妊娠35週目の赤ちゃんとママの様子は？

徐々に赤ちゃんの胃腸が機能し始めます。

赤ちゃんの脳は、発達を続けています。

しかし、まだ神経系は完全に整っておらず、情報の伝達に必要な物質も十分ではありません。

この時期には皮下脂肪が蓄えら、手足がふっくらしてきます。
妊娠35週目には、白色脂肪の量は体全体の8％にまで増えると言われています。

蓄えられた脂肪は出生後の赤ちゃんの体温を保つのに役立ちます。

肘や膝にくぼみが見えてきました。
また、手首や足首にはくびれの線が現れます。

この時期には通常より500kcal多く食事をとるのが望ましいと言われています。
それは、妊娠後期にママの基礎代謝率が約20％ほど上がるからです。

また、この月に1㎏ほど体重が落ちることも多いですが、ダイエットは厳禁です。

出産時に大量に出血するのに備えて、この時期、ママの血液量が1.5倍増えます。
特に子宮内の血液量は体全体の1/6ほどになります。

ただ、赤血球の量はそこまでは増えないので、血液が薄まり貧血になったりすることも。
しかし、悪いことではなくサラサラの血液になることで、血流がよくなり、赤ちゃんに十分な栄養と酸素を届けることができるようになる良い変化です。

妊娠中の貧血に潜む危険性と対策を総まとめ

日によって食欲や活力のあるなしに差があるかもしれません。

手足や顔のむくみが気になることも増えます。

痛んだり、24時間たっても治まらないむくみがあったときは主治医に相談してくださいね。

妊娠35週目にもなり、もう出産の一歩手前ですね。

この時期、血液量は多くなりますが、膣から出血することはほとんどありません。

もし出血してしまった場合は、切迫早産の可能性もありえるので、すぐに医師に相談しましょう。

切迫早産についてはコチラ