ドラッグストアの市販クリームは妊娠線予防の代用になりますか?
妊娠すると、赤ちゃんの事も勿論だけど、自分自身にこれから起こる体の変化も気になるのではないでしょうか?
その中の一つが妊娠線のケア。
妊娠線予防のためには、専用の妊娠線クリームが良いようですが、結構高額なんですよね。
そうなると、ドラッグストアなどで売っている市販製品・・・ニベア、ベビーオイル、ワセリンなどで代用したいな~・・・なんて思ったりしませんか?
なんといっても、直ぐに手に入ることと、気軽に買えるお値段が魅力的。
まずはドラッグストアの市販品で妊娠線のケアをしてみようかな、っていう人も多いんじゃないかな。
ところが、実際にメーカーに電話をかけて取材をしてみたところ・・・いずれもドラッグストアで売られている市販品では「予防効果はない」とのことなんです!
以下、詳しく触れていきますので、参考にしてみてくださいね。
ドラッグストアで買える市販品は妊娠線予防クリームの代用になる?
妊娠線は出来てしまったら一生消えないと言われていますね。
では、世のマタニティママさん達はどうやって予防をしているのでしょうか?
薬局で売っている市販の保湿商品を代用してしてみた、という声を時々耳にします。
なかでもよく聞くのが以下の3大代替品です。
・ニベアの青缶
・ジョンソンのベビーオイル
・ユニリーバのヴァセリン
これらはどこのドラッグストアでもスーパーでも売っていますね。
昔からある有名な商品ですし、誰もが知ってるお手頃な保湿ケア商品です。
でもこの市販品で、出来てしまったら一生消えないと言われる妊娠線を本当に予防出来るのでしょうか?
クリームタイプの王様 ニベアの青缶で代用はできる?
ニベアといえば100年の歴史を持つ有名保湿クリームですね。
皆さん、一度は使った事があるのではないでしょうか?
ニベアの青缶は169gで500円程というかなりお手頃価格ですがこのコスパで妊娠線予防が出来たらいいですよね?(チューブタイプも同じ成分)
ニベアクリームの効果は公式ホームページによると
【カサカサしがちなひじ・ひざに。 しっとりうるおってやわらかな肌をめざして。】
と書いてありました。
目指して???
絶対に妊娠線を予防したい私達には何だか頼りない言葉ですが、、、
【しっとりした素肌を保つスキンケアクリーム】と謳っていますので多少は効果があるのかもしれません。
そこで、メーカーさんへ質問してみました。
ニベア スキンケアクリームの成分はこちら
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール
パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料
オイルタイプといえばコレ ジョンソンのベビーオイルは代わりになりますか?
妊娠線予防にオイルも有効だとよく言われていますね。
そして、オイルと言えば赤ちゃんの保湿ケアにも使える市販品、ジョンソンのベビーオイルが有名ではないでしょうか?
このジョンソンベビーオイルもドラッグストアで手軽に買えますよね。
125mlで700円程という価格なので非常にコスパが良いように思えます。
ジョンソンの公式ホームページによると
【肌のうるおいをやさしく守る。 生まれたその日から使えるやさしさのベビーオイル。】
と書いてありました。
また妊娠線については【妊娠線予防にはゆるやかに体重を増加させ、医師の指導に従って適正な体重をキープすれば妊娠線のできる確率は減少します。】とアドバイスしています。
やはり、ベビーオイルは妊娠線予防というよりもやはり赤ちゃん用なんですね。
ベビーオイルで妊娠線予防に取り組んでいる方もいらっしゃるようなのでメーカーさんへ疑問をぶつけてみました。
ジョンソンベビーオイル無香料の成分はこちら
ミネラルオイル、酢酸トコフェロール
ワセリンタイプの万能選手 ユニリーバのヴァセリンで代用!?
ワセリンといえば白色ワセリンやプロペト、サンホワイト、ヴァセリンなどがありますね。
なかでも有名なのは140年前にアメリカで誕生し、世界中で使用されているヴァセリンではないでしょうか?産まれたばかりの赤ちゃんには勿論、第二次世界大戦では戦場での火傷ケアに使われた事も有名です。
よくドラッグストアなどで売られている、ユニリーバのヴァセリン オリジナルピュアスキンジェリーは代用できるでしょうか。
こちらも200gで700円程、大容量でかなりコスパが良いですね。
ユニリーバの公式ホームページには
【木の葉すらみずみずしく保つ。ヴァセリンの保湿力。お肌をやさしく守って、うるおいを逃しません。】
と紹介されていました。
木の葉すらみずみずしく、、??
確かにあのワセリンのベットリツヤツヤした感じだと木の葉さえも潤うかもしれませんね。
でも、妊娠線に対してはどうなのでしょうか?メーカーさんに確認してみました。
ヴァセリンの成分はこちら
ワセリン、酢酸トコフェロール、BHT
市販品ではなく、妊娠線専用クリームを使うメリットとは?
妊娠線を防ぐためのクリームはネット通販が多いのです。
なので、店舗で買うよりひと手間かもしれませんね。
さらに、価格もドラッグストアの市販品より高価です。
それでも専用クリームをオススメする理由はなんでしょう。
それは、妊娠線ができてしまう仕組みと関係がありますので、すこし説明しますね。
妊娠線ができるのは表皮ではない
妊娠線ができてしまう仕組みは、急激にお腹が大きくなることで皮膚が無理に引っ張られるからです。
この時、、皮下組織(皮膚の下の組織)に亀裂ができひび割れてしまいみみずばれの様な赤紫色の線が浮き出てきてしまいます。
早めに予防することで防げるのなら正しくケアしたいですよね。
大事なのは保湿ですが、ただ保湿すればいいわけではないんです。
肌の表面だけをいくら保湿してもそれでは足りません。
表皮の下にある、真皮・皮下組織へのアプローチが大事なんです。
だから、シラノール誘導体やビタミンC誘導体という真皮まで効果がある成分が配合されているものが望ましいのです。
ドラッグストアで手に入らない、妊娠線専用クリームの良いところ
ニベア、ベビーオイル、ワセリン、に直接問い合わせてみて、これらドラッグストアの市販クリームは妊娠線を予防することができない、とわかりました。
手軽にケアできたら家計にも優しくて、楽だったのに残念だな~という気持ちはあります。
でも、少しの手間やお金をかけてでも専用クリームを選びたいのには、いくつかの理由があるんです。
それは、
- 伸びの良さや香りの良さで毎日使うのが楽しくなる。
- 妊娠線に効果がある成分がギュッとつまっているから、あれこれ使わないくても良い。
- 「これ、ほんとうに効いてるのかな」という不安がなくなる。
- 妊娠線予防に効果があるかどうか、口コミで確認できる。
などです。
なんとなく妊娠線予防してます、から抜群の使用感やツボを得た成分で効果的にケアしてみる、にしてはいかがでしょう。
沢山あって選ぶのに困る~という人には実際にクリームを使った記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。