弱まるの?知っておきたい3つの対処法
頭痛を治したいと思った場合、薬を使うことに不安を抱えているかもしれませんね。
そこで、お腹の赤ちゃんへ薬による影響がない、薬を使わない対処法についてお話していきます。
ホルモンバランスの変化や妊娠高圧症候群
これらの原因に対しては、血管拡張を抑える対処方法が効果的です。
安静にして、濡れタオルで頭を冷やすこともおススメ。
逆に温めて血行を促進してしまうと痛みが増す危険もあります。
なので、お風呂は避けシャワーで済ませましょう。
妊娠高圧症候群の場合は食事や入院による治療等が必要な場合があります。
高血圧であると注意を受けていて頭痛のあるママは早めに病院へ行きましょう。
運動不足
運動不足等によって血行不良に陥っている場合は正しい姿勢でストレッチやマッサージをすることで血行を促進する方法が効果的です。
適度な運動や入浴によっても痛みが緩和されます。
ストレッチやマッサージでは肩や首を回すと良いです。
肩や首の筋肉の緊張を取ることで痛みが緩和されることもあります。
貧血
貧血は食生活を改善した上で、鉄分を服用するなどの方法が効果的です。
深呼吸をすることで酸素の不足、疲労を回復する方法も挙げられます。
薬を使う場合
妊娠中は、市販されている頭痛薬の中にも飲めるものがあります。
飲んでも比較的安全とされるものや飲んではいけない鎮痛剤もありますので自己判断で飲むことは避けましょう。
病院へ行きましょう。
病院に行くべき症状
頭痛の中でも緊急性の高いもの・低いものがあります。
症状が長く続く場合、痛みが強すぎる場合、処方された薬を飲んでも効かない場合、急な高熱がでてしまった場合はすぐに病院へ行ってください。
頭痛くらいで病院へ行って良いのかかと不安に思ってしまう人もいるかもしれませんね。
でも、緊急性が高いか低いかは医師でないと判断出来ません。
不安に思う人も痛みの程度や長さ、頭痛以外の症状を伝え受診しましょう。