妊娠3ヶ月目で気をつけること
胎児の様子
羊水の中を泳いだり、おしっこをしたり
妊娠2ヶ月まで「胎芽」と呼ばれていた赤ちゃんが、胎児と呼ばれるようになります。
このころになると、ヒトの形になり、三頭身になってきます。
また、へその緒でママとつながって、そこから栄養をもらうようになります。
胎児は羊水の中を動き回るようになる他、肝臓・胃・腎臓が働き出すことで、羊水を飲んで、おしっこをすることが出来るようになります。
妊娠の経過は順調?
10週目になると流産の可能性が低くなります。
また、多胎妊娠の場合、この時期に判明することが多いですね。
多胎妊娠では、二人の赤ちゃんが子宮の中でどのような状態でいるのかがとても重要。
その一つの指標として、膜性診断は、妊試飲12週までには受けるようにしましょう。
妊娠3ヶ月のママの体は?
つわりがピークに
つわりがピークになるが妊娠3ヶ月目。
吐き気が辛い上に、まだまだ体のだるさが続いていることもあります。
11週頃になると、何も食べられなくなる人も多いと思います。
でも、妊娠4か月目になれば、つわりもおさまるので、もう少し!
また、食べたくないのに、無理して食べる必要はありません。
食べられるものだけ食べていれば、赤ちゃんは大丈夫ですから。
頻尿・便秘になりやすい
この時期から、子宮が少しずつ膀胱や腸を圧迫するようになります。
そのため、人によっては便秘がちになったり頻尿に。
また、便秘が酷いと、痔にもなりやすいので注意が必要です。
妊娠3ヶ月のその他の症状
早い人は、少しずつ乳首が黒ずんできます。
また、子宮が大きくなって、子宮の筋肉が引っ張られるために、足の付け根の靭帯が痛む人もいます。
また、胎盤が完成していないので、無理は禁物。
まだ、お腹の大きさは目立ちませんが、お腹の張りや下腹痛には気をつけて下さいね。
日常生活で気をつけること
パパのサポートが、とても大切な時期です!
妊娠3ヶ月目は、つわりなどでストレスがたまりやすい時期。
なので、メンタル面の問題をどう乗り切っていくか?がポイント。
そのためには、パパのサポートが大切です。
ママのつわりを理解して、一部でも良いので、家事を代わってあげましょう。
また、ワガママ言わず、ママの負担を減らす気遣いも。
パパが無意識に、ママの家事を増やしてしまっているケースも多々あります。
それから、ママが辛い時には、話をたくさん聞きいてあげて下さい。
アドバイスをするのではなく、聞き役に徹して、ママの気持が少しでも軽くなるようにして下さいね。
ママは、ストレス解消法を探しましょう
ママは、ストレスを上手に解消することが大切。
友人とおしゃべりしたり、実家のお母さんに話を聞いてもらうことも一つの方法。
また、たまには外出したり、何もしない日を作るのも大切です。
ぬるめのお湯にゆっくりつかると、精神的なストレスが解消しやすく、血流も良くなるのでお勧めです。
妊娠3ヶ月までは、葉酸サプリを摂取することが推奨されています
これは、極めて低い確率ですが、生まれた後の障害が残ったり、流産・死産につながったりする症状。
神経管閉鎖障害は、葉酸サプリの摂取によってリスクを軽減できることが実証されていて、厚生労働省からも、妊娠3ヶ月までは葉酸サプリの摂取を推奨する通知が出されています。
また、葉酸には、高齢出産でリスクが高くなる「妊娠高血圧症候群」の予防効果も指摘されています。
まだ葉酸サプリを飲んでいないママは、葉酸サプリをチェックしておきましょう。